素敵な人は良い教師に、苦手な人は反面教師と捉えて自分の糧にする生き方
明けましておめでとうございます。
Enjin代表の本田幸大(@kohdai_enjin)です。2023年もみなさまのお仕事や健康のお役に立てればと、毎月第1・第3月曜日の8:00に更新をしていきますので、今年もよろしくお願い致します。
新年ということもあり、今年の目標を立てて自己成長に意欲的な人も多いのではないでしょうか?去年できなかったことを成し遂げたい、昨年よりも○%アップを目指して頑張る、理想の将来に向けて力をつけたいなど、自分の成長に意欲的なのはとても良いことだと思います。
一方で1年経って見ると、思った着地点に届かなかったり、途中で諦めてしまったりというのはよく聞く話ですよね。それは人間の脳はラクをして怠惰な生活を送るようにできているので、普通に生きているだけではそうなってしまうものなのです。その状況にならないためには自分自身の鍛錬はもちろん必要ですが、身を置く環境や周りにどんな人がいるのかが非常に重要になってきます。
例えば、クラス全員が東大を目指す進学校に入って同じように勉強していれば不良学校にいるよりも東大に入る確率が高くなりますし、仮に東大には入れなくても一般的に早慶上理やMARCHなどど言われる高い偏差値の大学に入れる実力が身につきやすくなるのは想像できますよね。また一般的に1年間続けられるのは3%の人間しかいないと言われている筋トレも、ボディビルの大会に出る人たちと毎日過ごしていれば続けることは容易になっていくのも理解できますよね。
なのでどんな人間関係を構築するかというのは自己成長にとっても非常に重要なことですが、残念ながら世の中全ての人があなたにとって素敵に感じる人ばかりではないのが現実です。そのため人間関係の問題は0にすることは難しく、どうしても嫌なことや困ることが出てきてしまいますよね。その時に、どのように考えていくのかはとても大切です。
もし、このnoteをお読みの方がいつも人間関係で苦労しているとか、周りに嫌いな人がいて困っているなどありましたら、参考にしてただければと思います。
素敵な人は自分の良き教師にしよう
あなたが一緒にいて素晴らしいな、立派だなと思うひとはどんどん時間を共有して良き教師にしましょう。一緒に居るとミラーニューロン細胞が作用してその人の真似をしたり、似たような行動を取るようになるので段々とその人に近づくようになっていきます。
苦手な人、嫌な人は自分に似ている?
では苦手な人や嫌いの人はどのように考えて付き合えば良いのか。実は苦手な人や嫌だなぁと感じる人は、自分と同じような性格があり、無意識に同じようなタイプの人間に対して嫌悪感を感じてしまっていることがあります。
例えば、会社に苦手な人がいてストレスを感じていたり、気が滅入っていたりする場合、もしかすると、自分自身もその苦手な人に似た傾向があり、そのために、苦手な人に巻き込まれてしまうのかもしれません。
心理的に人は自分と他人を区別すると、嫌悪感が湧きやすくなると言われています。特に自分と同じ問題を共有する相手には同族嫌悪といった強い嫌悪が生じるとされます。(親族間の近親憎悪も同じ精神構造によるものと思われます)
このような嫌悪感は無意識に発生してしまうので、防ぎようがないように感じてしまうのですが、効果的な思考法を知ることで、人間関係で嫌な思いをすることは無くなります。
苦手な人は自分の鏡であり反面教師と捉えよう!
普段から自分が嫌悪して見ないようにしている自分の性格と似たものを他人に見てしまうと、普段の嫌悪がバネのように効いて強い嫌悪が生じる仕組みです。
このことを自覚すると、相手への嫌悪感・否定的な気持ちは和らぎます。嫌悪感は、自分と他人を過剰に区別することによって生じる場合が多いです。そして、嫌な相手はあなたにとって一種の「自分の鏡」であって、そのようなタイプの性格・言動が、他人にどう影響を与えるのかを教えてくれる貴重な「反面教師」だと考えることもできます。
例えば、相手にイライラするなと感じた時は、自分が持っているイライラする部分をその人が出してくれているなと感じることができます。自分はこのような嫌な部分があったんだな!と反面教師として捉えることができます。
その意味で、他人が自分と似た性格を持って、自分の鏡のような存在であることに気づくならば、そうした人間を身近に持つ事は、自分の問題を深く理解し、修正していくための大きな助けになることがわかり、相手への感謝にもつながる可能性が出てきます。また、直ちに自分と似た面があるとは思えなくても、長い人生の中では、自分がいつしかそのようになる可能性もあるかもしれません。
こうして、その人との人間関係は心の持ち方によって、いろいろな意味であなたの利益になることがわかると思います。自分のためになるとわかれば、その人との付き合い方による労苦は価値があるものと考えられて、ストレス・疲労感も和らぐでしょう。
他人を学びと対象と捉えることが自己成長につながります!
一般的に言って、優れた人、劣った人を含めて、様々な人との出会いは自分にとっては、見本となる教師や反面教師との出会いと考えることができます。
しかし、一般に、人は、自他の優劣の差が気になる競争社会の影響かもしれませんが、自分と他人を過剰に区別しすぎる傾向があり、優れた人は見本ではなく、嫉みの対象となり、劣った人は反面教師ではなく、蔑視、嫌悪、迷惑を感じる対象になることが多いと思います。
これは成長のためにはマイナスです。
他人をなるべく教師や反面教師と見て学びの対象と位置づけて人間関係に前向きになることは、自分の成長に役立ち、他人に前向きで寛大な心の働きを培い、人間関係の円滑化に役立つと思います。(さらには、脳科学的に言えば、自分の心身の健康や知性の向上にも役立つとされています。)
全ての人を「教師」と捉え、良き教師・反面教師として成長の糧にしましょう。
最後までお読み頂きありがとうございました。
株式会社Enjin
代表取締役社長 本田幸大
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?