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「知らないこと」が負の要因に!知ることで人生は豊かになる。
いつもお読み頂きありがとうございます。
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さていきなりですが、みなさんは「幸せ」をどのように捉えていますでしょうか?
私たちは人生が豊かに、そして幸せになるために生きているはずです。しかし、幸せにしようとしている人生の中で、なぜか苦しみ続け、歯を食いしばって我慢ばかりしている人や、他人を妬み、怒り、不満を言い続けながら誰かを蹴落とすために一生懸命の人もいます。
「もっと稼ぎたい。」
「もっと有名になりたい。」
「もっとモテたい。」
このような願望を抱く人はとても多いでしょう。
しかし、もっと、もっと、と求めれば求めるほど叶うことができずに苦しんでいる人が多いように感じます。仮に一瞬そこでお金を稼ぐことができたとしても果たしてそれは本当の幸せだと言えるのでしょうか?
私たちは、自分の主観の中の狭い視野で生きていることが多く、より広い世界を知ろうとしていません。
だからこそ生き辛さを抱えてしまうし、苦しさを感じるのではないでしょうか?苦しいと思いながら、苦しむ原因を知ろうとせずに、周りを変えようとして自分の主観的な正しさで生きるようとする。
つまり、自分と向き合うことをせずに誰かのせい、環境のせいにしているから苦しいままなのです。もっと視野を広く持ち、「苦しむ原因を知る」とこれから先、苦しまない選択ができるということです。
▷快楽を求めている間はいつまでも幸せになれない
実は、人間の心身が本当に感知できるのは「苦」という感覚だけであると言われていることを知っていますか?
私たちが快楽を感じる時は、元々あった「苦」が無くなった状態の時に脳が「快」であると認識しているにすぎません。
快楽を求めるというのは逆を言えば苦を常に求めているということになります。この記事では、苦しむ原因を知るための考え方をお伝えしています。
▷苦しんだ先には新たな苦しみしか生まれない
私たちの世界は欲望に支配されているとも言えるでしょう。
例えば、初年度は年収500万は欲しいという欲望からスタートしたとします。苦しい思いをして勉強し、仕事をして1年で年収500万を達成しました。
これで「達成感」を感じることはできますが、それは500万を達成する苦しみから逃れたという「快」の感情で、次はもっと大きな「達成感」が欲しくなるために次は1000万だ!というまた新しい苦しみを自分に課していきます。
これが執着でもあり、人間の欲望のメカニズムなのです。多くの人は苦痛の刺激の中毒になって自分から苦痛を発生させるようになるのです。
つまり、欲望からスタートする目標はその過程の苦しみを達成しても新たな欲望である苦しみが生まれるということです。ここから考えると、今私たちが感じている苦しみの多くは自分の思い通りにしたい!というのが原因です。
▷幸せの本質とは?
苦しむのには、苦しむ原因があるということです。
全ての物事は関係性によって成り立っています。でもそれを知らないがゆえに誤った認識作用が生まれます。この誤った認識により感覚が生まれ、感覚によって欲求、執着が生まれ、苦しみを感じることになります。
では幸せとはどのような状態なのでしょうか。
世の中の浮き沈みに触れても、心の乱れを離れて安穏であること。それが最高の幸せではないでしょうか?
心が乱れる原因とは、思い通りにコントロールしようとすることです。これは自我なのです。自我とは、哲学的に考えると、天地一切のものに対する自分。つまりエゴになります。
客観的に物事をありのままに感じ、エゴを手放した状態が幸せな状態とも言えます。わかりやすく言えば、感情的に反応しないことです。
この考えを知らないことが人生において苦しみ続ける原因になるのです。
つまり、「苦しみは、なんらかの原因・条件によって起こり、その原因・条件がなくなれば、苦しみもなくなる」ということです。
全ての物事の原因を正しく「知る」(認識する)ことで幸せに近づくことができます。逆に知らない、知ろうとしないままで、欲望のまま生きていくといつまでも苦しみから抜け出すことは出来ないのです。
みなさんも幸せでありたいですよね。その為には「苦しまない原因を知る」ことがこれからの人生を健やかに幸せにしていくことにつながっていくと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも読んでくださった方のお役に立てると嬉しいです。
株式会社Enjin
代表取締役社長 本田幸大