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『ウェルビーイング経営』とは。

いつもお読み頂きありがとうございます。週初め、皆さんのお仕事や健康のお役に立てればと毎週月曜日の8:00に更新をしています。

最近では飲食店の営業時間が縮小され、金曜日の晩に飲み歩いて酔っ払っている人もすっかり見かけなくなりましたね。コロナ禍を迎え1年近くが経ち、「朝まで飲み歩くのが幸せ〜!」と言っていた人たちも、夜に飲み屋にいくことを諦め、別の幸せを探しているのではないでしょうか。

有名なラッセルの著書 『幸福論』 では、幸福をもたらすものとしてシゴトを挙げ、その充実度で人生の幸福感が大きく左右されると述べています。また「人生の目的は、シゴトにおいて具現化される」とも書かれており、いまも変わらず私たちにとってシゴトとは、幸せの鍵を握る大切なものだと伝えてくれています。

そんなシゴトについてコロナ禍をきっかけに深く考え直した人や、経営者も多いと思います。私もそのひとりです。私たち経営者は社員のシゴトの時間を預かっている身として、社員を幸せにする責任があります。そのため私たちの会社では、何かを判断する時には「幸せ」を軸に考えて経営判断をしています。

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以前もお伝えしましたが、幸せとは単に「ラクしてお金がもらえる」「自分勝手に何をしてもいい」というわけではありません。私たちの会社では経済健康人間関係の3点がバランス良く豊かであることが幸せと定義しており、その三角形を『幸せトライアングル』と呼びます。

何かを始めるときや、判断する時には「経済力が身につくのか」「健康的に問題がないのか」「人間関係を悪化させるリスクは無いのか」などと幸せトライアングルを基準に議論をしたりもしています。

それがいま注目を集める『WELL-BEING(ウェルビーイング)経営』として、私たちの会社で取り組んでいることでもあります。

▶︎ウェルビーイング経営=社員の幸せ

私たちの企業のみならず、多くの成長中の企業がウェルビーイング経営を実践しています。ミシガン大学が好業績企業の秘訣を調査した研究によると「幸福感を抱く社員は、そうでない人と比べて長期にわたって高いパフォーマンスを上げる」ことが明らかになったそうです。また幸福感の高い社員は将来に対する熱意があり、学習意欲・成長意欲も高いとも書かれています。

つまり社員の幸福感を高める環境を作ることが、結果的に会社の業績アップ・業績安定にも繋がり、更にその利益で社員の幸福感を満たす使い方ができる、という幸せのサイクルが生まれるのです。反対に利益ファーストになり、社員の幸福を後回しにしても会社にとって何もメリットはありません。

私たちの会社には、ウェルビーイング経営の実践事例として、以前紹介した OHANAキッチン の他にもたくさんの制度があります。本日はそのひとつをご紹介したいと思います。

▶︎事例 【週末オハナ】

『週末オハナとは?』
週末のプライベートの時間でも、社員同士が積極的に交流をし親睦を深めてもらうことを目的に、社員が自腹で行うようなイベントを会社から提供する制度です。

具体的には、毎週日曜に、有志の社員がプロジェクトを組み、外部からプロの方をお呼びし、ヨガや瞑想、生花、メイク講座など、社員がプライベートでもより健康的で充実した体験ができるよう、企画から運営までも任せて行っています。

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*写真:「週末オハナ」でヨガを行っているシーン

どうせ週末の朝にヨガ教室に通うなら、どうせ瞑想講座に行ってみるのなら、気心が知れている仲間たちと同じ時間に同じ体験を共有した方が、有意義なものになると思いませんか。講座を受けた後は、せっかくだからみんなで少しお話をしましょうと、簡単な軽食を用意し、ティーパーティー的な、その日の感想や気づきなどを話し合う時間を設けています。

休日ですから、この日ばかりは仕事や業務の話はNG。よりお互いを知り、リラックスした状態で過ごせるための大切な時間としています。

参加しているメンバーには新卒社員や女性社員が多く、様々な趣味や経験をしたいと好奇心あふれる社員が多いようにも感じています。
若いうちから多くの価値観や文化にどんどん触れることで、人としての幅が広い社員が増えていくことを願っていますので、これからも新しい企画をして多くの体験をしてもらいたいですね。

▶︎さいごに

はじめは社員の幸福を一番に願い、ウェルビーイング経営を実践してきました。それが結果的にコロナ禍でも大きな影響を受けず、クライアント様に恵まれ、業績も順調に伸びています。

私たちのミッションは
「社会の役に立つ立派な人間を一人でも多く輩出すること」です。

自分たちが幸せになることがゴールではありません。だから、私たちが実践してみて良かったことはどんどん皆さんにもお伝えしていきたいと思っています。そしてこの度、有難いことに出版のお話を頂きましたので、先程の「週末オハナ」など、私たちが実践してきたウェルビーイング経営について、背景やその事例などをひとつの本にまとめました。

より多くの方が幸せな人生を送るために、またその環境を提供する会社が1社でも多くなることが私にとっても幸せなことであります。もし宜しければ、こちらの本に書かれたノウハウを参考にご活用頂ければと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
少しでも読んでくださった方にお役に立てると嬉しいです。

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