『ギバー』が知っている3つの心とは!?
いつもお読み頂きありがとうございます。皆さんのお仕事や健康のお役に立てればと、2021年4月より毎月1日、15日の8:00に更新をしています。
新たな期を迎え、2週間が経ちました。みなさんはもう今の環境には慣れましたでしょうか?新しい会社、新しい部署、新しいチームと、環境の変化に戸惑っている方も多いと思います。
そこで今回は「この先、会社の人と良い人間関係を築けるかな?」「上司と上手く付き合っていけるかな?」と、人付き合いについて不安を抱き始めた方に向けて、良好な人間関係を築くために大切なことをお話したいと思います。
▶︎まず与える人=「ギバー」になる
結論からお伝えします。
良好な人間関係を築くためには、
まず自分から「与える人」=「ギバー」になることです。
以前のnoteでも書かせて頂きましたが、
世の中には「ギバー」「マッチャー」「テイカー」の3つのタイプが存在しており、豊かな生活を送っているトップ層は「ギバー」、つまり"人に惜しみなく与えることができる人"だと、組織心理学者のアダム・グラントは述べています。
豊かな生活を目指すためにギバーでいるのはもちろんですが、良好な人間関係を築くためにもギバーでいる必要があります。なぜなら、あなたがギバーであれば、周りの人々があなたを助けてくれるからです。
例えば、想像をしてみてください。
自分の事ばかり考えている人と、誰かのために協力しようとしている人、あなたはどちらに協力したくなるでしょうか?
答えは当然、後者だと思います。
心理学では、人は他人から何らかの施しを受けた場合に、お返しをしなければならないという感情を抱く心理を『返報性の原理』と言います。つまり、与えれば与えるほど、周りから施しを得ることができるのです。そうなればお互い良い気持ちになり、自然と良い人間関係を築けるので、まずは自分から与えてみることをおすすめします。
▶︎ギバーが気をつけるべきポイント
あなたがギバーでいるために、
気をつけるべきポイントが3つあります。
①見返りを求めない
ギバーとは「惜しみなく与える人」の事で、何かの見返りを前提に与えようとする人はギバーではありません。見返りを求めずに相手のためになることを実践しましょう。
また、卑しい気持ちを元に起こす行動は、やがて相手に見抜かれてしまいます。そうなれば当然、良好な関係を築くことは出来なくなりますよね。
②自己犠牲をしてはいけない
長く良好な人間関係を築くためには、継続して与え続ける事が重要です。そのため、自分のできる範囲を超えたギブでは与え続ける事が出来ないので、関係も続きません。
小さなことからでも良いので、自分の出来る範囲のことを継続して与える習慣をつけましょう。
③テイカーには近づかない
あなたがギブをした相手がテイカーの場合、あなたはただ搾取されてしまい、結果的に不幸を招きます。例えあなたがギブをしても、搾取されるようであればその人はテイカーになります。
実は、一番貧しい生活を送っているのも「ギバー」であり、豊かなギバーとの違いは、テイカーが周りにいて搾取をされているという事です。
自分が与えようとしているのがテイカーかどうかを正しく見極めて、ギバーと良好な関係を築くようにしましょう。
▶︎ギバーは『愛』・『恩』・『感謝』を知っている
身の回りの人が、ギバーかどうかを見極めるには、ギバーが知っている3つの心を理解しておく必要があります。
それは「愛」「恩」「感謝」です。
・愛:人を想いやり、慈しむ心
・恩:誰かにしてもらった事に対して報いる心
・感謝:今ある恵みに対して、有難いと感じる心
愛が欠けている人は、当然誰かに与えようと思いませんし、恩や感謝を忘れている人にギバーという言葉は無縁です。
今まであなたの身の回りにいた「ギバー」を思い出してみてください。「愛」「恩」「感謝」を元に行動していませんでしたか?
あなたが「愛」「恩」「感謝」を知っている人に対して行ったギブは、必ずあなたにとっても良い方向に転じていたはずです。これらを自分に対しても当てはめてみて、まずは自分の行動が「愛」「恩」「感謝」を元にしているのかを振り返ってみましょう。
そして周りの人に対して与えられることがないかを考え、実践して、自ら心地の良い環境を作っていきましょう!
最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも読んでくださった方のお役に立てると嬉しいです。
本田幸大