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「目先のお得感を優先すると見えない損をする、お金の使い方の話」

いつもお読み頂きありがとうございます。Enjin代表の本田(@kohdai_enjin)です。みなさまのお仕事や健康のお役に立てればと、毎月第1・第3月曜日の8:00に更新をしています。

最近のマーケットでは、「いかにお得感を出すか?」という戦略を見かけます。特にネット販売や飲食店、スマホアプリなどでは、クーポンでお得感を出して購入してもらうのはよくある手法です。なので、みなさんも一度はクーポンを利用したことがあるのではないでしょうか?

確かにクーポンを使うと安くなったり、おまけが付いてきたりと目先ではお得な感じがします。でも実は得をしているようで、目に見えない損をしているケースがあります。私自身は、目には見えない「運の管理」にいつも気をつけているので、結果的に大きく損をする行動はなるべく避けて生活をしています。

ではなぜ、目先のお得感を選択してしまうと損をしてしまうのか?その理由と、私なりの考え方をこれからお伝えします。

▷「クーポンおじさん」に出会ったときの話

人生の中で、クーポンを使うことが目的になっている人がたまにいます。いわゆる「クーポンおじさん」です。(おじさんとは限りませんが...笑)

そんな「クーポンおじさん」に私が出会った時のお話です。

先日とある鉄板焼きのお店に行きました。そのお店はお好み焼きが〆で出てくる鉄板焼き屋なのですが、あくまでもコースを頼んでその最後にお好み焼きを食べるというのが、そのお店の常識です。もちろんお好み焼きはとても美味しいのですが、私たちの隣に座ったお客さんが、クーポンを使ってそのお好み焼きとお水だけを堂々と注文して、2千円だけ払って食べて帰っていきました。

このようにコースがメインのお店で、その中の一品だけをクーポンを使って食べる人がたまにいます。

▷クーポンを使うことで目先は得をする

鉄板焼きのお店は、本当だったらコースで2万円、3万円を払わないといけない客単価のお店です。しかし、私が遭遇したクーポンおじさんは私たちよりも圧倒的に安く、自分が食べたいものだけを食べて帰ることができました。

これは目先のメリットではあるのですが、私はこの考え方こそが運を下げてしまう大きなデメリットだと感じました。

▷目先のお得感を優先するデメリット

クーポンを使えば欲しいものだけを安く食べることは、この客から見た時にはお得ですよね。しかし、お店側から見たらどうでしょうか。

2万円、3万円が客単価のお店です。当然、ほとんどの人がその客単価で食事を楽しみます。なので、お店側もそのような想定をした仕入れをし、サービスもしますよね。そんな所に自分の欲望を満たすだけの、単価2千円のお客。

この人はお店側に歓迎されるでしょうか...?

例えばファストフード店のように、サービスや立地・内装が料金とはあまり関係のないところでクーポン使うとかはまだいいかなと思います。でもこの場合は違います。サービスや場所の雰囲気なども込みで経営している飲食店です。そこで安く済ませようとする人は当然歓迎はされません。となると本人は、「歓迎されない」というネガティブな雰囲気を受け取ってしまうことになります。それこそが運気を下げる原因です。

また、このようなことを周りに言ったりとか、自慢げに言ったりとかする人がいます。知り合いに見られてしまう場合もあります。その時には、「ケチ」とか「せこい人」と思われるリスクもでしょう。

仮にケチな人という印象がつくと、その人には良い情報が入って来ませんし、良い人間関係構築するのに私はマイナスだと思っています。これはかなり大きなデメリットです。

▷自分ごとではなく相手のことを考えること

自分の目先のお得感ばかり考えている人は、視野の狭い、メリット・デメリットで物事を考えています。自分がいま得をできるかどうか?という視点です。そうではなく、まずは相手に与える側にいることです。今回の場合は、お店のことを考えること。コースがメインでこれくらいの金額であれば、クーポン使って忙しい時間帯に行くのは歓迎されないだろう。と相手を気遣えるかどうかです。

飲食店であれば、そのお店の客単価以上に払えるお店に行ってあげた方がいいです。高いお店に行くのを勧めているのではなく、皆さんが喜んでもらえる環境設定をすることが大事です。

環境設定とは背伸びするのでもありません。例えば5千円を使うのなら、客単価5千円のところに行くのではなく、3千円のところに行って、そこで5千円使って上げるとお店の人は喜んでくれます。それが積み重なっていけば、〇〇さんはいつもたくさん使ってくれて良いお客様だなとなりますよね。

つまり、相手が喜ぶことは何かを考えて行動することが大切です。
それこそがギバーだと私は思います。(下記、参照記事)

目先のお得感ばかりを追うのではなく、相手を気遣い、与える側の人間になっていきたいですよね。それは自分がお客さんの立場になった時でもこのような形で与えることができます。

皆さんもぜひ歓迎される生き方を選んでみてはいかがですか?

最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも読んでくださった方のお役に立てると嬉しいです。

株式会社Enjin
代表取締役社長 本田幸大

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