人のために才能を使う「職業のすゝめ」
いつもお読み頂きありがとうございます。
週初め、皆さんのお仕事の参考になればと
月曜日8:00に更新をしています。
最近こんな記事を読みましたので、
今日は「職業」について書こうと思います。
予想外のコロナ禍に大変な思いをしている就活生が多いようです。学生に限らず、「この時期に自分の職業について考え直した」という方も多いのではないでしょうか。
私のところにこんな質問がよく来ます。
「どの職業につけば幸せになれますか...?」
職業選びは人生の中でも大きな選択のひとつですよね。
私なりの考えを書いてみましたので、お読み頂けたらと思います。
▶︎大多数が勘違いしている「職業」の意味
質問の回答を急ぐ前にまず、
「職業とは何か」を整理したいと思います。
皆さんは、職業と収入源の違いを理解していますか?
ここでは私がおすすめする職業についての考え方を紹介します。
■職業 ⇨ 社会に機能を与えている仕事
■収入源 ⇨ 主に収入を得ている仕事
より具体的に以下の例を出しながら説明したいと思います。
①Aさん(30代女性)
彼女は丸の内の大企業で働くOL。
そこそこの給料をもらい、都内の1LDKで暮らす。
勤務時間ピッタリに出社し、定時にすぐ帰宅。
言われた業務以上に働くことはせず、
よく後輩社員や上司の愚痴ばかりを吐いている。
趣味は話題のネット動画を見ること。
②Bさん(20代男性)
普段、飲食店のアルバイトで生計を立てながら
都内の小さなアパートで一人暮らしをしている。
そんな彼の夢は「M-1王者」。
今はお笑い芸人としての収入はごくわずかだが、
劇場に毎回見にくるコアなファンもおり、観に来る人を笑顔にしている。
③Cさん(50代男性)
彼は、世界的に有名な映画監督。
若い頃から映画監督としての才能があり、
本人もやりがいを感じている。
彼の作品は人々を感動させ、根強い人気を誇る。
もちろん収入に関して申し分なく、豊かな生活を送っている。
・3人の職業と収入源をまとめると以下の通りです
<Aさん>
収入源:「OL」
職業 :「無職」
<Bさん>
収入源:「アルバイト」
職業 :「お笑い芸人」
<Cさん>
収入源:「映画監督」
職業 :「映画監督」
▶︎職業と収入源が一致している幸せ
「3人の中で最も充実している生き方は?」と
聞かれると多くの人がCさんと答えると思います。
なぜなら、職業と収入源が一致しているからです。
Aさんの場合、
OLの仕事でそこそこの収入を得ているも収入以上の機能は何ひとつ提供できていないため、職業は無職になります。これでは幸せとは言えないですよね。
またBさんの場合は、人を笑わせるという機能を提供しているも、それだけでは生活することが出来ない状況です。
職業と収入源があまりにもかけ離れていると、なかなか苦しいものです。
もしBさんの収入源が「お笑い芸人」になれば、Cさんのように職業と収入源が一致し、充実した人生と言えるでしょう。
▶︎職業選びのポイントは「才能×マーケット」
職業と収入源を一致させるには
「才能がありマーケット性のある職業」を選ぶことです。
どんな人にも中央値よりも上の才能があります。
・面白い人
・お金を稼げる人
・歌が上手い人
・運動が得意な人
・美男美女 など
これを才能をマーケットと掛け合わせると
・面白い人 →「コメディアン」
・お金を稼げる人 →「ビジネスマン」
・歌が上手い人 →「アーティスト」
・運動が得意な人 →「アスリート」
・美男美女 →「モデル」
となります。
多くの人が求めている市場で
自分の才能を発揮できれば、
社会に機能を与えることができ
結果的に収入源としても成立するでしょう。
▶︎ギバーでいる事が幸せと影響力を増大させる
ギバー(与える人)でいることの大切さは日頃から社員にも伝え、私自身も心がけています。
幸せホルモンと呼ばれる「オキシトシン」は人助けをしたり、良いことをしたりなど利他心を持った時に分泌されるという研究結果があります。
つまり才能を人のために使うことが幸せホルモンの分泌につながるのです。
さらに影響力をつければより多くの人に与えることができます。
そのためには人との協力関係が必要不可欠です。
人間はマンモスの時代からチームとして生きています。
自分ひとりの力の範囲はたかが知れていますが、仲間と力を合わせて協力することで、大きな力を発揮できます。
当然ですが、自分のことばかり考えていると
周りの人は自分に協力してくれません。
せっかく才能を持っていても
それは自分だけの範囲に止まり結果的に幸せを逃してしまいます。
だからこそ、ギバーとして生き、
より良い人間関係を築くことが大切になってくるのです。
最後になりましたが、
マーケット性のある才能を人のために使うことが
幸せな職業選びと言えるのでは無いでしょうか。
皆さんにはどんな才能がありますか?
その才能に気づけたら、ぜひ周りの人のために使ってみてください。
最後までお読み頂きありがとうございます。
少しでも読んで頂いた方のお役に立てれば嬉しいです。
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