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『GRIT!』 "我慢"ではなく、"忍耐"をして正しく成長する。
いつもお読み頂きありがとうございます。週初め、皆さんのお仕事や健康のお役に立てればと毎週月曜日の8:00に更新をしています。
今日から3月ですが、期の最後を気持ち良く締めくくることはできそうでしょうか。4月から環境が変わる人、引き続き同じ環境で過ごす人、さまざまだと思いますが、日本では3月が年の締めくくりとなるので、一旦区切りがつく人がほとんどだと思います。
「あと1ヶ月頑張るぞ!」と意気込んでいる人も多いと思いますので、今日はやり抜くことの重要性について書きたいと思います。
▶︎成功には『GRIT』が欠かせない!
皆さんは『GRIT』という言葉をご存知でしょうか?
私たちの会社では数年前から「月末GRITしようぜ!」「あともう少し、GRITだ!!」と現在公用語になっている言葉です。
*参照:『やり抜く力 GRIT』
元々はアメリカの心理学者である、アンジェラ・ダックワース教授が、さまざまな分野で多大な成果を上げた「成功者に共通する力」として用いた言葉で、以下の4つの言葉から作られた造語です。日本語では「やり抜く力」と訳されます。
Guts(ガッツ):困難や逆境に立ち向かう「度胸」
Resilience:あきらめずに続ける「粘り強さ」
Initiative:率先して物事に取り組む「自発性」
Tenacity:最後まで物事に集中し続ける「執念」
GRITは才能やセンスとは違い、後から誰でも身につけられるスキルで、どの分野で活躍するにしても必要不可欠です。世界的にその分野で成功をおさめた、マイケル・ジョーダン、スティーブ・ジョブズもこの力を身につけていたそうです。
▶︎GRITできる人が最終的に成長する
私はこれまでたくさんの人を見てきて、この世界は才能ばかりがものを言う世界ではないと思っています。私たちの会社や身の回りの人たちの中で、格別優れた才能がある人というよりも、GRITできる人の方が高い成績を上げ、信頼されているという印象を持っています。
例えばある会社で、アメリカ支社立ち上げに、以下の2名の候補が上がったとします。他の能力が同じであれば、どちらにこの仕事を任せたいと思いますか?
①帰国子女で英語がペラペラ。だが言い訳が多く、困難な事があるとすぐに諦めてしまう。
②英語は全く話せない。だがどんな難しいことがあってもできる方法を考え、ヘコたれない。
最初の段階では、英語を話せるという点で①の方が有利かもしれません。しかし、長期的に見ると②の方が、結果を残すことは想像できますよね。どんな目標にも困難や予想外はつきものです。そうした時にGRITできる人が、結果的に成果を残す事ができるでしょう。
今期で言えば残り1ヶ月ですが、長期的に見るとまだまだ先はあります。これを機にGRITできる人間として、まずこの1ヶ月やり切ってみてはいかがでしょうか?
▶︎我慢と忍耐の違い
ここまでGRITというと、我慢をするとか無理をするという印象を受けた人もいるかと思います。しかしそれは少し違います。
ここからはよく間違いやすい『我慢』と『忍耐』についてお話したいと思います。
「忍耐」= 正しいことにGRITすること
「我慢」= 正しくないことをすること
"忍耐"を続けると成長します。
しかし、"我慢"をすると不幸になります。
正しいことに対して努力ができているかどうかで、その結末は大きく変わります。間違いやすく、注意しなければならないのは、やりたい・したくないといった感情で判断しないほうが良いという点です。
若い頃は、自分の一時的な感情の「やりたいこと」を優先してしまいがちで、「本当に正しいこと」かまでは意識しない人の方が多いと思います。
正しいことかどうか迷った時はあなたの幸せ・成長を心から願ってくれている人に確かめてみるのをおすすめします。
また他の判断材料として、「怒り」「妬み」の感情を元にする努力は我慢に繋がります。例えば、「同郷の友達は高級車を買ったらしい。今に見とけよ。」「インスタで見る同級生のあの子は高級ホテルに、エルメスのバッグ!悔しい。」
と、悔しさや渇きを満たすために努力をし続けても、幸せになれないことは皆さんも想像がつくと思います。いくら頑張って努力をしても結果、不幸になるのは非常にもったいないですよね。
忍耐とは「冷静でいること」が求められます。
感情に左右されず、常に何が正しいのかを考え、自分に問い続けることが大切です。正しい動機のもとに我慢ではなく、忍耐をすれば幸せになることができます。
私たちは『正しいことにGRITできる人間』でいたいですよね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
少しでも読んでくださった方のお役に立てると嬉しいです。