冬の北海道ドライブ 最北端に到達、からのとんぼ返りです
更新の間があいてしまいました…
プレイステーション5のゲーム「FINAL FANTASY VII REBIRTH」プレイしていた為です。
ストーリーがクリアできたので、記事執筆再開します!
2日目の続きです。これまで国道232号線を走ってきましたが、オロロンラインは天塩町の中心部から外れて道道106号線へと変わります。
オロロンラインのクライマックス
天塩川の河口をわたり遠くには風車の列が見えます。
オトンルイ風力発電所です。
はじめてみた時はその規模に圧倒されました。
昨年は風車の影が車を追いかけられながらの走行は印象的でしたね。
天塩川河口から稚内まで、ほぼ集落、人家はありません。
南の方向は晴れ間も見えますが、北や日本海は曇天で、利尻島を望むのは難しそうです。
3年連続の走行で少し慣れてきたこともあり、感動は徐々に薄れてきているかもしれません。
ですがこの最果て感を求めてやってきました。無心に車を走らせるのでした。
旅の計画段階で稚内に宿泊する選択肢もありましたが、次回はそうすることにします。きっと違った風景をみることができるでしょう。
稚内に近づくと、宗谷丘陵の影響で少し登り下りが出てきます。
少し寄り道をします。宗谷本線の抜海駅です。
最北の無人駅で、名前にも最果て感があり2度目の訪問です。
実はこの駅も廃止が決まっています。
待合室には一人乗客がいました。あとホームのから話し声がするので見てみると作業員の方二人がいて作業をしていました。
邪魔をしてはいけないと思ったのですが、声をかけてもらい作業員さんの詰め所に案内をしてもらいました。
やりたい作業があるのですが、先日雪が多くて列車の運行していない時間中に作業ができなかったそうです。運行中はたとえ来ないと分かっていても作業をしてはいけないそうで。
昔抜海駅が栄えていた頃の鉄道施設の話や、近々テレビが取材に来ること、あと作業員さんの身の上話(笑)など、20分くらいお話しました。
地元の方とここまで話をしたことはなかったかも知れません。とても良い体験となりました。
ほどなくして名寄方面の列車が来て、乗客1名は乗り込んで行きました。
作業員さんに別れを告げて稚内市街地を目指します。
オロロンラインから宗谷岬へ
ほどなくして日本海とはお別れ。南稚内駅の近くから国道40号線に合流し、宗谷湾を左に見ながら国道238号線を進み、宗谷岬へ向かいます。
2年前に宗谷岬に訪れた時なのですが、結構雪が降っていたのと、コロナが完全に終息したわけでもないので、観光客は全くいませんでした。
そんななか駐車場で車から出ると、ワンボックスに乗っていた方から、アンケートに答えてほしいと声をかけられました。
北海道の職員の方で、宗谷岬に訪れる観光客のサンプリングをしていたそうです。
その日に果たして何人の人に回答してもらえたのだろうか、と心配になりながら…
今年は天気も落ち着いていて、観光客はそれなりにいました。
で、驚いたのは宗谷岬からサハリンが見えるんですね。知りませんでした。
割とはっきり見えたのと、それほど遠くないように感じました。ロシアは目と鼻の先なのですね。
宗谷岬のモニュメントもばっちり写真に納めて、いよいよオホーツク海沿岸を走ります。
オホーツクラインも爽快
さて折り返しとなるわけですが、目的地は興部町にあるホテル日の出岬です。温泉があって日帰り入浴ができます。
宗谷岬からホテル日の出岬までは約150km。その先紋別市までの国道238号、239号線を「オホーツクライン」と呼ぶらしいのですが、色々地図等を見ていてもその名前は出てきませんでした。
むしろGoogleMapには「オホーツクホタテロード」と記載されています。
今はそう呼ばないのかも知れませんが、この記事の中では引き続きオホーツクラインとさせていただきます。
そろそろ昼食を取りたいので、猿払村の道の駅に寄って「ホタテフライ丼」を食べました。(実際はホテルの食堂)
猿払村はホタテの取れ高が多いそうです。
味はというと確かに美味しいのですが、味がホタテなのかがよくわかりませんでした。何も言われずに食べたらホタテかわからなかったかも知れません。
美味しかったのは間違いないです!
腹ごしらえを終えて引き続き南へを向かいます。
猿払村といえばライダーは必ず訪れるであろう通称「エサヌカ線」という道があります。牧草地の真ん中を走る一直線の道で、まだ走ったことがありません。
冬場は除雪がされておらず通ることはできません。国道からエサヌカ線への看板があるのですが、エサヌカ線のスタート地点は雪が山盛りになっていました。
そして同じことを考えている車が何台もあるのが、Uターンの跡がありました。
諦めて国道に戻ります。
2年前のドライブでは、浜頓別町から内陸に向かいましたが、引き続きオホーツクライン沿いを走ります。
オロロンラインよりもアップダウンが少し多い印象ですが、同じく走りやすいです。
あと、雪が少ないかな?
このドライブで唯一、車から降りてしっかりと施設を利用する寄り道となります。オホーツク温泉です。
露天風呂からはオホーツク海が見渡せます。
ただし立ち寄り湯は12時からの営業なので、朝日を見ての温泉は宿泊者だけが楽しめるようです。
大きなホテルなので施設は充実しており、旅行の中継点として利用できそうです。
温泉のあとは旭川のホテルに戻るだけとなりました。
カーシェアなので、距離料金がかかります。高速を使わず、かつ最短距離で帰ることにしました。
現在地の雄武(おうむ)町から旭川までのルートは以下のようになります。
名寄経由より距離が10km弱短く、時間は10分余分にかかるという見立てです。
国道239号線を走って、西興部(おこっぺ)村に入ったのですが、オレンジ色に塗装されている建物がいくつもありました。公共の施設は全て統一しているのでしょうか?
さらに進んで下川町からは国道をはずれ、道道101号線に入ります。
途中に岩尾内湖というダム湖がありました。
いい景色だったのですが、この道道に入ってからほとんど車とすれ違いませんでした。先に進んで分かったのですが、結構カーブが多く走りやすい道、とは言えませんでした。
雪深かったので時間も余計に掛かったかも知れません。
まあ急ぐ必要はなかったので安全運転で。
旭川に近づくにつれて車の数も増えてきたのですが、道路の様子が変わってきて、あ、これは滑りやすくなるぞ、と気持ちを引き締めました。
市街地に入ると、路面に氷が張り付いてしかもデコボコになっていて、非常に独特な運転感覚になります。もう滑る前提での走行です。制動が不安定な車を何台も見ましたし、私の車も何度かフラフラになりました。
今回含めて3年連続の冬の北海道ドライブで一番運転でヒヤヒヤしたのは間違いなく旭川市街の走行です。他の車とぶつかってしまうのではないかと心配になりました。
細心の注意を払いながら運転し、無事に車を返すことができました。
時間は18時前くらいだったと思います。
夕食は偶然「らーめん山頭火」の本店を見つけたので入りました。
これで北海道でのドライブは終わりです。
次回は最終日3日目の記事になります。