宅録の宿敵、「部屋なり」の対策方法

宅録の宿敵、
「環境音(ノイズ)」
「部屋なり」
「音量管理」

だと私は思ってるんですけど、比較的に対策しやすいのが「音量管理」「部屋なり」なんですよ。

今回は部屋なりを完全攻略していきます。

1.そもそも部屋なりって入ってるとなにがまずいの?

(ここは別にとばしてもらっても大丈夫です!知りたい!って方だけ読んでみてください。)
実は最近は優秀なノイズ除去プラグインも増えてすごーくすごーく綺麗に部屋なりを取ってくれるプラグインやソフトも増えてきているんです。
技術の進歩って凄いですね。ほんの数年前だったらお手上げ〜だったのに。今後どうなっていくのか楽しみではあります。

が、残念なことにそう簡単にはうまく行きません。
部屋なりと言っても私は2つに問題点を分けています。
ひとつは反響音そのものがMIXの邪魔になってしまうこと。
これに関しては先程述べたプラグインである程度解決できます。(もちろん全て対応できる訳ではないです。部屋なりの仕方によっては完全に消すことは出来ないこともあります。)

2つ目、これが厄介なんです。
ボーカルの音が変化してしまう。
これなんです。部屋なりが入ってるボーカルというのは部屋なりしているボーカルの音になってしまうです。
こればっかりはEQでどうこうとかコンプでどうこう、ノイズ除去でーとかは難しいです。(EQで何となく誤魔化すことは出来るけど、完全には無理)
これが部屋鳴り対策をする一番の理由だと個人的に思ってます。


2.自分の環境にそもそも部屋鳴り対策は必要なのか?

ここで迷ってる方も多い方思われます。
断言します。
宅録の場合100%したほうがいいです。

家具や布製品で多少マシにはなっているのですがそれでも普通のお家だと全然反響します。

もうこれに関してはしなくていいよという場合は皆無なので迷わず部屋なり対策はしましょう。

3.じゃあ、一体部屋なり対策ってなにすればいいの?(本題)

実はそこまで本格的にしなくても少し工夫するだけで改善される場合もあります。
対策が簡単なものから順に紹介していきます。

Level.1
マイクと壁との間に毛布か何かを吊るしておく。

文字にすると、
ボーカル→マイク→布→壁
みたいな感じです。
これをするだけでも結構違います。
できるだけ厚めの布を使ってみてください。
これ理由としては一番反射が起こりやすいのがマイク立ててるその後ろの壁なんです。
なのでマイクと壁の間に布を吊るして置くだけでマシになります。(薄いと吸音効果が弱いです。)
使わない布とかなら壁にそのまま画鋲で貼り付けたっていいです。死ぬほど見栄えは悪いですが…


Level.2
マイクの後ろ側の壁に吸音材を貼り付ける。

急に難易度上がってない?!
と思われるかもしれませんが、これがまたどうして、そんなに難しくもなくめっちゃお金がかかる訳でもないのです。

買う吸音材ですがAmazonとかで売ってる縦横30ch、厚さ5chくらいあるものをとりあえず買います。値段帯は大体3000円〜5000円で買えます。しかも大体12枚入とかいっぱい着いてきます。最初は12枚入とかでいいです。

「でも私の家賃貸だから…」
ご安心ください。賃貸でもまっっったく問題なく使える方法があります。
まずウレタンフォームに最適な専用の両面テープとその両面テープより幅が広めのマスキングテープを買います。(普通の両面テープとかだと剥がれちゃうのでウレタンフォームに使えるものを買ってください。)

さぁまず吸音材が届いたら大体圧縮されて届きます。
お風呂場に行き水を貯めて圧縮された吸音材をぶち込みます。
すると一気に元に戻るので1~2時間ほどまてば元通りです。(自然に戻すとなんか薄っぺらのままになるので出来れば水で戻してください。)
乾かした後にまず吸音材の裏に両面テープを貼り付けます。付け方は何でもいいです。私は端から1cmくらい離して付けて最後に真ん中を通るように斜めに貼ります。
その後にマスキングテープの接着面じゃない方を吸音材に着いている両面テープに付けます!
これでマスキングテープで壁についてる事になるのでいつでも剥せるし壁も傷つけません。
ただこのやり方は吸音材が落っこちてきやすいので画鋲がさせる場合は画鋲で止めた方が楽かもしれないです。
私はテープで止めてその上から画鋲で止めてます。
(もちろん全体じゃなくてもいい、自分より少し幅広く吸音材が貼られていれば十分です。高さは自分の身長より吸音材1枚分くらいの高さくらいまで貼れてればいいです。)


Level.3
少しずつ吸音材を買い足して部屋の吸音性能を上げていく。

ここまで来た方はいまマイクの後ろ側だけ吸音材がついてる状態だと思います。(正直Level2にするだけでもかなり変わります。)

さて、少しずつ買い足して貼る時のコツですが、なるべく全体的に配置していくことをオススメします。
まずマイクのすぐ後ろの壁はいま吸音されていますが後ろや横の壁はされていない状態になっているのでとにかく全体的に(例えば12入りを買って左右で8枚、後ろの壁に4枚とか)貼っていき、これをくり返していれば部屋の反響はかなり少なくなります!


Level.4
値段帯を一気に上げていい吸音材を導入する。

ここでポイントなのが一気に値段帯を上げることです。
正直Level3で満足してもまっっったく問題ないのですが、やっぱり吸音材の質を求めるならいい物を買った方がいいです。
私が試したものだとAURALEXの吸音材(縦横60cmの厚さ5cm 価格は約4万5千円)を買いました。
もちろん私は数値を出してここまで違います!とかは言えませんが、正直めちゃくちゃ吸音性能の差があってビックリしました。
正直お金に余裕があるのであれば最初からこれを買うことをおすすめします。
それくらい違いました。
さて、もし高級吸音材を導入したらどこに配置すべきか、勘のいい人ならもうお察しかもしれませんが、マイクの後ろ側壁です!安い吸音材は剥がして別の場所に使いましょう!


さて、思ったより長くなりましたね…ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。
もっと纏められればいいんですが、国語能力低すぎてだめですね…

正直Level4までいかなくてもLevel2の段階でも、かなり変わってくるのでぜひ試して見てください!

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最後まで読んでいただきありがとうございました🙇‍♀️
また次の記事で会いましょう!

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