一橋数学の攻略
暇だったので30年分の一橋数学を解いた。(後期を除く)
想像以上に良問が多く、やりごたえのある問題ばかりだったため、多くの受験生に勧めたい。
時間のない受験生はMasaki Koga氏の解説動画を見ることを勧める。まずは自分の志望校の過去問を解くことが先決である。
一橋大学を受験するに当たって私が思ったことを綴る。
・整数、確率は易化難化の差が激しい
整数問題は大問1、確率は大問5に多い傾向がある。どちらも他分野と関連しての出題が多く見られ、特に整数問題は複素数と絡ませたり、数列と絡ませたりなど、他分野の知識を確認するような問題を作っていることから、他分野と絡んだ時は基礎的な知識だけで十分解答可能な易問が多いと感じた。
2021年で出題された
1000以下の素数は250以下であることを示せ。
など、定石からははずれた、初めて見るような問題には初見では対応しづらい。特にこの問題は見た目が小学生でも出来そうな簡単な問題に見えるため、問題の見極めが肝心となる。
・微積分分野は易問が多い
易問と言っているが相対的な話である。ただし、定石から大きく外れた問題は出ていなかったため、微積分の問題は確実に取っておきたい。
・全部の大問が同じ難易度であることが多い
この大問は明らかに捨て問、というのはなく、全ての大問に手がつけられそうに見える。よって、実力の差がはっきりと出る試験という印象を受ける。学部によって差はあると思うが、3完2半を目処に演習するのが良いだろう。私もかなり間違えた。
・自由度の高い図形問題は座標系が便利
一橋の場合、下手に三角比や幾何を使うと記述がめんどくさいと感じる問題が多いと感じた。もちろん条件に合わせて解法選択は大事だが、座標を使うと便利である。
・解と係数の関係が大好き
単元構わずいろんなところで使うので、方程式、関数が出てきたら疑おう。整数問題、グラフの解では特に盲点になりやすい。
例えばだが、p+qの値を出したら、必ずpqの値を出す。こうした意識付けが重要になる。
・取れる大問は必ず3つある
難化と呼ばれるセットでも、凡人の発想で十分に解ける問題は必ず3つある。焦らず思考を止めないで解ける問題に取り組むこと。
次の記事では私が解いた一橋の良問を紹介したいと思う。
現在時刻は朝の4:53分。流石に眠いので、英語と世界史を軽くやって寝ます。
追記
一橋数学の各年毎による難易度を書いていきます。気が向いたら書きます。一橋受験者は良ければ参考にしてください。
(難易度は1〜10で決めます。数が大きくなるほど難易度は上がります。)
2000
2001
2002
2003
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
2017
2018
2019
2020
2021
2022
2023
2024