ミニチュア陶芸家 市川智章(いちかわ のりあき)の自己紹介
はじめまして。ミニチュア陶芸家として活動している市川智章と申します。
どうぞ、よろしくお願いします。
以下、わたしの簡単なプロフィールになります。
1973年、山梨県甲府市生まれ。
大学卒業後、オーストラリアの小学校に日本語教師として勤務。約1年の任期を終え帰国後、アルバイトをしながらアメリカ/カナダ/メキシコ/オーストラリアを放浪。
27歳のときに都内の制作会社に就職し、主にカタログ等の紙媒体のディレクション業務に携わる。
2004年、祖父の影響で陶芸を始め、平日は会社員、週末は器作家として活動。
2017年にスマホでコントロールする手のひらサイズのろくろ、「ゆびろくろ®」を自作しミニチュアサイズの陶器の制作を始める。
2020年より「よみうりカルチャー自由が丘」、2023年より「よみうりカルチャー錦糸町」にてミニチュア陶芸教室の講師を担当し、ミニチュア陶芸の普及に尽力。
2022年にはミニチュア陶芸の普及を目的に「一般社団法人 日本ミニチュア陶芸協会」を設立。ミニチュア陶芸の楽しさを伝えるために、日々奔走。
これがわたしのざっくりとしたプロフィールです。
ミニチュア陶芸の魅力
「ミニチュア陶芸の魅力:小さな世界に広がる大きな創造性」
陶芸の世界には、様々な形や大きさの作品がありますが、その中でも特に魅力的なのがミニチュア陶芸。指先ほどの小さな作品に、創造性と技術を詰め込むこの芸術は、多くの愛好家を魅了しています。
ミニチュア陶芸の魅力は、何と言ってもその繊細さにあります。通常の陶芸作品では見過ごされがちな細部まで、ミニチュア作品では重要な要素となります。1ミリの違いが作品の印象を大きく左右するため、制作者の集中力と技術が試されます。
また、ミニチュア陶芸は場所を取らないという利点もあります。大きな窯や広い作業スペースが不要なため、自宅の一角でも気軽に始められます。この手軽さが、多くの人々をミニチュア陶芸の世界へと引き込んでいるのです。
ミニチュア陶芸の制作過程は、通常の陶芸と基本的には同じです。粘土を成形し、乾燥させ、釉薬を施して焼成します。しかし、その全ての工程がミニチュアスケールで行われるため、独特の難しさがあります。
例えば、成形の際には通常の陶芸用具ではなく、100円均一で購入した他の用途の道具を使用することもあります。また、釉薬の塗り方も繊細な調整が必要で、厚すぎると細部が埋もれてしまい、薄すぎると色味が出ないという難題もあります。
ミニチュア陶芸の題材は多岐にわたります。日用品の縮小版から、ファンタジーの世界に登場しそうな小さな生き物まで、制作者の想像力次第で無限の可能性が広がります。特に人気があるのは、ミニチュアの食器や小さな盆栽用の豆鉢、ミニチュアフラワー用の花器などです。
最近では、ミニチュア陶芸をアクセサリーとして活用する人も増えています。小さな陶器のペンダントやイヤリングは、独特の風合いと温かみがあり、ファッションアイテムとして注目を集めています。
ミニチュア陶芸の魅力は、完成した作品を鑑賞する際にも感じられます。小さな作品を手に取り、細部まで観察することで、制作者の技術と創造性に驚かされます。また、複数の作品を組み合わせてジオラマを作ることで、さらに豊かな物語性を持たせることができます。
初心者がミニチュア陶芸を始める際は、まず基本的な形状の制作から始めるのがおすすめです。シンプルな円柱を作ることから始め、徐々に複雑な形状に挑戦していくことで、技術を磨いていけます。また、専用の小型電気窯を使用することで、自宅での焼成も可能になります。
ミニチュア陶芸は、技術の向上とともにその世界が広がっていきます。最初は単純な形状だけだったものが、やがて精巧な細工が施された作品へと進化していきます。この成長過程そのものが、ミニチュア陶芸の大きな魅力の一つと言えるでしょう。
ミニチュア陶芸は、単なる趣味以上の価値があります。集中力と忍耐力を養い、細やかな観察眼を育てる効果があるため、心の落ち着きや充実感を得ることが。
小さな作品に込められた大きな想いと技術。それがミニチュア陶芸の魅力です。この小さな世界に足を踏み入れれば、きっと新しい創造の喜びに出会えることでしょう。
ミニチュア陶芸の可能性はまだまだ無限大だと思います。
このNoteでは、ミニチュア陶芸にまつわることや制作活動で日々考えていることなどを発信して行ければと考えています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
皆さま、これからどうぞよろしくお願い致します。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?