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テラスハウスの副音声がいかにおもしろいかを語らせてほしい。（ネタバレなし）

一之木りさ

テラスハウスをご存じですか。

YOUが毎回冒頭で読むおきまりの紹介文がこちら。

「テラスハウスは見ず知らずの男女6人が共同生活する様子をただただ記録したものです。用意したのは素敵なお家と素敵なクルマだけです。台本はいっさいございません」

「え～ヤラセでしょ～？」
みたいな段階の議論は今回したくないのですみません。

私と同じように、「人の色恋沙汰を見てどうするん？？？？」と思ってる方へ向けて、「副音声（テラスハウスのスタジオ出演者たち）がいかにおもしろいか」を熱く語っていきたいと思います。ぜひ聞いてってください。※男女の展開に関わるようなネタバレは一切ありません
（すでに純粋に恋愛模様としてのテラスハウスを楽しんでいる方へ向けたものではありません。人それぞれの楽しみ方ということで。）

▶スタジオ出演者の視点の鋭さと表現力は、もはや名人芸

これに尽きます。
これを楽しむ番組、と言っていいと思います。

スタジオ出演者たちが、副音声で男女の一挙手一投足にずーーーーっとチャチャを入れています。
ほんとに、テラスハウスに住む男女の会話が聞き取れないくらいずーーーーっと喋っているので、副音声と一緒に字幕もオンでお願いします。（男女の会話は字幕で補完）

スタジオ出演者たちは「仲良しのメンバーで誰かのおうちに集まって、楽しみにしていたドラマの続きを見る」という雰囲気そのまま。
ワイワイキャッキャと、それぞれ思うままに喋っています。

「わ～景色いい～」「え、スープの量に対して具が少なくない？」なんて本当に些細な雑談にクスっとしたり、それはないんじゃないかという言動に対しては「うわ！うわ！ヤバ！！」「鬼クズ」「私が親だったらほんと土下座」とか言葉選びが容赦なさすぎて笑うし、油断してたら突如「この状態、〇〇みたい」と大喜利めいた表現爆弾が投げ込まれて涙を流すほど爆笑したり、かと思ったら「今のって見下してないと出てこない発言だよね」と、多くの人がその場で見過ごして後でモヤモヤに化けてしまいそうな人間関係の違和感を逃がさずつかみ取って正体を暴くあざやかさにハッとしたり。

出演者全員の視点のポジションが違って、そのバランスが絶妙すぎるところもまた、いいんです。

▷山ちゃん（山里亮太）

一番好き放題言うポジション。
山ちゃんは「こんなところへ来て浮かれて恋愛を始める人種なんてろくなもんじゃない。信用できない」みたいな泥の中から6人を見ているので、基本的に「揉めろ揉めろ～」「思ってねーだろ」とかボヤきがメインです。
人間関係がごちゃごちゃして来るとテンションが上がり、平和すぎると「つまんねぇ～」「飽きて来た」「野犬をはなて！」とかめちゃくちゃです。

山ちゃん本人が「悪口」と表現しているので上記の私のイラストでもそう書きましたが、厳密には「悪口」という感じではなく、『人間誰しもが持っているけど普段頑張って見せないように仕舞ってある「稚拙な部分」が、人との関わりの中でポロっと出てしまうのを、槍を構えて待っている人』、という感じです。
捕えたら最後、表現力を測るスカウターがはじけ飛ぶほどの語彙力で嬉々としてこねくりまわします。

▷YOU

お母さん的役割。
人生経験がすごい。
スタジオ出演者のあいだでもとらえ方が分かれたり「今のって？」となるようなシーンがあった時のYOUの言い回しの絶妙さといったらないです。

あくまで「その場の友達と盛り上がる意図」で話すのでキツいワードもトゲトゲしさがなくユーモアに包まれていて、『居酒屋で女ばっかで飲みながら男の話をして盛り上がる楽しさをギュギュっと濃縮したような発言』が多いんですよね。

そう～～！それ～～！ビールおかわり！

って感じ。
単純に年齢もあるだろうけど、それだけでは説明がつかないくらいの圧倒的な経験値を感じます。
頭の回転が速くて、たくさん失敗もしてきて、人を許して許されて、深みが増してった人なんだろうなぁ。

▷徳井さん

お父さん的役割。
サラっと「正しいこと」を言ってくれたかと思うと、突然おっさん丸出しの悪ノリが始まったり。

恋愛経験も豊富ですし、女性の心の動き、男性の心の動き、感情の機微をすくう網の目がとても細かいです。
そして、優しい。

正しいことを言う役割と、恋愛経験豊富な男性の役割と、「おっさん」を一手に担いながらも、すべてが深みと魅力をもって連続している。
もちろんお笑い芸人さんとしてほんとおもしろいし大喜利的な発言の爆発力がすごくて一旦停止せざるを得ないぐらい笑わされたり、徳井さんの出てるものの中でテラスハウスの徳井さんが一番好き！って人多いんじゃないかと思う。

▷トリンドル玲奈

私、彼女が喋ってるところをあまり見たことがなくて知らなかったのですが、こんなに自分の思ってることをナチュラルに話せる人だったんですね。
すごくすごく、いい意味で「等身大の考え」を言う人なんですよ。

あんなすごいメンバーの中に入れられたら、普通「自分の持ち場」を考えすぎて頑張りすぎて三周半回ってちょ～～～ど不自然、みたいになりそうじゃないですか。

彼女はその点、バランスがよすぎないバランスがある。ものすごくいい。

たまに「あれ、トリンドルこの流れに特に反論もしないけどよく見ると同意もしてないな」とかあるんですよ。かわいくないですか？
テレビ的にとりあえず大きな流れに身を任せておけばよさそうなところで、「私はいまいち腑に落ちない」というのが顔に出てる時とかあって愛おしい。
（私が見たのが軽井沢編なので、もしかしたらその前はもう少し探り探りの時期もあったのかもしれないですけどね。）

あ、『アダルトチームの下ネタ暴走のストッパー』という重要な役割も担っています。

▷馬場園

見守りポジションですね、このメンバーでは完全に。

YOUもトリンドルも、人生ずっと恋愛ずっと「選手」としてコートの中にいた人たちなんですよね。

そんなリア充たちのキャッキャした人間模様を客席から見ているような、少し距離を置いた視点は、馬場園ならではの役割だと思います。

関西で活躍していた頃から見ている身としては、本当はもっとボロカスにツッコみたい場面も多いんじゃないかなと思うのですが、いかんせんこのメンバーですから、みんなが好き勝手置いてくタイルの目地を「ハイハイ」と埋めつつ、時折不敵な笑みとソフトな口調でサソリのように刺して来る感じです。
あと服がかわいい。

▷葉山奨之

シリーズごとに人が変わるゲスト枠？かと思ってたら最新版にも出ているみたいですね！

ネットでは「しゃべるな」などと叩かれていたようでかわいそうでしたが、次のシリーズにも出ているなら評判は悪くはなかったんですね。
セトよかったね～～。

▶ね、おもしろくないわけがないでしょ

このメンバーたちがですよ、「テラハ出演を人生のステップアップにしたいというもくろみを抱え、荒ぶる鼻息をおさえながら乗り込んで来たキャラ立ち男女6人の人間模様」を見てヤイヤイ喋るんだから、そんなのおもしろくないわけがない。最高。

いや～～～めちゃくちゃ語ってしまいましたね。自分でもびっくり。

ほんとはもっともっと語りたいけどキリがないので今日はこのへんで。
読んでくださってありがとうございます。

「え、テラスハウスちょっとおもしろそう？」と少しでも興味を持ってもらえたら、テラハ副音声仲間が増えて嬉しいです。
お会いすることがあれば、語り合いましょう。
お友達への布教に使ってもらえたらそれも最高。

テラスハウスはNetflixで見られます。
一ヶ月無料体験もあるので、ぜひ。
（ここでアフィリエイトリンクを貼れたらきれいな流れなんですけど、Netflixはアフィリエイトないのです～）

↓軽井沢編へ直接飛びます

軽井沢編の山チャンネルはこちら。

テラスハウス オープニング ニュー ドアーズ 山チャンネル Vol.1「お前、キャラ仕上げずに来たな」

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なんと、Netflix Japan公式アカウントが、私のイラストツイートをRTしてくれるというものすごく嬉しい出来事が起こりました。

記念に見てみてください。

すごい＞＜

というわけで順次、全シリーズ見ていきたいと思います。
もしこのnoteの反応がよければまた感想文を書きたいですね。

じゃね～～。

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一之木りさ
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