幼児期の教材選びに悩んだときは
〈大人がやるべし〉
幼児期にどんなドリルやテキストを与えればいいかって、すごく悩みますよね。私も息子の教材選びですごく悩みます。そんな時に読んで欲しい、ドリルと通信教育の選び方と取り組み方について、書いてみたいと思います。
いきなりですが、絶対に伝えたい本質からお話しします。それは、
”大人が一緒にやるべし”
ということです。どんな教材を選んだとしても、これは絶対です。
むしろ、こう考えてもらってもかまいません。
”大人がやるべし”
お子さんにドリルをやって欲しいときに、なかなかやってもらえないことがありますよね?一緒にやろうとしても、全く興味を持ってくれない時もあるでしょう。そう言う時、どうされていますか?叱りますか?ドリルの重要性を説きますか?罰を与えますか?呆れて放っておきますか?
うちの息子がそういう時、僕は自分でやってしまいます笑。お子さんが見ていても見ていなくても、大人がやってみてください。メリットは、2つあります。
・大人がやっている姿を見て、お子さんもやってくれる時がある。※結果としてやらなくてもいい。
・大人がドリルの内容を理解して、いつかお子さんに教えるときの経験値となる。
デメリットは、1つもありません。”子どもがやらないから、子どもがレベルアップしないじゃないか”と疑問を持たれるかもしれませんが、そんなことはありません。お子さんは、お父さんお母さんが何かに真剣に取り組んでいる姿を、必ず見ています。分かりやすい結果を狙い過ぎてはいけません。ゆっくりと蓄積されることを大事にしましょう。
〈学習習慣は必要か〉
ドリルや通信教材を準備したとして、毎日やる必要はあるでしょうか?僕は、”毎日やる”ということについて、大人ととお子さんの課題を分けて考えるべきだと思います。
まず、大人がお子さんに毎日勧めるのはOKです。これは大人の課題です。
しかし、結果としてお子さんが毎日取り組めなくても気にしないでください。これはお子さんの課題です。お子さんの課題は、大人には解決できません。無理をしてもいいことはありません。ちなみに、こういう時に有効なのが、前述した”大人がやるべし”です。大人が取り組むのは当然大人の課題なので、実行可能です。
学習習慣を付けるのは、当然大事なことです。しかし、大人の都合で進めてはいけません。幼児期は、
・機嫌がいい時に勧める。
・結果としてできなかったらしょうがない。
・お子さんがやらなかった時は、大人が少し取り組む。
でOKです。
これは、学年が上がっても基本的には変わりません。中学生になるとテストの点数や順位が気になりますが、結果が悪くても決して怒ってはいけません。大人がすべきは、あくまでもサポートです。
〈どの教材を選べばいいの〉
簡単なものを選んでください。悩まなくてもできるやつです。ちょー簡単なやつからでいいです。本屋さんに行くと、幼児向け教材のシリーズがいくつか並んでいます。そのシリーズの、一番入門のものを選んでください。年長さんであっても、年少向けのから初めていいです。
早い子は1日で終わってしまうかもしれませんし、数ヶ月かかる子もいるでしょう。間が空いても、何ヶ月かかっても、気にしないでください。絶対に他の子と比べてはいけません。できる時に、1問ずつ進めばいのです。1冊終わったら、そのシリーズの次のドリルを買ってもいいですし、他のものを買ってみてもいいです。
一緒に本屋さんに行くのも効果的です。大人が2、3冊選んで、その中から1冊選んでもらうといいと思います。お子さんのやる気があるようなら、2〜3冊を同時に進めてもいいと思います。例えば、ひらがな、めいろ、工作とか。あまり勉強に偏りすぎない方がいいかもしれませんね。
通信教材でも、全く同じです。無料の資料請求があるので、簡単なものから順番に取り寄せましょう。ただし、通信教材は学年を選んで申し込みする場合が多いので、少し悩みます。今の学年で選ぶか、1つ下の学年で選ぶか。悩んだら1つ下の学年のものを選んで、もし簡単すぎてつまらなくなったら、学年をあげればいいと思います。年度途中でも、そういった対応をしてくれます。
ちなみにうちの息子には、4歳半くらいからポピーをやってもらっています。ポピーのいいところは、
・とにかく安い(1,000円くらい)。
・教材が少なくて、少しずつやっても最後まで終わらせられる。
・タブレットじゃなくて鉛筆でやるから、手の力が付く。
・余計な付録がないから、ゴミが少ない。
・親子で取り組みやすい。
・ポピーイングリッシュも合わせてやれる(2,000円くらい)。ポピペンが楽しい。
といったところでしょうか。
また数ヶ月したら、チャレンジ、スマイルゼミ、Z会なども試してみようかなと思っています。それぞれいいところがありますので、ネットで調べて見てください。調べることが、将来に繋がりますよ。
〈”勉強”じゃなくて”遊び”〉
幼児に”勉強”はまだ要りません。一緒に”遊び”ましょう。なので、お子さんが少しふざけても、途中でやる気をなくしても、気にしないでください。大人が少しやって、それでもやる気が復活しなければ、その日は終わりにしましょう。
”ドリルやらないと遊べないよ”というのは罰則に相当するので、絶対にだめです。遊びに、罰なんて要りませんよね。ドリルの後は、お子さんがやりたいことで一緒に遊びましょう。とことん、遊びましょう。
〈声がけアドバイス〉
×「ドリルでお勉強しよ」
○「ドリルで遊ぼ」または「ドリルしよ」
うちでは、勉強という言葉を使わないようにしています。もしそのドリルが嫌いになったら、子どもの中でドリルと勉強がイコールになって、勉強とはつまらないものだというイメージが出来上がってしまうと思うからです。そのドリルが嫌いになったとしても、嫌いになるのはそのドリルだけに留めておくために、そうしています。
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