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3月8日のくすり その13

子供の頃の記憶って覚えてますか?

私は5才頃の記憶で覚えていることがあります。

小学生の頃よく遊ぶ友達の家までだいたい7分くらいかかるのですが、ある家の中を通るルートでいくと1分という超近道がありました。

そこの家は通るときに大きな声で通らせてください!と言う暗黙のルールがありました。

本当にそのルートを使うか使わないかで時間が圧倒的に違うので毎回そのルートで行きたいのですが

私は毎回そのルートを通ることはありませんでした。

なぜなら

そこの家は庭にコリー犬を飼っておりそのコリー犬の横を通らなければショートカットできなかったからです

じつはこいつ噛み付いてきます。
めちゃくちゃワンワンもいってきます。

私は戌年なのに犬が嫌いでした。というかそのコリー犬が怖かったからです。

コリー犬の名前はサリー

友達の家に行くときはサリーがいるか確認し
いなければ通るし
いたら通らないようにしてました。 

サリーが寝てる時もあったのですが暗黙のルールで「通らせて下さい」と大きな声で言うためサリーがいない時でないとすぐ起きてきます笑

そんなある時信じられないことが起こるのです。

サリーが道の真ん中にいるのです。

うそだろ

庭から逃げ出してる

鎖外れてる

このまま進んだら確実に出会いワンワンされてガブってされる

5才くらいでしたから本当に恐怖でした。

恐る恐る近付き、バレないように静かに歩き、息を潜めて進んだのですが5秒後に全く無意味だったことを知らせてくれます。

サリーは凄い勢いで私に向かって走ってたきます。

私は凄い勢いで逃げます。

正直背丈もそんなに変わらなかったので恐怖でしかありません。

私はついに捕まり凄い勢いでワンワンされながら密着されます。

今風で言うとイヌハラスメント「イヌハラ」です笑

ようやく家についたので急いで家の扉を閉めたのですがサリーは玄関のすぐそばにいます。

遠くからはサリー!サリー!とサリーの飼い主が探す声が聞こえてきます。

サリーはここにいるよーと家の中から叫んだにもかかわらず届かず

その声は届きません。飼い主も心配してるだろーなーって思ってましたけど

私は怖くて外に出られません

しばらくすると飼い主がうちの前にいるサリーを見つけ事なきを得ました

今は犬が好きになりましたがサリーという名のコリーはちょっと怖いです

ではまたねん。
いっちー






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