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インターネットのオタク

嗜好に最適化されたレコメンド機能が発達し、好きなコンテンツだけを浴びることができる環境に生きていると、自分の観測している範囲・文化圏は狭いということを、ともすれば忘れてしまう。


ひさしぶりに職場のひとたちと飲んでいたら、「レンタル何もしない人」の話題になった。

インターネットのオタクやTwitter廃人的には、一昔前の常識のような感覚すらある、ベタベタのベタなトピックだが、その場に居合わせた半数が存在を知らず、「そんな人いるんですねー!」と新鮮な驚きを見せてくれた。

私など「レンタル何もしない人」からの派生で生まれた様々な人々のひとり、「レンタルブサイク」氏を、「バキバキ童貞です」のインタビューで話題になった春とヒコーキ・ぐんぴぃさん経由で知っていて、バキ童チャンネルのネットミーム回をゲラゲラ笑いながら見ているというのに……!

あまりの断絶に、この先どうトークを広げてよいかわからず、一瞬、気が遠くなった。

最近は「メインジャンル」と呼べるほど推しているジャンルもないし、すっかりオタクから遠ざかってしまったナァ……などと思っていたが、私は、骨の髄までインターネットのオタクなんだと思い知らされた。