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スプラ=チームワーク1000本ノック

冬のアップデート情報も公開され、盛り上がっているスプラトゥーン3。
私は基本的に、一人でバンカラマッチに参加して、一期一会のチーム、いわゆる野良で戦っている。

野良で遊ぶということ

スプラは4対4のチーム戦で、誰か1人だけが強くてもなかなか勝てない。ルールやフィールドの理解はもちろん、盤面や周囲の状況を把握して、チームで協力し合って戦うことが大切だ。

そのゲームを野良で遊ぶと、ほぼ毎回、初めてのメンバーと協力して戦うことになる。

ボイスチャットを繋いでいるわけでもないから、連携がスムーズなこともあれば、味方との意思疎通がうまくいかない・メンバーの動きが嚙み合わないこともいっっっっっぱいある。

常に、万全の態勢では一切無く、とにかく、与えられたチームメンバー・フィールド・敵・ルールの中、制限時間いっぱい戦って、勝利を目指す。

仕事も同じじゃね?

仕事でも、常にベストの環境であることは稀だ。

チームのメンバー・関係性が良好とは限らないし、上から無茶な目標を押し付けられるかもしれないし、顧客から難解な要求を突きつけられるかもしれない、時には炎上中のプロジェクトに放り込まれるかもしれない。

それでも、与えられた環境と期限の中で、良い結果を出せるよう、チームで協力し合う。

「万全の態勢ではなくとも、チームワークを発揮して、最良の結果を出す」

と一般化すれば、スプラでも仕事でも、やってることはほぼ同じだ。

(私は組織で働いているが、フリーランスの方は、より「野良で遊ぶ」状況に近いのだと思う)

チームワーク1000本ノック

チームでの仕事は月~年単位で実施されるが、スプラトゥーンの1試合は5分程度。

それをひたすら繰り返すのは、「チームワーク」の訓練みたいだなという感覚になってきた。

チームのブキ構成から立ち回りの方針を決めて、試合開始後は周りの動きを見て立ち位置を軌道修正しつつ、生存数によって前線を上げたり後退したり、もちろんルール関与も考えて……と、一試合の中でもPDCAを回して、複数の試合を経てさらに学びを得て。

「チームワークでやること」を、ギュギュッと5分に濃縮して、繰り返しているような体感だ。

スプラでも仕事でも同じ失敗をする

スプラで気づいた自分の傾向は仕事でも表出していることがあり、仕事で学んだことをスプラに活かせることも、その逆もある。

自分の場合、負けが続くときは周囲の状況が見えていないことが多く、前に出よう・キルしようとしすぎてしまっているパターンが多い。(持ちブキはスパッタリー)

そして仕事でも、プロジェクトの初期工程を担う職種かつ、性格的に新しい取り組みにアサインされることが多く(前線)、「俺がやらねば!」と自分で背負いすぎて、周りをよく見ず自滅することがあるな……と、スプラでPDCAを繰り返すうちに気づいた。

スプラも仕事も、そんなとき立ち止まって、俯瞰して、状況を把握できれば改善するのだが、時には、周りを見る余裕がないこともある。

そんなとき、仕事では無理せず休息を取るようにしているので、スプラでもムキにならずいったん切り上げよう……と考えられるようになった。

シンプルに娯楽として楽しいうえ、チームワークの学びも得られるなんてスプラは最高だな。