この世界を生きるためのプリンシパル・そしてすべてはリアルとアンリアルの間の中に/一日一微発見124
あのキューブリックの予見的な映画『2001年宇宙の旅』の、時空を超えて高速でワープするシーンを思い出せばよいだろう。
僕らは、ますます加速化する事態に突き進んでいる(それも不可逆的に、とケビン・ケリーは言う)。
しかし、あまりに速すぎて人の知覚の速度を超えると、全ては停止しているのと同じだ。
まるで、回転する独楽のように。
諦める人は、落ちこぼれ、メディア弱者となる。
今回の新コロナは、社会と人を強制的に停止させた。窓の外には、人の速度とパラレルに、青空と雲は移動して世界が存在していることを、僕らに思い出させたのである。
この機会を、重要なターニングポイントだと目覚めた人は、我々が自らがかけた催眠術にかかって暮らしていたことに気づく。
我々は「自由」というまやかしの牢獄、あるいは、リアリティショーのセットの中に閉じ込められているのだと。
そして、TVを消し、この見えない牢獄から脱出する方法を探し始めるだろう。
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