東京04

時代の表現について:東京04/一日一微発見088

きのうの朝、いつものようにトランクをガラガラとひっぱって、東京都現代美術館に行った。
いい天気だった。

そこでは、東京オリンピック2020の公式ポスター19点が展示されていて、僕はコメントインタビューをたのまれたのだ。

事前に誰がどんなヴィジュアルを完成していたのかは、サイトで知っていたけれど「ポスター」になってみるのは初めてだった。
詳しいコメントは公式サイトに載るので、ここではそこから少し飛躍したことを書いておきたい。

ここから先は

923字 / 1画像
編集者・アートプロデューサー・京都造形芸術大学教授/後藤繁雄です。 アートや編集のこと、思考、アイデア、日々起きていることなどをその都度書いていきます。 ここでの文章はハウトゥにはならないと思いますが、知性や感性を刺激したい人に読んでもらったらいいかなと思います。 僕は、人は、大きな出会いがやってきて変わるというより、微妙なものに気がついてだんだん変わることのほうが「可能性」が高いと思う。「微発見」。 それには、訓練が必要で、この「一日一微発見」も、僕の訓練法のひとつです。

「一日一微発見」というのは、僕が師匠だと思っている文化人類学者、故・岩田慶治が日々やっていたこと。 僕はそこからヒントをもらって、もう15…

応援よろしくね~