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僕の読書は、「縁のつながり」でできていく/一日一微発見480

割引あり

僕は、主にコンテンポラリーアートについては、フォローしているアーティストや美術館やキュレーターのinstagramで最新の動向をチェックする。速度である。

だけど同時に、身や心は京都や奈良や、過去に読んだり逢ったりした人にワープしたり。
ディメンションの異なる複雑なラインが交わったり、いや、交わらなくて並走したり。読書は、速さと深さを促進する僕の日々の習慣である。

最近、僕の机の上にあるのは、この2週間ぐらいの間に到着した本たちだ。新刊も古本もある。来年ロンドンの美術館Tate Britainで開催されるリー・バウリーを撮ったニック・ナイトの写真が表紙になっている『ANOTHER MEN』マガジン。
アーティストINVEDER がキュレーターであるオブリストと対談してつくった銀色の冊子『INVEDR』だったり。

かと思うと、ある依頼原稿のために再読した森敦の小説『鳥海山』『われ逝くもののごとく』や彼の紀行文の『わが風土記』が積んである。
そして、花や仏のことの関連で、岩田慶治の『花の宇宙誌』(これは買い直したもの)や『道元の宇宙』などである。

これら全ての本を「同時」に読むのが僕の「縁」の読書術なのである。

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