![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/36474386/rectangle_large_type_2_0e4719ff1baec5bf6b468422faa66d6f.jpg?width=1200)
JR 『INSIDE OUT』/目は旅をする016(風景と人間)
目は旅をする016(風景と人間)
JR 『INSIDE OUT』Rizzoli 刊
写真に出来ることはなんだろう?と、最近またよく考える。
もちろんアートフォームの斬新性も重要だけれど、アートの可能性や力は、そればかりではない。
JRにインタビューしたいと思ったのは、2011年の東日本大震災のカタストロフの後、彼が日本に来て福島や東京でプロジェクトをやっていた時だ。
ワタリウム美術館で、2013年にインタビューをすることが出来た。
その時、彼はこう言った。
「食べ物とか薬とかを手に入れなきゃいけないような所では人々がアートなんか求めていないって思われるけど、それは違う。
自尊心だよ。
つまり、自分が存在して、ここに立っていて、それを誇りに思うこと。
彼らが自分の写真を自分で貼ることがすごく重要なんだ」
ここから先は
1,374字
/
4画像
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/14044596/profile_1b6a65fda9b6d6aaed97ebcfaec811b1.jpg?fit=bounds&format=jpeg&quality=85&width=330)
後藤繁雄おすすめの写真集についての記事を月に2~3本ずつ投稿します。アーカイブも閲覧できるようになりますので、ご購読よろしくお願いいたします。
目は旅をする・後藤繁雄による写真集セレクション
¥300 / 月
ヴィジュアルの旅は、大きな快楽を、与えてくれるし、時には長編小説以上に、人生についてのヒントを与えてくれます。 このマガジン「目は旅をす…
応援よろしくね~