チェルノブイリの猫のこと/一日一微発見199
最近、超高画質の超小型プロジェクターを買ったので、携帯のYouTubeから直接動画プロジェクションして見ている。なんと便利な世の中が到来したことか。テクノロジーの進化を、僕はありがたく受け入れる。
昨日の夜は、ある人がFacebookであげていたチェルノブイリを舞台にした動物映画を見た(Wildlife Takeover)。
僕は90年代の頭に、冬のチェルノブイリに取材に行ったことがある。僕はまだ30代の後半だった。写真家の大森克己くんと一緒である。
その時の、廃墟の街プリピャチでの経験は僕の中である種の「特異点」を作った。プリピャチは原発事故までは、ある種の理想都市として栄えていた街だった。それが放射能汚染により、一晩でディストピアとなり廃棄された場所なのだ。
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