磯崎新さんから学んだ編集のこと/一日一微発見361
磯崎さんの訃報を聞いたのは年末の28日で、その時は奈良にいた。
磯崎さんのことを知る多くの人と同じように、磯崎さんはあまりに大きい人であったので、ただただ呆然としてしまった。
偶然宿泊していたホテルが奈良駅前で、その横にある磯崎さんの設計による奈良100年館を翌朝見に行って追想してすごした。
僕は建築の編集者ではないし、磯崎さんも編集者でらない。しかし、「この時代における編集」を自分なりに考えた時に、磯崎さんの考え方には大学生の頃から影響をうけてきたし、その後、インタビューや原稿の依頼、プロジェクトとお誘いなど、要所要所で、磯崎さんは自分にとり「編集において」非常に重要な存在だった。
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