仮の家だより ①木の箱の中に住んでみて/一日一微発見417
割引あり
三ヶ日の「仮の家」にどれぐらいいるんですか?と聞かれるが、月の1/3から1/2ぐらいだろうか。あいかわらず仕事は東京ベースで、京都の大学で教え続けているので、隠居とはほど遠い。仮の家は、多忙な生活実験スタジオである。
アートの流れは、はっきりと「地球」(テレストリアルやガイア)を宇宙的視点で考える方向にシフトしているし、コロナ禍もあったから「いのち LIFE」が同時にコンテンポラリーアートの重要なパラダイムとなった。
だから、タイムリーなことに、「仮の家」というスタジオで「ガーテン」のことをやるのは「趣味」の話にとどまるものではない(予告だが、来年からは「ガーデン部」を始めようと思ってます)。
僕は最近、「アート思考」の中でも「いのち」にまつわることがとりわけ重要だと思うようになっている。大学院の修論指導でも、ゲーテからパウル・クレー、オラファー・エリアソンへ流れていくアートの流れを重視したいと思うようになった。キーワードは「創発」と「メタモルフォーシス」である。
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