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やっと。花束みたいな恋をした。

坂本裕二さんの脚本が好きで、ドラマは必ず見ている。

私は脚本家で選ぶことが多いけど、他の方はときどきハマらないこともある。のに、坂本裕二さんは絶対に私のツボにくる。一話の中に絶対にあるひとり語り、長台詞!キターーーーーー!って感じです。笑

コロナでちょっと映画館から遠のいていたのもあり、やっと観ました。「花束みたいな恋をした」。

結論から申し上げて、今回もツボにハマってくださいまして、なので遠のいていたnoteにすら戻ってくるという強〜い力を発揮しております。

(以下、ネタバレ含みます)




誰に感情移入するかって、麦、絹、どっちも!

私自身が仕事に追われて、新しいお話とか読めない!テレビとかつけたくない!新しい刺激を受け入れられる容量がない!っていうことがあるあるなので、麦の状況ってめちゃくちゃ理解できて、パズドラしかできないって言ってた麦は、ソリティア(笑)しかできない時期の私かと思いました。

でも、私の場合、ほんのちょっとでも心の余裕ができれば、本も読めるしドラマも見られる。完全なる麦ではなくて、彼よりはうまいこと息抜きしてるのかもしれないです。

で、一方の絹ちゃん。変わっていく麦を受け入れられず、ただただ寂しいって感じている。2人で大事にしてたと思ってたモノが、彼の中で優先順位最下位になっている、むしろ番外になっている、ということをひしひしと感じてしまう。ううーー寂しい!生活リズムが変わるのは仕方ないけど、価値観まで変わるのを見るとつらいよね…わかる!

2人はすれ違い続ける。でも、付き合おうと思う瞬間も別れようと思う瞬間も、同じタイミングで同じことを思っている。根っこのところはやっぱり2人はおんなじなんだなあと改めて感じる場面でした。

個人的には、今村夏子もきのこ帝国も好きなので、菅田将暉と付き合えた人生もあったのか…などと。。笑

冗談はさておき、私も学生時代、趣味がめちゃくちゃ合う人と付き合ったことがあって、正直、将来結婚して、とかもすんなり想像できちゃって…ということもありましたが、今は趣味がまったく違う人とすんなり夫婦になっています。人生ってそういうところあるよなあって思います。巡り合わせというのかしら。

昔の恋愛を思い出すことって、きっと誰にでもあることなんですよね。「もしもあのとき」って。

母とかも思い出したりしてたんだろうか。自分が結婚するまではそんなこと想像もしてませんでしたが、人間みんな過去があるんだから、きっとあったでしょうね。

だからきっと、この物語は誰しもが共感できるお話だろうなと思います。映画の公開期間、もうそろそろ終わっちゃうのかな。まだ観てない方は、ぜひご覧になってその後で、どこに共感したか一緒に語らせていただきたいです。笑

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