障害者スポーツの可能性とこれから
こんにちは、障害者スポーツに奔走する大学生のななかです。
普段は、大学で障害者スポーツや障害者福祉を学ぶ傍ら、障害者スポーツセンターでアルバイトをしたり、障害者スポーツを実際にやったり、 ボランティアをしたりしています。とにかく、障害者スポーツが好きで、 いっぱい関わっています。
大学で教授と運命的な出会いをしたことをきっかけに、障害者スポーツに関心をもち、奔走しだした私ですが、今回はそんな私の経験と想いについて 学生目線でお話します。
1.障害者スポーツとは?
いきなりだけど、質問!
「障害者スポーツってな~に?」
ななかのanswer
障がいの有無や障がいの種類に関わらず誰もが一緒にできるスポーツ。
私はこう定義しています。
ちなみに、みなさんはこの質問に対して、自分なりの答えがぱっと でてきましたか?
おそらく、イメージしたのはパラリンピックとかではないでしょうか。
もちろんパラスポーツも障害者スポーツです!でも、当たり前だけど、 パラリンピックは障害のある人のみの参加ですよね。
私がここで強く主張したいのは、障害者スポーツは決して障がいのある人 だけがやるスポーツではないということです。
大切だからもう一度!
障害者スポーツは
「障がいの有無や障害の種類に関わらず誰もが一緒にできるスポーツ」
何となくの意味は掴めたところで、もう少し詳しく例をあげながらみて いきます。
そもそも、なぜ誰もが一緒にやることが可能になるのか。
普通のスポーツは基本的にルールありきで、既存のルールを人が守って行います。つまり人がスポーツのルールに合わせています。しかし、これだと障がいによってルールに従えない場合、その人はそのスポーツをできず、排除されてしまいます。障害者スポーツはこれと逆の発想によってできない人をなくします。
どういうことかと言うと、障害者スポーツは、
「スポーツのルールを行う人に合わせます。」
実際にある競技で、例えば「シッティングバレー」というものがあります。これは、下肢に障がいをもっている人に合わせて、お尻を床につけて、座ってできるように、という発想に基づいたバレーです。このように、スポーツのルールを行う人に合わせることによって、既存のルールでは不可能だったことも、可能になるのです。
いかようにもルールを変えられるので、
障害者スポーツは障がいの有無にや種類に関わらず誰でも一緒にできる スポーツ
になるのです。
で!
私は、なんで障害者スポーツを熱く語っているかというと。。。
2.障害者スポーツのその先
改めて、私はなぜ障害者スポーツを熱く語っているかというと、 障害者スポーツに、私は大きな可能性を感じているからです。 障害者スポーツは、私が目指す
“インクルーシブ社会”(障がいのある方と障がいのない方が共存する社会)創出の有益な手段になるということです。
そんな可能性に富んだ、障害者スポーツを 同世代の若者に少しでも広めたい、という思いと、 バイトの経験で覚えた違和感を解消したい、 という思いから、この度イベントを開催することとしました。
その前に
障害者スポーツセンターでアルバイトをしている中で、 気づいたことについて。
センターで、もちろん障害者スポーツは行われているけれど、 センターという箱の中の人は、毎日毎日同じ顔触れ。イベントを行っても、毎度おなじみのメンバー。障がいのない大学生はごくわずか。
私が考える、いろんな属性をもった人、誰もが一緒にできるんだ!
ということを実感をできて、しっくりくる障害者スポーツの場が意外と なかった。
だったら私がつくろう。
3.イベントやります。
ズバリ当イベントは、
「障がいや世代の壁を越えて、障がいのある人とない人、学生と社会人・お年寄りの方が共存するスポーツの場を創るものです。」
私の学生という立場と障害者スポーツ団体とのつながり。
これらを活かして、今まで固定化されていたセンターの箱に新たな存在を投入し、私が思う本当のインクルーシブな空間を、スポーツを通して 創ります。
様々な方のご協力もいただきながら、ただいま決死の覚悟で猛進中です。
【ご協力】
京都障害者スポーツ振興会様
京都ボッチャ協会様
京都府障害者支援課様
特定非営利活動法人CLUB CROWD 車いす整備WHEELZ様
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