日光一文字
博多市博物館で開催された「特別展 侍 もののふの美の系譜」から約1年。
日光一文字という名は刀使ノ巫女 -刻みし一閃のともしび-というゲームで武器として登場し、結構使える武器だったことから覚えていました。
当時は実在する物だとも、国宝だとも知らなかったのですが、
1年前実物を見る機会に恵まれ、刀に強い関心を持つようになりました。
去年の9月8日に行われた声優さんのイベントを見るため
博多に前日入りし、空き時間で何かないか機内で調べ、
この展示を見つけたわけです。
展示一覧を見ると上記ゲームに出てくる名前がいくつもある!
という事で興味がわき、行く事に決定。
福岡空港に10時頃到着し、
かねてから食べたいと思っていた「らるきい」の「ぺぺたま」を食べ、
バスに乗って福岡市博物館へ。
博物館に入った瞬間、女性が多いことに戸惑い
そうか、刀剣乱舞かとキャラパネルを見て理解。
以前、仕事で足利に出張した時に山姥切り国広が展示されていた期間、
ホテルが取れなくなった事を思い出しました。
当時はまだそこまで刀に興味もなく、仕事でしたし見なかったんですけど、
もう一泊して見ておけばよかったかなと少し思います。
そんなことを思い出しながらチケットを買って入場。
この展示は今思い返してもワクワクしますね。
大典太や骨喰藤四郎、へし切り長谷部、江雪左文字など、
印象に残る刀が多く、当時は漠然と日本刀って
かっこいいとしか思っていなかった自分が刀の世界に引き込まれました。
その中でも日光一文字は別格でした。
一歩一歩ゆっくり進むなか、
ライトを受けた刀身を目で追っていくと
輝く模様が様々に変化して行く。
刃文の境界線が最も輝く中、
何も無いと思っていた所が突然蛍の様に光出し、
進むとふっと消えて行く。
何度か引き返して観るとまた違うところが輝く。
当時は刃文の種類も映りや沸、匂いと言う言葉すら知らず、
説明文を見ても理解出来ない中、
ただその輝きに惹かれました。
ネットで日光一文字の写真や動画を探して観ても、
綺麗に撮れているものがほとんどなく、残念な限り。
刀の見方が少し分かった今、もう一度観に行きたいと思っています。
実は横に並んでいた姫鶴一文字を見るのを
一番楽しみにしていたのですが、
日光一文字ほどライトの当たり方があまり良くなく、
こちらもいつかちゃんと観たいですね。
当時、図録は買わなかったのですが、最近(2020/09時点)ネットで購入出来る事に気付き、購入しました。
(福岡市文化芸術振興財団オンラインショップ)
さらにこの展示を見た数か月後に本物の刀を購入することになるとは・・・。この話はまた別途。
追記:この時ちょうど台風が来ていて9/8の昼には新幹線が止まり、予約がキャンセルされあせりました。幸い、なぜか夜まで飛行機は飛んでいたので成田経由で無事に帰れたのですが、1日ずれていたら大変なことになっていました。
今年も同じ時期により強い台風が来るようで心配ですね。
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