しんどかった高校時代
今の主人と結婚するまで、恋愛経験ゼロではなかったけど、かなり少ない方だったと思う。
両親の離婚により、家庭内に男性がいないこともあり、男の人とはあまり(というよりほとんど)縁のない生活をしていた。
特に高校生の頃は、女子校に通っていたこともあって、通学の電車内か学校の先生くらいとしか男性と接する機会がなかった。
それでも、周りのクラスメイトは、近くの男子校と合コンをしたり、文化祭に彼氏を招待したりと、女子校というブランドを上手く生かして、恋愛を楽しんでいる子もたくさんいた。
そういう恋愛を楽しんでいる子は、クラス内のヒエラルキーでも上位にいて、当時流行ったルーズソックスを履いて先生に叱られ、その叱られたことが何かしらの勲章のように、謎の自信を彼女らに与えていた。そういった雰囲気になじめず、高校時代が本当に苦痛だった。入学してすぐにあと何日で卒業できるのかを計算し、卒業することを夢見て学校に通っていた。卒業式を迎えたときの喜びは今でも忘れられない。
そして当時の私はといえば、今よりも周りの目を気にしていたので、とにかく自分に自信がなかった。その自信のなさと、周りに置いておかれることへの不安から、興味のない男の子の話や、ファッションの話に興味のある振りをしたり、撮りたくもないプリクラを撮って、好きでもないクラスメイトと交換して手帳に貼ったりしていた。
もし当時の私に言えることなら、言ってあげたい。「自信をもって我が道を進め」と。そんなことをしなくても、ちゃんと必要な時に必要な人と出会うことができる。
周りの目を気にせずに、「嫌われてもいいや」というくらいの気持ちで自由に自分を表現したときに、本当の出会いがあると思う。結婚して本当にそう思う。
だから、あの時もっと自分の時間を大事にして、自分の好きなこと・興味があったことに時間を使えばよかったと思う。
これからは自分の好きなことに自信をもって取り組み、大事な人と時間を過ごそうと思う。
まろん