![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150870079/rectangle_large_type_2_f8c952e49108009067f418155191c54e.jpg?width=1200)
まつぴのアイドル語り 第1回 「仏曲たち」と題すセンス
2024/08/16 初稿 2024/08/17 最終更新
はじめに
はーい、こんにちは!shuseimatsuiです。
きょうも、僕のnoteにお越しくださり、ありがとうございます。
昨日が僕のnoteデビューだったのですが、想像していたよりも多くの方々にご覧いただいたようです。現在の僕の手元の集計によれば、昨日の「ヘタウマ生活曼荼羅」という記事は、139人の方にご覧いただけたようで、8名の方が「スキ!」を押してくださっています(2024/08/16 5:40時点)。
この数字をどう評価するかですが、僕は十分だと思っています。note自体はまあまあ面白く書けたんじゃね?とは思いつつ、僕はSNSが苦手で、かつ、宣伝するのもヘタなので、よくつぶやいてはスベっています。SNSを始めてから結構スベってきて、最近では、僕の投稿はスベり芸なんじゃないかと思うくらいです。
なので、今回もたぶん同じだろうな〜と思っていたのですが、その予想は良い意味で裏切られました。インスタのDMやライン等に、「読んだよ!」という報告や、感想が届き始めています。中には長文の感想を届けてくださった方もいます。なんと、僕が17歳の時に留学していたコスタリカの友からも、「めっちゃいいね!」という趣旨のメッセージが届きました。これには正直たまげました(どうやって読んだん)。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150869158/picture_pc_2cdbde5c574c2fb4c32bec55a22ce7cd.png?width=1200)
(自分にとっては)ここまで大掛かりに書いたものを公表するのはほぼ初めてなのですが、書き手としては、みなさんのリアクションこそが創作の源である、と声を大にして言いたいです。自分が書いたものの数値的実績を見たり、感想をもらうと、本当に励みになります。なので、ぜひ、この記事がいいねと思った方は高評価を、またチャンネル登録をお願いします!!!()
93歳のメル友
冗談はさておき、今日の話題にいきましょう。と、その前に、今日は8月16日です。昨日は、8月15日、終戦記念日でしたね。みなさんはどんな1日を過ごしましたか?僕は昨日、友人とビールを飲みに出かけたのですが、待ち合わせの駅を降りると、とても空が綺麗だったので、思わずこんな写真を撮ってSNSに投稿しました。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150869301/picture_pc_51ee1af6776b45e829ebd4eeccdfb621.png?width=1200)
すると、93歳のメル友から、「夏の終わりの空ですかね!」というリプライがありました。僕としては、空を見上げることで、平和を願うという意味だったのですが、そうか、もう夏は終わりに近づいているのか、と感じました。暑い、暑い、と来る日も来る日も、その日の気温ばかりを気にしていたら、気づいたら夏が通り過ぎていくんですね。少し悲しくなりました。
そのメル友には、「そうです!それから、平和を願いました。今日は大切な日でしたから」と書きました。
すると、「79年経過したけれど、大切な日ですね」と返事が来ました。
メル友は93歳なので、生まれは1931年、終戦を迎えた時は14歳ということになります。「79年経過したけれど、大切な日ですね」というメッセージは、僕にはかなりズシンと来ました。どれほどの苦しみがあったでしょう。もちろん報道では、「戦後79年」と数えてくれていますが、僕はきっと彼は、彼自身で経過した年数を数えているのではないかと想像します。戦争とは、そういう経験だと思います。
僕は、戦争とは何かを、肌では感じた経験はないけれど、そうだからこそ、僕らは、資料や人との出会いから学び、想像するしかないのだと僕は考えます。友人とビールを飲みながら、僕はそんなことを考えていました。ビールが飲める。食事ができる。好きな音楽や映画の話ができる。そのことを不自由なく記録できる。これがどれほど幸せなことか、僕はもっと自覚しなくては!
「93歳のメル友」と書きましたが、どうしてそんな友人がいるんだ!と突っ込まれそうです。単刀直入にいうと、それは僕が「タンゴ」という社交ダンス(社交の文化といった方が適切)をやっているからです。彼に限らず、僕にはたくさんのシニア層との交流があります。学生時代にタンゴばっかりやっていた時には、「俺、何やってんだ???」とふと自問したりしましたが、今になってこれはとんでもない財産だということに気がつきました。
タンゴやシニア層との交流の話は、またどこかでしたいと思います。それまではどうかみなさん、僕の読者でいてくれたらいいなと願っています。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150869381/picture_pc_3028dcbaa3b3f0faa98130eaa7cd38ae.png?width=1200)
「マツイがアイドル語ってて草www」に対する応答
さて、本題に入りましょう。もう1800字近く書いています。これじゃあ、前置きの長い退屈な校長のスピーチですね。申し訳ありません。進むべき時はきちんと進むので、どうかついてきてくださると幸いです。
今日は、アイドルの話をしたいと思います。
僕を知る読者のみなさんは、「えっ!あのマツイがアイドル!?」とか、「マツイがアイドル語ってて草www」とか、そんな反応をしているのが、目に浮かびます。僕は小さい頃から現在に至るまで、「クールぶった、スカした奴」だと思われています。このことは、僕が一番自覚しています。なにしろ、僕がそういう認識でいるのですから。今でも新潟に帰って旧友と会うと、必ずその話になります。
しかし、それでいいのです。クールぶってる奴上等。スカし上等。そう思っています。だから、「えっ!あのマツイがアイドル!?」とか、「マツイがアイドル語ってて草www」みたいに言われるのは、ある意味、僕の狙い通りです。しめしめ。
その証左となるのが、今週僕がインスタグラムに投稿した以下のストーリーです。僕は自分の好きなアイドルソングを21曲選んだプレイリストを投稿したのですが、既読以外のリアクションをくれたのは、僕の相方1人だけでした(りっちゃん、ほんとにいつもありがとね!!!)。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150869647/picture_pc_0ba4204baae93cef3818317046fd049a.png?width=1200)
多分これはスベったんだと思います。当然です。だって、「クールぶった、スカした奴」なんですから。そして冒頭記した通り、僕はある意味「スベり芸人」なのです。スベり芸人はある意味、スベりの美学みたいなものを心得ているわけですから、今回のスベりだって気持ちがいいのです。
しかし、一方で、これはスベり芸としてだけ残ってしまうことに、強い懸念を覚えます。というのも、このプレイリストは、僕の幼少期からの音楽経験を総合した、渾身の一作だからです。どう控えめに見積もっても、15年以上、多種多様な音楽を聴かないと、このプレイリストはできないです。これは、クラフトワークを聴き、ツェッペリンを聴き、ビートルズを聴き、アグネス・チャンを聴き、中田ヤスタカを聴き、プグリエーセを聴いてはじめてできた、僕の小宇宙(ミクロコスモス)なのです。
だから、これは音楽の文脈で評価してもらえる場所で語らなければいけないと思いました。というわけで、僕はこの曼荼羅の中に、この「仏曲たち」というプレイリストを位置付けたいと思います(「仏」が「曼荼羅」に位置づくの、伏線回収!!!)。
「仏曲たち」 概論
まずはプレイリストの総覧をしましょう。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150864044/picture_pc_4eaab62e581fb47b137e53e04c8e0616.png?width=1200)
この後、しょこちゃんのお話会に当選。やったー!
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150864030/picture_pc_053e06037af9df66342eff0f76cb9c95.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150864037/picture_pc_d9c55ebef28ba3465a27c65e739ec39e.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150864043/picture_pc_212e590d808369ed923c9ceec1977987.png?width=1200)
これがプレイリストの全体像です。タイトルは、「仏曲たち」。全21曲で構成されていますが、アーティストの内訳は以下です。
=LOVE 8曲
Perfume 4曲
Not Equal Me 1曲
nearly-equal-joy 2曲
AKB48 2曲
SKE48 2曲
Not yet 2曲
=LOVE(あるいは代々木アニメーション学院)の影響を強く受けていることがわかります。これは現時点での事実としては相違ないですが、AKBやNot yetがリストアップされている点がミソです。つまり、僕は「秋元→指原」の影響を強く受けているということです。これについては、各曲解説で熱く語ろうと思いますので、少々お待ちください。まずは全体像を理解しましょう。
このプレイリストには概要文を付しました。これにも意図があるので、以下に引用します。
自担は 瀧脇笙古さんの マツイがお送りする
影響を受けたアイドルの名曲たち 12歳〜26歳
表題は 仏教徒がゆえのジョークですが
原案は 中学の部活の先輩です
タカハシ先輩、すみません!!
いーちゃんの笑顔 くすぐったい!
Keywords (あるいは 選定基準)
さしこ マイナーコード せつなさ
縦ノリ アクターズスクール広島
カップリング ギターロック シンセ
これも結構練り上げた文章と単語群です。何回もやり直しました。ここもちょっと後で語った方が良さそうなので、一旦引用するに留めます。なんとなく頭の片隅に残しておいてくれると、以下の理解がスムーズになると思います。
「仏曲たち」と名付けるセンス
ようやく、本題の本題です。今日の原稿で僕が一番問題にしたいのはここです。それは「仏曲たち」というタイトルについてです。これは、僕はちょっと、普通じゃないな、と思っています。かつ、僕の音楽体験と、創作の初期衝動みたいなものと繋がるので、うまくいくかわかりませんが、語ってみたいと思います。
先ほどの引用文には、こんな一節があります。
「原案は 中学の部活の先輩です タカハシ先輩、すみません!!」
はい、そうです。実は、この「仏曲たち」という題は、僕の中学校の部活の1年先輩がつけたものなんですね。だからこれは引用です。あるいは「本歌取り」です。それがなんであろうと、ここで僕が言いたいのは、「仏曲たち」と題した彼のセンスに、当時14歳だった僕は、稲妻にうたれたような衝撃を受けたということで、それが、12年経過した今も、僕の中にはっきりと残っているということです。
これは明らかにAKB48の「神曲たち」を意識したネーミングです。事実、当時はAKB48が隆盛を極めていました。当然クラスメイトや部活にもファンは多く、僕の友達も熱烈なドルオタでした。
僕は当時、富山市の奥田中学校でサッカー部に所属していたのですが(隣のクラスには今をときめくハチムラ選手がいました)、練習試合等では電車移動が多く、本当は禁止されていたのですが、iPodやPSPに音楽を取り込んで、移動中に聞いていました。移動中に音楽を聴くというのは、これくらいの時期に身についた習慣であるように思います。
当時は現在のようにストリーミングのサービスはなく、音楽を何らかの媒体に取り組むというのが当たり前だったのです。なので、僕もTSUTAYAに行ってお気に入りのCDをレンタル→PCでダビング→iPodに同期という流れで音楽を聞いていました。当然「神曲たち」も借りたと思います。そして、iPodの中に自分なりのお気に入りプレイリストを作っていました。
そんな中、僕の先輩方は一風変わったことをやっていました。つまり、お気に入りの曲を集めてCDを焼く、ということです。先輩のタカハシさんは、AKBのお気に入り曲を集めて、「仏曲たち」というアルバムを作ると息巻いていました。これをいうのは2回目ですが、僕は本当にその時、雷にうたれたような衝撃を受けました。「なんという挑戦的で、シニカルで、ユーモラスな取り組みなんだろう!!!面白すぎ!!!かっっこよ!!!!!一生ついてきます!!!」と思いました。
しかし、同時に、ちょっと嫉妬しました。落ち込みました。1歳しか違わないのに、どうして俺はこういうことを思いつけないのだろう。感動すると同時に、強いコンプレックスを抱きました(こういう複雑な心情や屈折した気持ちは、僕の人生を一貫するテーゼであり、それが指原作品と接しているという可能性については、後日時間をかけて論じます)。
僕はそのタカハシ先輩が作った「仏曲たち」というアルバムは聴くことができませんでした。そして、家族の都合で新潟への再転居が決まってしまい、以降、彼のその後を知りません。いま彼がどこでどうしているのか、とても気がかりです。もし会うことができたら、感謝を伝えたいです。なぜなら、彼のアイデアとセンスが、僕の創作の原動力になっていると言っても過言ではないからです。
というわけで、僕がアイドルソングのプレイリストをつくる機会に恵まれたら(今回は勝手にやりましたが)、絶対に「仏曲たち」というタイトルをつけるという野望を、10数年間抱いてきました。その夢が叶ったことが、とても誇らしいです。ありがとうございます(はい、拍手〜!!)。
註:かの有名な「神曲たち」のジャケットに、指原さんの姿がないことも、何か暗示的なものを感じさせますが、そのことも機会があれば書きます。
「どうでもいい」と思った人へ
前回も書きましたが、僕はこういう細やかな感動を、みなさんと「共有」できたらいいな、と思っています。ここまで読んでくださった方がいるのかどうかわかりませんが、客観的にいっても、これは極めてどうでもいいことです。だってそうでしょう。一介の市民アイドル愛好家が、プレイリストに気に入ったタイトルをつけた、というだけなんですから。どう考えても、どうでもいいです。
しかし、僕はこういう「どうでもよさ」の中に、美しさや感動をみるのです。そしてできれば、その、極めて些細な感動を、社会や世界に投げかけてみたいのです。みなさんにわかってもらいたいのです。なぜなら、一人では、さみしいからです。さみしさについても、いつか書くことにしましょう。
何の話だか分からなくなってしまいましたが、まとめるとこういうことです。
・10数年前に「神曲たち」をもじった「仏曲たち」という自主作品を作った先輩がいた
・それにとんでもない影響を受け、同時に嫉妬した
・この体験が自分の創作の原点になっている
こういうことです。5300字書いて、言いたいのはこれだけです。どうもすみませんでした。初回にも書きましたが、この原稿は、改稿を予定しています。場合によっては削除したり、加筆を加えます。見やすいように、図表もつけようと思っています。だから、今日の原稿を読めるのは、ある意味、今日だけです。熱心な松井読者の特権です。
そんな人がいるのかどうかはわかりませんが、とにかく、ここまで読んでくださってありがとうございました。多分今日の原稿より、明日以降の方が面白いぞ!!今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。今日は1時に寝て、4時に目が覚め、5時に起きて5600字書きました。まだ書けそうですが、無理せず、一旦ここで休みます。
それではみなさん、ごきげんよう。バーイ!shuseimatsuiでした。