「新ウサギとカメ」
第281話 2015年7月27日新潟県十日町市
東の海岸線に日の出が昇っていました。
その海には無人島があって、
船に乗ったウサギがカレー味の団子を探しに来ていました。
海岸線を探しても石しか見つからず、
島の頂上を探しましたが一本の木しかありませんでした。
団子がないのは、ウサギをハメようとしていたカメの罠だったからで、
すでに団子をたらふく食べたカメは海に帰って行っていました。
ウサギは次の島に向かい、まだ団子を探しました。
すると、切り立った崖のそばの木の下に
お団子やさんがあったので、行ってみると、
その店主はカメでした。
お題:日の出
記号:◆佐藤(司会)◇加者*会場の様子
◆「あるところに、朝日が昇っていたそうなんですが、これはどこから昇っていたんですか?」
◇「東から。」
◆「なるほど方角から答えてもらいましたが、どこら辺の東からなんですか?。」
◇「海岸線から。」
◆「海の向こうから上がっていた。他に何か見えるものはありますかね?」
◇「島。」
◆「島が見える。この島はどんな島ですかね?」
◇「島?無人島。」
◆「誰もいない島。そんな中、どんなことが起こってくるんですかね?」
◇「船が・・」
◆「船がやってきて、この船には何が乗ってるんですかね?」
◇「うさぎ。」
◆「うさぎが乗っている。このうさぎは島に何をしに行くんですか?」
◇「お団子探しに。」
◆「これは何か特別な団子だったりするんですか?」
◇「ん~・・カレーでできた団子。」
*会場笑い
◆「カレー団子。それは島のどこらへんにありそうですか?」
◇「それは・・わかっちゃうとね・・。」
◆「何かありそうな雰囲気があると。どこを探したらいいんでしょうか?」
◇「まずは海岸線を。」
◆「海岸付近を探すと・・するとどんなものが見つかりましたか?」
◇「え~っと。石。」
◆「石ころ。これではないようですね。次はどの辺を探したらよいですかね?」
◇「島の・・てっぺん。」
◆「島のちょっと高くなった頂上を探すと。どうですか?何かありそうですか?」
◇「う~ん。一本の木が。」
◆「意味深ですね。この木は、どうですか?」
◇「どうですか?団子らしきものは見当たらない。」
◆「やっぱりない。ただ意味深なだけだった。さああどうしましょう。全然見つからないですけど?」
◇「これはね、ウサギをハメようとするカメの罠にひっかかっていたの。」
◆「なるほど。どこかにいるカメに、団子はとられていて、ウサギはハメられていたと。では、今頃カメはどうしてるんですか?」
◇「お腹がいっぱいになってる。」
◆「もうたらふく団子をすでに食べていた。団子はなくて、どうなっちゃうんですか?」
◇「海へ帰る。」
◆「カメは海に帰っちゃう。じゃあウサギはどうしましょうね?」
◇「どうしよう・・え~っと・・じゃあ・・え・・次の島に・・」
◆「また次の島に探しに行く。今度の島はどんな感じですかね?」
◇「今度の島は・・ものすごい崖がすごい。」
◆「切り立った崖があって危なそう。これどうしましょう?」
◇「崖の前に何やら木が・・」
◆「ここにも木が・・皆さんの話にはとりあえず木が出てくるんですね。今度はどうしましょう?」
◇「木の根元に団子やさんがある。」
◆「なんと木の根元にお団子やさんがあって、最後どうなっちゃう?」
◇「えっと、その店主はカメだった。」
◆「お店の店主はカメで、ウサギは最後までカメに誘導されていたようです。めでたし、めでたし~。」
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