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◎2020年6月の活動記録◎
今月もハイライトで振り返ります。
2020年6月実績:9媒体、18本
※2ヶ月遅れなのは、書いた記事が公開になるまで時間がかかるからです。
※売り上げ計上月で管理しているので、公開月は前後することがあります。
【20's type】
プロ歌手からやきいも屋になった「たなか」さん。一体なぜ…?前半はやきいも屋の話をゆるゆると聞きつつ、後半は「ぼくりり」時代の話に入って一気にドライブがかかる感じを楽しんでもらえればと思います。
タイトルにもありますが、マジで深いです。
ーー音楽家になっても、レールに乗っていること自体は変わらなかった、と。
はい。音楽家は見た目は華やかだし、「メディア出てすごいね」「主題歌やってすごいね」って感じになるんですけど。
逆にサラリーマンではなく、一見自由なアーティストっていうポジションになったからこそ、“呪い”はより強まると言いますか。「音楽家としてああしなければ、こうしなければ」という謎の義務感がずっとあって。
最初に取材準備でたなかさんが話している動画を見たときは、言語レベルが高すぎて、正直何を仰っているのかわからなかったのですが(すみません)、曲を聴いたり背景を知るにつれてだんだんと理解が追いついたのが嬉しかったです。事前準備に魂を込める大切さを改めて学んだ一本でした。
【ジョイキャリア】
堀潤さんの子ども時代から現在に至るまで、根掘り葉掘り聞かせていただきました。さすが「伝える仕事」のプロでいらっしゃるなぁと感じる素晴らしい受け答えで、感動しっ放しでした。
堀潤さんの活動の「軸」がわかってもらえれば嬉しいです。特にNHKの改革の時代のパートは、当時の疾走感を楽しんでもらえると思います。
堀潤さんの考える「メディアの役割」について、私の心に突き刺さった言葉を紹介させてください。
「メディアって、誰のためにあると思いますか? メディア人が伝えたいことを出すためにあるんじゃないんです。『これを伝えてほしい』っていう人たちに、発信の場を作るためにあるんですよ。自分の伝えたいことの『』を埋めてくれる人を探すのが取材だと思ったら、それは違います」
こちらも非常に共感しました。
そんな堀氏には、ジャーナリストとして日本や世界を飛び回る中で抱くようになった、ある危機感がある。
「経済に負けてはいけない、ということですね。例えば個人情報一つとっても、GoogleもAmazonも便利だから(個人情報を取られても)今更しょうがないじゃん、とか。SNS投稿の誹謗中傷や批判に問題があるから表現の自由は多少制限されてもいいじゃん、とか。国が安全で平和であるためにはある程度の権力が政府に必要だよね、とか。
『生活が豊かになるなら、自分たちの権利を犠牲にしても構わない』という価値観が当たり前になっていくのがすごく怖いです」
【FastGrow】
モメンタム・ホースさんとのお仕事の1本目。FastGrowの記事の作り方はとても緻密で、記事の品質の高め方を改めて学ぶ機会になりました。
中島さんの論理的なお話と小池さんの鋭い編集のおかげで、ベルフェイスさんの成長戦略がよくわかる一本になったと思います。
「プロダクトの価値が、まだ世の中へ正確に伝わっていないと感じています。いまだに『Zoomと何が違うんですか?』と聞かれるのが、何よりの証拠です。ターゲットを定義してコミュニケーションを設計し、マーケットに価値を訴求する──このプロセスを引き続き繰り返していくことで、さらなる急成長を実現していきたいです」
【エンジニアtype】
コロナ禍でもエンジニアの採用継続を決断したSanSan、SmartHR、GunosyのCTO対談です。応募者の傾向に変化があったそうで、その舞台裏や、エンジニア採用に対する企業の考えをよく知れる内容になっています。
またSansanのCTO、藤倉さんのこちらの言葉には、ガツンと来た方も多いのではないでしょうか。
藤倉:「技術力を高めれば、給料も高くなる」と勘違いしてしまうエンジニアも中にはいますよね。でも、ビジネスパーソンである以上、給料は事業に貢献してこそもらえるものだと思った方がいい。
営業には営業トークが必要だし、マーケターにはマーケティングの知識が必要。それと同じように、エンジニアにも専門知識としての技術力は必要ですが、それは単なる手段に過ぎない。そこにこだわり過ぎて、事業貢献の意識を失ってしまうのでは本末転倒です。
エンジニアの方のキャリア戦略って、本当に難しいですね…。
【SUUMOジャーナル】
人気Youtubeチャンネル『OKUDAIRA BASE』を運営する暮らし系Youtuberの奥平眞司さんに、狭い部屋でも快適にテレワークするコツを聞きました。
彼は26歳と若いのですが、大変悟っておられて、部屋で暮らすことに関してたくさんの示唆を与えてくれました。「自分の部屋なんかどうしたって快適になりようがない」と思い込んでいる方に、ぜひ読んでいただきたい!
すでに部屋を「休むための空間」「寝るための空間」としてつくってしまった人は、どうすれば奥平さんのように集中できる部屋をつくれるのでしょうか?
「う~ん、もしかしたら、レイアウトどうこうと言うよりも、お部屋に対する愛着がないのかもしれないですね。(中略)例えば、『ダイニングテーブルで仕事をしてるから集中できない』と思ってるかもしれないけど、集中できない原因はそのテーブル自体を気に入っていないことにあるのかも。僕は作業をするときに使っているこのデスクも、今座っているロッキングチェアも、心の底から気に入っています」
そして、部屋の狭さ・広さって、実は快適さと関係ないんです。
もっと広い部屋だったら、お気に入りのモノをいろいろ置ける気がするんです……。そんな本音を伝えると、奥平さんはこう答えてくれました。
「僕は今も広いとは言えない部屋なんですけど、狭い部屋って面白いなと思っていて。広かったら全てが解決するじゃないですか。家具だって置けちゃうし、スペースも自由に取れる。でも狭いということは、家具の配置を真剣に考えるので、その分、自分と向き合わないといけないですよね。狭いから楽しめないのではなく、狭いからこそ、いろんな楽しみ方ができるんじゃないかなと思います」
【個人的なこと】
アーティストからジャーナリスト、スタートアップCTO・CTO、暮らし系Youtuberまで、本当に幅広く仕事をさせてもらっているなと驚いています(笑)。いつもありがとうございます!
話は変わりますが。地の文を書く技術を向上させるのに、ドキュメンタリー番組のナレーションが役立つ気がしています。情熱大陸のナレーションでも書き取りしてみようかな。
また、最近すごく好きなのが、『AERA』の「はたらく夫婦カンケイ」という連載の文章。情報としては特段インパクトのあるものでなくても、書き方次第で読者の心をいっぱいにできるんですね。何気ないことを一人称で語ったときに、いかに空気感を伝え、余韻を残せるか。そんな文章にチャレンジしたいなと思っています。
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