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友達といるのに疲れたって、それでいい
世の中には2種類の人がいる。
人と一緒にいると元気になる人と、疲れる人。
前者は誰かと過ごすとエネルギーが満ち溢れ、後者はみるみる消耗していく。
私のイメージだと、前者はワンちゃん(犬)、後者は猫ちゃんに似ている。
ワンちゃんは飼い主が帰宅すると「嬉しい!嬉しい!」とはしゃぎ回り、家族の側にいたがるけど、猫はご飯をもらえたら、自分のお気に入りのスペースに姿を消してしまう。
あるいは、スマホ。
前者は人と話すことで充電されるけれど、後者は人と話すとバッテリーを消耗する。
1対1であれば、目の前の相手にだけ注意を向ければいいけど、人が増えれば増えるほど、注意を向けないといけない相手も増える。
少し重たいアプリがあったとして、ひとつ動かす分にはそれ程負担はないけれど、2個も3個も起動すると、瞬く間に充電がなくなってしまう。
私は、「人と一緒にいると疲れる人」。
どれだけ仲の良い友達でも、必ずアプリが起動してしまい、バックグラウンドで私のエネルギーを削ってゆく。
それは、「これだけは言っちゃダメリストとの照会」だったり、「もっと楽しんでもらうための次の話題探し」だったり、「あまりに変な顔をしないようにする身だしなみ」だったり。
完全に「ゼロ」、オフにするのが、とても苦手。
だから、お泊まり会はあんまり得意じゃないし、知らない人が沢山いる飲み会なんてもってのほか。強制終了しそうなほど疲れ果てる。
ただ、不思議なことに、夫にだけは「ゼロ」でいられる。エネルギーの使用量ゼロ。バッテリーも上がらない。エネルギーが増えることもなければ、減ることもない。
友達にだって本当は「ゼロ」でいたい。
誰かと長く過ごすと、次第に「早く1人になりたい」と思ってしまう自分がいて、その友達が嫌なわけじゃ全くないのに、どうしても何かを起動させてしまうのだ。
でも、完全なるゼロにできないのは、何かが怖いわけで。
そこを無理くりゼロにしようと頑張るより、「限りなくゼロに近い微量のエネルギー」で過ごせるありがたさ、を感じた方が良い。
半日を一緒に楽しく過ごせるだけで、十分なのかもしれない。
いつまで経ってもこんな調子の自分に少しがっかりもするけど、こんな性分とうまく付き合っていくしかない、と開き直って。
ゆるくいこう。