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今後、お酒は控えめにします。たぶん。

先日、LAKEBIWA100っていう距離169km、累積10,500mD+のトレランの大会に参加している仲間たちをほぼ寝ずにサポートしてきた。
みんなの完走を見て、勝手に達成感に浸って、少しお酒を飲んで、泥のように眠った。
そして、その翌日に事件が発生した。

10/10 9:00 気温低め 小雨混じり
ひとりで六甲を走ろうと思って、シェールのコースチェックに入ってみた。
前日までの雨の影響で山には水があふれている感じだった。

コースチェックも後半に差し掛かり、ほぼ貸切に近いトレイルを順調に走っていたとき、突然、胸腹部に激痛が…。
直前に食べたクロワッサン4個が消化不良を起こしたものと思ったけど、なんせ痛みが激し過ぎる。
痛くて歩けない。
小雨の中で地面に横になってみる。
場所は超マイナールート上で、他は誰もいない。
家はまだまだ遠い。
起き上がって歩くが辛い。
何度も立ち止まる。

やっとの思いで再度公園までたどり着いた。今思えば茶屋に駆け込んでおばちゃんに助けを求めるとか、いろいろあっただろうに、完全に思考停止していたので漫然と、朦朧としながら自宅を目指して歩いた。

3時間近くかけて家にたどり着いた頃には体はすっかり冷え切っていたけど、シャワーで体温を上げて休んだら何とかなるだろうととりあえず横になった。
眠れはするんだけど、痛みが激しいのですぐに起きてしまう。
仰向けでは痛くて眠れず、横向きで背中を丸めて、頻繁に寝返りしながら短い睡眠を繰り返していた。
午前2時頃、痛みとか不安感に耐えられず病院に電話してみた。タクシーを呼ぼうとしたけどそれさえ面倒になり、結局、朝まで様子を見ることにした。

夜が明け、週明けの火曜日、どうしても外せない案件があって出掛けたものの、案件が終了後、耐えられず、町医者に駆け込んだ。町医者によると、宿便だろうからとにかく体内にあるものを排泄するしかないとか言って、いくつか薬が処方された。
これで助かるとむちゃくちゃ安心して薬を所定の倍量を飲んで寝た。なお、食欲はゼロなので発症以来、水以外は口にしていない。
しかし、うんこさえ出れば…という期待はいとも簡単に裏切られた。排泄欲はやってこない。
この晩、38.6度の熱が出た。
この医者にはもう行かない。絶対。

ここで友人の医師の存在を思い出して相談してみた。処方された薬を伝えたら、それ、下剤じゃないよ、とのこと。いろいろアドバイスをもらって気持ちが楽になった。
効き目の強い漢方薬を教えてもらって、翌日、薬局に電話した。
ところが店主が頑固で理由はわからないが簡単にはその薬をくれそうにない。
こっちは粘るほど気力がないのであきらめて、アマゾンプライムでコーラックMgをポチッて、配達を待つことにした。
置き配で届き、やはり倍量を飲み込んで、期待してその時を待ってみたけど、うん(こ)ともすんとも言わない。
ここで既に10/14(発症から4日目)になっていた。
食べたものはミカンの缶詰めひとつ。

ここまできたら病院に行くしかないとさすがに思った。コロナの検査キットで陰性を確認し、意を決して朝からタクシーで大きな病院に向かった。

血液検査、CT、エコー、造影剤、MRIいろいろやった。
きれいな女医さんは検査結果を前に、宿便がどうこうではなく急性膵炎ですよ、と言い切った。膵炎が原因で腹部に激しい痛みが出ているのであって、消化器系も動いていない。胆石は無いようだから原因はアルコールだろう。今日から入院してください。とのこと。
急に入院と言われてもそんな心構えも準備もしてないので、一旦帰らせて欲しいと懇願するも、一顧だにされず。入院スタート。緊急入院なので隔離状態で、売店にも行けない。
友人に緊急事態を説明して、その日の内に携帯の充電用のセットを届けてもらった。感謝しかない。
翌朝、友人が栄養補給系と文化書籍を届けてくれた(面会できず)。その後、別の友人も黒い袋に包まれた芸術誌を届けてくれたがこの時も面会できず。これらの書籍はビニールに包まれたままだが、このお二人にも感謝しかない。

入院後2日間は点滴からの水だけ。空腹感も食欲も排泄欲(排尿あり)もなし。当初より痛みは多少は治まってきていた。
夜中トイレで転倒して壁に右側頭部を強打した。同部屋の患者さんが驚いて叫んでいた。
10/16(入院3日目)に重湯スタート。この頃には炎症も落ち着きはじめており、苦しさは緩み始めていた。
10/18には五分粥スタート。この日、食後しばらくしておもむろに便意を催した。トイレに急ぐが、点滴スタンドや体に巻き付く心拍計がじゃまをしてうまくいかない。あたふたしているうちに、残念ながらパンツを汚してしまった。救いはパンツとパジャマを降ろした直後で、体への付着を何とか免れたこと。
その後、やさしい看護師さんに助けていただきました。
この時は、パンツを汚した悲しさより、9日ぶりに排泄できたことへ対する歓喜が勝り、排泄の余韻に浸っていた。
そして、うんこが出てからは腹部の痛みがほぼ消失し、みるみる元気になっていった。

10/21(入院8日目)の朝、医師が検査結果も落ち着いているようなので明日には退院できそうですよ、と言ってくれた。こっちは入院に飽き飽きしていたので、それ、今日ではダメですか?とゴネてみたら、え?んーと…、と言い残して一旦どこかに引っ込んで行った。
5分後に戻ってきた医師が、じゃ、今日ってことで、と言ってくれてめでたく入院生活が終焉を迎えた。

これからはあまりお酒を飲みません。

#裏山だからといってなめてはいけない
#急性膵炎は再発するらしい
#ビールは1000mlまで
#油分は控えてください
#クロワッサンにトラウマ
#胃腸トラブルなのか
#肺炎にならなくてよかった











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