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6日後に新刊を出す植本一子(2024/11/25)

午前中の何時にくるかわからない来客を待ちつつ、博打のように買い物へ出かける。9時オープンのスーパーを2軒はしごし、撮影に来てくれたお子さんに渡すお菓子の詰め合わせや、家の冬用スリッパ、おでんの具など買い込む。早い時間なら新鮮な大根も選び放題、どれよりも太くて張りのあるものを198円で買い、佐清のように自転車のカゴから突き出して帰る。

来る前に一報入るかと思いきや、来客は午前ギリギリの時間に突然やってきた。
先日天気のいい日に朝から自転車で近所をプラプラしていたところ、道端に置かれた小さい段ボールを見つけたのだ。角が軽くへこんでいて、どうやら荷台から落ちてしまったらしい。配達先が貼られた宅配便ではなく、おそらくリフォーム用品をその家に持っていく際に工務店かなにかが落としたのだろう、工場からの出荷番号がシールで張られているものだった。真新しいそれ(品番から調べたところ7000円相当の物)を交番に持って行ったところで、きっと持ち主のところには戻らない……と、家に持ち帰り、中身の商品を作っている大手企業のお問い合わせ先にメールをして、やりとりの末、下請け会社の人が今日直接取りに来た、という感じだ。別にそのまま処分したって誰も困らなかったかもしれないけれど、勿体無い。段ボールを渡すと、駅前のコーヒーショップで買ってきたであろうお菓子の詰め合わせが戻ってきた。明日食べるおでんを煮込みながら、早速チョコチャンククッキーをいただく。

午後、ニュースレターを書いて何度も推敲し、夕方に送る。ニュースレターは一度送ると直せないので緊張感がある。その点、この日記は何度でも書き直せて気が楽だ。ニュースレターは実に半年ぶりの配信となった。

夜、とんでもないことが発覚し、あまりのことにクラクラする。頭痛さえし始め、でもなす術もなく、22時半には気絶するように寝てしまった。


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植本一子
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