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常に起こり続ける、心ここに在らずな状況とは|幸せに気づける心

今回は、幸せに気づくために必要な方法を見ていきます。

「心ここに在らず」といった状況、経験あるでしょうか。
気づいていないだけで「心ここに在らず」になっていることがスタンダードになっている人、多いです。

心ここに在らずの状況とは、どんな状況か。
それは、体はここにあるけれど、気持ち、心は別の場所にあるということです。
まさにそのままでした。
仕事に追われている人は、家に帰ってきて寝ようとしているのに頭の中ではまだ仕事中。
心配事、不安なこと、まだ起きてはいないけれど……気づくと頭の中はそればかり。


例えばこんな感じです。

あなたは今、星が綺麗に見える夜に、大切な人たちと一緒に星空を眺めているところです。見上げれば満天の星空がそこに広がっていて、自分以外の他の人たちは夜空にすっかり見とれています。

なのに、あなたの心は悩み苦しんでいる。

頭の中ではあらゆることを高速で考え、過去と未来を行ったり来たりしているこの瞬間に、今ここで見上げているはずの星空を見ているようで、実はなんにも見えてはいない状況なのです。
本当は満天の星空を眺めているはずなのに、他の人のように眺めたいはずなのに、あなたの心は今ここにはいないから、綺麗だとか美しいだとか、何も感じないのです。

「明日までにあれをやらないといけない」
「うわぁ、あれやるの忘れてたーー。帰ったらすぐにやらないと。でも間に合うかなぁ」といった具合です。
「なんで昨日あんな酷いこと事言ってしまったんだろう。前にも同じようなことがあったんだよなぁ。自分は一体何やってるんだろう」

まさに『心ここに在らず』です。

多くの人はいつも忙しく動いていて、やるべきことが山ほどあるし、少しの時間も無駄にはできない。
頭の中では絶えず何かを考え、悩み、心にはストレスや深い闇を抱えている。
このような状態が常だと、想像するだけで疲れてしまいますよね。
にも関わらず、無意識の中で忙しく動き回り思考も止まらず溢れ出し、目の前のことに集中することが難しい。
わかってはいるけれど、勝手にそうなってしまうんですね。

大切なことは、さっきの星空を例えるなら、
ただただ満天の星空を眺めることです。

ここにいて『星空を見上げて、今何かを感じか』それが大切なことなのです。

今この瞬間を楽しみ感じることで、心と体が一つになります。
星空に限らず、どんなことでも一緒です。

朝日を眺めるも良い、夕焼けでも良い。推しを眺めるでもいいのです。

それらを見て、心がどう動くのか、気分はどう変わるのか、その部分に気持ちを向けて自分の感覚に意識を向けてみてください。
今自分はどう感じているのかと、自分の中に耳を傾けるのです。
かつてまで気づかなかった些細な部分に気づけるようになり、心穏やかに過ごせる瞬間が増え、気持ちに少しだけ余裕が生まれることに気づきます。
自分の心がどう受け取るか、ただそれだけなんです。

幸せとは、誰かの感じたものじゃなくて、自分が感じたものです。

幸せそうに見えても、実際そうでもないということも少なくないです。
そして他の誰かから見たらあなたがとても幸せそうに見え、羨ましいとさえ思われているということもあります。

幸せになりたいと思って外側から見つけようとすることは間違っています。
自分の内側からしか幸せは湧いてこないのです。

星が綺麗だ、朝日が綺麗だ、
それは受け取る人によるものです。
余裕がなければ何も感じない。

心がここにあれば、どんなことにも良い面を見つけることができる。

それが一番の幸せへの近道です。

もしかしたら、綺麗事に聞こえるかもしれない。
でも、受け取り方一つですべてが変わることには気づいているでしょう。

失敗を失敗で終わらせるのか、失敗を成功へ生かせるのかで物事は大きく変わります。「失敗こそが学びのチャンスだ」という感覚は人間らしいと感じます。

誰かと比べて生み出す幸せではくて、自分が感じる自分だけのオリジナルな幸せは、すぐ目の前にあるかもしれません。
それに気づける心を作るために、心と体をまずは一致して、どんな些細なことも見逃さずに、無意味なこととは考えずに意味のあることと捉えて、自分の感覚に従ってみてください。

心ここに在らずな状態は、悪いことだけではありません。
時に必要であることもあるかも知れない。
意図しない心がどこかへ行ってしまう状況じゃなく『自分の意思で』そうすることは悪くない。
それで自分を保つことができるなら、それはそれでいいと自分を受け入れるととても楽になれます。
正解も不正解もないのです。


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