コロ助誕生 前半
明日が予定日 という記事を投稿して8時間20分後、コロ助はこの世界に生まれました!
明日の予定日は越えそう、明後日またきてね と病院で言われて帰宅。洗濯物をほして、13時ごろだらだらしながらうとうとしている時に ちょっとお腹痛い?生理痛のような。 と思ったものの、そこから二時間んはんくらい爆睡してたみたい。目が覚めて、やっぱり生理痛みたいなのあるな、でも陣痛はまだ早いよね。そういえば便秘の時もこんな感じで痛いことあるっけ? と思いながらお手洗いへ。一応のつもりで確認したショーツになんとおしるしが!これ、おしるしよね?これをおしるしというのよね?おちつけーと自分に言って、お腹のコロ助に がんばろうね、と言いました。
入院用のバックの中身を確認して、病院に電話。入院の準備をしてきてください と言われ、病院にむかいました。破水でもなく陣痛でもなく、おしるしからきてくれたのは私にとって好都合でした。徒歩10分、無事到着。玄関のところでたまたま(たぶん)主治医の先生にお会いしました。こんにちは と言いながらも、 これおしるしじゃないよ と言われたらどうしようと思いながら診察。今夜中になりそう と言われました。待機部屋に行くと、午前中に出産準備をしていた患者さんが、状態が落ち着いたらしく、普通に過ごしておられました。
その前のベッドで私は点滴。たぶん促進剤入れてたんだろうと思う。陣痛がどんどんひどくなる。便意のようなものを感じたら呼んでください と言われるけど、一向に便意のようなものはこない。陣痛がどんどん強くなる。コロ助も動いてる。がんばってる。コロちゃん、がんばろうね と声かけしながらも痛い!先生が2回目か3回目にみにきてくださった時に、 このままおりてこなかったら出させてください と、帝王切開を告げられました。そこから陣痛の痛みはもっと強くなって、 これ以上強くなったら耐えられへんで という恐怖お感じました。後から母に話すと、 そうやろ、でも自然分娩でも陣痛の強さはたぶんそのくらいやと思う と経験者が言ってくれました。
帝王切開をするため分娩室へ。いつも診察室で先生の知覚にいる看護師さんが迎えてくれました。 声でわかる? と私を安心させてくれました。踏み台を使ってベッドに上がるのも、ベッドに横になるのも、見えない私にもわかりやすく、何人もの看護師さんが誘導してくれるのですが、見えないからできないんじゃなくて、お腹が痛くてスムーズに動けない。麻酔は背骨にうつのですが、なかなかうまくいかない。力入れないで と言われるものの、刺さった瞬間にぴくっとなってしまう。何度も打ちました。うつたびに背骨より下のおしりや足がピリッとする。○丸さん、普段から腰痛もち? と先生にきかれて、自覚ないです と答える。麻酔ばりがうまく入らないのって筋緊張が関係あるの?妊娠中も腰痛なくて優秀だな私 と思っていたのに。マッサージ師として腰の張りに気付けていないなんてだめじゃないか。何度も体勢を変えながらうって、やっと胸から下の間隔がなくなりました。陣痛も感じなくなりました。
お願いします、と先生がスタッフの方々に挨拶されて、手術がはじまりました。ドクターXの手術のシーンのような音がしているけど、痛みも触られてる感覚もない。
手を握らせてくれていた、いつもの診察室の看護士さんが 52分、女の子ですよ と言った数秒後、赤ちゃんの鳴き声がしました。私がイメージする一般的な赤ちゃんの声よりも少し低めの、でも女の子らしい声。きっとみんな、自分の子供の声だけは、他の赤ちゃんとはちがってきこえるんじゃないかな。先生がお腹の処置をしてくれている中、コロ助はきれいにしてもらって、私のところへやってきました。がんばったね、ありがとう と伝えました。私の視力の都合でお顔の全体像は見えず、お花とお口だけが見えました。帝王切開なので胸の上に置いてもらうことはかなわず、ほっぺにチューーしてくれました。
一筋流れた涙を看護師さんがふいてくれました。
連絡先はご主人?ときかれたけど、まだ仕事かもしれないので母に連絡してもらいました。一時間後、母がきてくれました。
夫には、午前の診察がわった後、予定日越えそう、今週末もだらだらすごそう、とLINEしました。それは既読になったけど、17時に入院して以降、今夜中になりそうと言われたことも、帝王切開になるかもということも、未読だったので、未だに知らない可能性がありました。
病室に戻ってしばらくすると母がきてくれました。
それにしても、医療従事者の方々って本当にすごい。痛すぎて正気じゃない私を誘導して、痛みから救って、新しい命を誕生させるのです。今回、身にしみてそのすごさを感じました。
とりあえずここまでを前半として投稿します。
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