「仕事が出来る人」は目指しちゃダメ
今回は過激なタイトルで釣るw
私の考える仕事との向き合い方について、特に若い世代に向けて伝えたい事を思いついたので書き連ねていこうと思います。
よくある「仕事のできる人は~」って情報の毒
どんな媒体でもこういうのありますよね。若い人たちが刺激を受ける、それ自体には否定派しませんが、ちょっとハードルが高すぎるというか「それ、いきなり言っちゃう?」って思います。
観てると確かに書いてあることは正しいような気がするんですけど、内容的に「ある程度の艱難辛苦を味わった後に一旦立ち止まって考える」ような内容だと思うんですよね。
ごく少数の賢い人はこの情報だけでもいい方向に進むと思うのです。でも大多数の人は失敗経験を経て情報比較をし、そこから自分なりの結論を導き出すというプロセスが必要だと思うのです。
この大多数の人が大真面目にこういった情報を真に受けた結果「意識高い系」という人々が誕生しているのかな…というのが率直な感想です(偏見
そして頑張った結果、上手くいかなくてモチベーションが落ちていったり、見当違いなマウントを取ったり…非生産的で不毛な状況が生まれやすいです。
じゃあどうしたらいいのよ?
結論から言うと「そこそこ出来る人を目指しましょう」です。
いきなり「ビジネスマン」を目指さなくていいんです。学校教育と社会で求められるムーブには大きな差異があります。これがどんな世代でも最初のハードルになるんですね。特に近年になってこの傾向は顕著になっていると思います。
まずは就職したところでゆるーく仕事をに慣れて「仕事で何が大切なのか」を把握するところから始めるのが良いと思います。
これが解かってくると「仕事の優先順位」が判るようになります。仕事が出来ない人はこの優先順位が無茶苦茶なんです。だから見当違いの事に一生懸命になって、大切なタスクがおろそかになってしまうんですね。
次に「担当する仕事の最小範囲から全体像までをゆっくりと把握する」です。仕事の出来る上司などは全体像を見ています。これはすごく重要ですが、いきなり全体像を把握しろって言われても何が何やらと…となってしまいます。
なので、まずは担当範囲から整理、次に関連する業務を繋げる、それを続けて全体像へと近づける…こうする事で「会社全体の利益向上にはどう動くのが適切か」「自分の出来る範囲はどの程度か」が理解できるようになります。
あくまでマイペースに
これらは人によって理解速度が様々ですが、周りと合わせる必要はないです。自分のペースでゆっくり上を目指しましょう。上を目指す限り、あなたは会社に大きく貢献しています。これは間違いありません。貢献度は確かに重要ですが、モチベーションを落としては無意味なのでマイペースが一番です!
上を目指さなくても、取り合えず考えながら仕事をしているだけで貢献はしています。だってそれでお金が発生して売り上げにつながるのですから!
最後にちょっとした自論
仕事の覚えが遅い人、理解度の浅い人の特徴として「マニュアル的解釈」をしている事が多いな…と色々な人を育成して感じました。
私はSEという職業柄、システム構成やデータフローなどの理解が重要になってくるのですが、これがマニュアル人間には難しいようなのです。
そんな彼らに共通している事、それは「イメージとして捉えられていない」です。具体的に言うと「じゃあ絵で描いて説明してください」というと書けないんです。
どんな業界にも通用するかと言われるとちょっと自信がないのですが、自分が関わる仕事の説明を図にして説明できるか否か、が分かれ目かなぁと思っています。
以上、長々と読んでいただきありがとうございました😊