定例会議
個人的に金返せレベルの夫婦カウンセラーを受けてみて私と夫の意見がまさかの一致。
あんな人を介入させて話し合う位なら二人でちゃんと話そう、となりました。結果的には良かったのでしょうか(;^_^A?
そもそも私が目指していたものは頑なな夫を変える事が本音ではあったものの今のままではそれが難しくそれに向かっていく道筋は何もない、というのは分かっていたのです。だからこそ私がこの時目指していたのは「二人にとって納得のできる結末を迎える事」でした。
お互い片方の意見を聞く事が出来ない状況だったのでお互いの思いや考えを尊重しつつ着地点を見つける事。それがしたくて家庭内別居を申し入れ夫もそれを理解して受け入れてくれている状況
カウンセリングの次の日二人で話し合いをしました。まず最初に私から夫へこの一週間家庭内別居をしてどうだったのかを聞く事にしました。まず自分が望む未来へ向けてこの状況があるのならばお互いがストレスや我慢があるのは良くないと思ったから。何か生活してる中で嫌だなぁとかストレスに感じる事があったかと聞くと
①暗い雰囲気が嫌②気を使ってる感がお互いあって嫌③必要以上の会話はしたくない
と言われました。
正直、暗い雰囲気になってるのも気を遣う空気になってるのもこの状況下じゃ仕方なくない?って感じですし会話をしたくない、と言われたらなおの事そうなるのはそちらの責任では?とか思いましたが、そんな事言っても何も進まないので飲み込みました。
そもそもおかしな話ですが離婚を告げた側と告げられた側、となると告げた側が強くなるんですよね。離婚したくない人はこれ以上嫌われたくない、機嫌を損ねたくない、とある意味顔色を伺う生活に一変します。これ凄く納得いかないんですけど、現実そうなんです。だからこの時の私は弱者、夫が強者でした。離婚宣言を受けてから私は彼の言葉や思いを何も否定せずに(できずに、ともいう)過ごしていたので、この時も理不尽だなぁと思いながらも「そうだよね」と聞いていました。
一方で私は私の主張はちゃんと出来る範囲ではしてました。結局私も自分の考えを曲げる事が出来ないのでそこはしんどくとも伝えました。
私は離婚するにしてもしないにしても自分の心が納得する事しか選べないし選びたくない。私にとってここからする努力は「離婚を回避する為」でもあり「離婚に納得する為」でもあったのです。真逆の答えではありますが、結果同じ努力の果てに答えがどちらになるか、というだけの話。
離婚回避するためにする努力を精一杯やった果てにダメだとしたらそれは納得して離婚するしかありません。でも私はこの5年間の中で出来てない事まだまだ出来る事しかないと思っていたので今この段階では納得なんて出来ませんから。
ただその努力はやっぱり夫の協力なくしてはあり得ません。だから彼の気持をそこに辿り着かせる努力を私はまずしなくてはいけないと思ってました。
私がこの一週間出来る事をやって変わってきてるのは見ていてわかると夫は言いました。そのうえで彼はこう続けました。
「ichikoが変わったとしても子供がいない人生を歩む気がない。二人で生きていく自信がない。不安しかない。それに変わっていく努力してる姿を見ても正直今はこの5年間俺に対してしてきた事をなかった事にしてほしいとか許して欲しいとかそういう風に思ってやってるんじゃないの?と思ってしまう」
これは中々辛辣な言葉ですね。私よくこの時耐えてうんうんと聞いていたと思います。子供がいない人生、それを私が望んでいたなら分かりますが私は一年間妊活をして流産してます。好き好んで子供を作らない訳じゃないし、流産した時の痛みは夫は全然分かってない。ましてや夫は特別子供好きではなく、子供が欲しい願望は薄い方。子供と自分から接する姿勢も全くない。それに努力をしていく姿をそんな風に思われるのは本当に心外。正直「物凄い被害者面してんな」って印象の言葉でしたね。
それでも私はここで耐えなければならなかったし本当に良く耐えたなって自画自賛したい位です。流産を経験し心に割と大きな傷を背負っているのを夫も知っていてこの発言ですから。
とにかく耐えて彼の言い分は出来るだけ聞いて尊重出来る事はしてあげないといけない状況でした。ただこのまま闇雲に無言の家庭内別居は私にとっても彼にとっても意味がないと思ったので、この時三日置きに話し合いをする、と約束をしました。これは家庭内別居をする上でとても大事な事だと思ってます。会話をしたくないと言っても話をしなければ何も現状を変える事は出来ませんから。そして私は私で今の生活の中で彼の一挙一動に苛まれている事を伝えました。
これは本音か本当かは分かりませんが、ため息や暗い顔はichikoの所為じゃないから何かあるならその度に聞いてくれれば良いよ、と。
なんですかね。これが優しいなどと勘違いしがちですが「それならそういう態度を取るのやめて貰える?」とか言えない苦しさ。まだ聞いてくれてかまわないよと言われるだけマシなのだと自分に言い聞かせました。
話し合いはこの後三日置きに定期的に行われましたが、彼から話そうという事はなく話し合い以外の時は目も合わさない生活。それでも私が早起きして待って「おはよう」と言えば「おはよう」と返してくれる
それだけで今は良い、幸せなんだと自分に言い聞かせて一日一日を必死に生きていくしかなく、話し合いを重ねる度にどんどん最初から疑問に思っていた事が強い疑念に変わっていきます。
どうしてこの人はここまで頑ななのだろうか・・・?
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