更なる驚愕な事実
二時間の話し合いを一旦終えて各々小休憩をとる事に。
流石に二時間この重たい話をし続けたのはお互い結構負担ではありました。夫の負担なぞ知った事ではありませんが、あまり疲れさせて話続けてもお互い疲弊していくだけなので休憩は必要です。
休憩をしてからも夫は落ち着かない様子でチョコチョコ私に話かけてきました。そこで驚愕な事を言われました。
夫「さっき・・・咄嗟に関係が始まったのは2月頃って言ったけど・・・」
私「?」
夫「実は・・・初めて関係を持ったのは去年の8月なんだ」
私「!!????」
この時2021年の6月です。つまり夫は私が全く気付いてない一年近く前から不貞行為をしてたのです・・・
流石にこれは冷静さを失いました。
継続的に不貞行為をしてるのは分かってましたが、長く見ても今年に入ってからかなって思ってたので・・・流石に一年近くは・・・メンタル削られました・・・
数か月だと思っていた事が一年近くだったなんて・・・これはショック受けない人間はいないと思います。
それを言われて私は録音を再開しました。
私「まずさ・・・どっちから誘ったの?」
夫「俺から」
私「・・・で?関係が始まったのが?」
夫「関係が始まったのは去年の8月末」
私「はー・・・(深いため息)」
夫「(友達の)皆で飲んでたって日も二人で会ってた」
私「二人で飲んでたの?」
夫「そう」
私「・・・ふーん。八月ってさぁ・・・はぁ・・・なんでそうなった?そんなにしんどかったの?」
夫「俺はずっとしんどかったよ」
夫「前も結構ふらふらしてた時期もあったし・・・」
私「それは知ってるけど、で?8月にそういう関係になって?遊びに行く度にそうだったんだ?」
夫「そうだね」
私「へぇー・・・〇〇に会ってくるって私に普通に言ってたもんね(男友達と偽って私も信じてた頃)」
夫「・・・そうだね」
私「誕生日もお祝いしてたしね。〇月〇日誕生日でその次の日出かけてたもんね?」
夫「そうだね」
私「逆に凄いわ・・・正直に言ってくれるのは有難いけど・・・いや本当凄いわ・・・(呆)」
夫「これが事実・・・」
私「もう嘘ついてないの?」
夫「うん」
私「8月かぁ・・・これは凄いショックだわ・・・普通にしてたもんなぁ・・」
これまで話し合いの中で割と冷静に出来ていた私ですが、想定外の不貞行為の長さにショックを隠しきれなくなりやや強めの言葉も吐いてしまいました。でもこれは本当に無理。ここで冷静になれたら私は天界に行ってます。
私「・・・そこまで裏切っといて良くまぁ気持ちが戻らないとか言えたよなぁ・・・?」
夫「・・・」
私「あー・・・ちょっと怒りがやばい」
私「・・・申し訳ないとか思わなかったんだ?まず謝ろうや」
怒りの感情が溢れて来た私は遂にこの言葉を言ってしまいました。ここまで話してきた中で彼からの謝罪は一言も無かったのもずっと我慢してました。彼から生まれる謝罪の言葉が聞きたかったのに、それが出て来ず出てくるのは嘘の上塗りだけ。
むしろここまで「謝れ」と言わなかった自分を褒めてあげたい位です。しかしこれを言われても夫は無言。謝れよ(-.-)!!!
私「じゃあ・・・彼女がこっちに来てからそんな時間経ってない頃だよね?(彼女は2019年末頃に他地方から私達が住む地方に彼氏と引っ越してきたばかり)」
夫「そうだね」
私「彼女もすげぇな・・・どういう神経してんだろう?どういうつもりしてんだろうね?」
夫「・・・」
私「・・・ずっと我慢ねぇ・・・・それが夫君なんだろうね。私には言えなかったんだもんね」
夫「そうだね・・・」
私「罪悪感はあったんだろうなって思ってるけどね。私を悪く言って全部私のせいにして逃げようとしてたんだもんね」
夫「そうだね・・・」
私「そんな生き方してると・・・いつか逃げ場無くすよ。今までは上手くやって来れたのかも知れないけど」
夫「・・・」
私「子供扱いされるのが嫌だって?幼稚だって言われた事も気にしてるもんね。来週誕生日で30歳になるよね」
夫「そうだね」
私「もっと大人になろう。二人ともやってる事が10代だ」
夫「・・・」
(感情がこみ上げてくる中でこれだけ優しく言えてる自分を褒めたい・・・)
私「そういう風にしか生きてこれなかったのには理由があるんだろうけど・・・それでも・・・こんな生き方してちゃダメだ・・・」
夫「・・・」
私「もっと・・・成長していけないよ。それは私もだけど。」
私「結局・・・そういう事を一年近くしてました・・・って事は夫君が言ってる事(言ってきた事)が全部薄っぺらくなっちゃうねぇ・・・」
夫「・・・」
私「はぁ・・・(深いため息)何でそうなっちゃったかなぁ・・・」
ため息と涙が止まらなくなってきました。ただただその事実は悲しかったから。
私「・・・ダメだ・・・やっぱり・・・もう逃げる事は許されない」
逃げてばかりの夫。それに対してここまで寛容に冷静に対処して来ましたがここで割と限界を私は迎えました。
私「・・・結構事実を知るってしんどいよねー・・・重いしさ。向き合うのもしんどいしさぁ・・・私も色々知る度にダメージでかくてね・・・」
そう言いながら一度は戻した彼の結婚指輪を再び彼の目の前に置きました。
彼はまたそれを怪訝そうに見て拒絶した顔をしてました。それは見て分かっていたし、さっきまでは「無理に今はめさせても意味ないな」って引いてましたが、限界を迎えた私は割と強めに言いました。
私「夫君には拒否をする権利はない!!」
私「重く受け止めてよ。親に言ったら絶縁されるかも知れない様な事を(君は)したんだよ」
夫「・・・そうだね」
私「罪は罪だ」
私「(指輪をはめさせても)意味がない、縛り付けるのは無理だと思ってるよ。私は許す事と受け入れる事は違う、私は受け入れるって事」
夫「じゃあ・・・やっぱりこれから関係を続けていくのは義務と責任だね」
私「それは当然ある。」
夫「それしかないじゃん」
私「それは今夫君がそう思ってるだけでしょ」
夫「そうだね」
私「ハッキリ言って義務と責任はある。それは当然だろ」(語気強め)
夫「・・・」
私「・・・だから誰も幸せになれないんだよ・・不倫なんか・・!!」
そういうと夫は顔を歪めながら二か月振りにその指に指輪をはめ
夫「これでもう幸せになれないね」
凄くない!?何この言葉!!!散々散々人を苦しめて傷つけてココまでかなり寛容に対応してる嫁に向かってこの言葉を吐けるうちの夫君やばくないですか????今思い出しても腹立つ言葉だな・・・(-"-)!!でもそれに対して冷静に普通に返してた私偉すぎます。本当褒めてあげたい、あの頃の自分を。
私「・・・それは夫君次第じゃない?私次第でもあるけど」
私「夫君はさぁ・・・物事に向き合う事が苦手なんだよね。だから嫌な事があれば逃げてきて・・・それがこの結果なんだよね」
夫「・・・俺が悪いのか・・・・」
(↑そうだよ!!!馬鹿野郎!!!!いくら混乱したメンタルの中とは言えこの発言も出来る夫やばいなオイ!!ここでも冷静に返し続けてる私神かよ!!!)
私「結果の話をしてるんだよ、これが夫君がしてきた事の結果でしょ」
夫「・・・そうだね」
私「だからそれをもうやめよう。辛いだろうよ。でも私も辛い。」
夫「・・・」
私「まぁ今日の今日だからさ・・・無理だと思うけど」
夫「・・・」
私「本当の意味での事の重大さは分かったかな」
夫「・・・」
私「まだ消化不良な思いがあるんだったら・・・逆に親に言った方が良いのかもね」
私「・・・まぁどの道時間が必要だよ。夫君も我慢しなくて良いから。有責者になった時点で終わったって思ってるだろうけど」
夫「別に俺の事なんてどうでも良いんだ」
私「相手の女の事?」
夫「そう」
私「それは・・・ハッキリ言ってどっちも悪いから。夫君の責任ではない。それとも無理やりヤったの?合意の元でしょ?」
夫「もちろん」
私「合意の元だったらどっちも悪いでしょ。庇いたい気持ちは分かるけど。」
夫「・・・」
私「じゃあ・・・今夫君が守らなきゃいけないのは何なのか、親に聞いてみたら?何なら私の口から言ってやりたい位だけど」
夫「・・・」
私「だからこの話は時間がかかるんだよ。今夫君の中で相手の女を大事って思ってるから庇っちゃうし、守りたいよね。私を傷つけた事よりも・・・。それは正直言って頭おかしいからね。人して。浮気する男も女も何度も(浮気を)する。平気で人を裏切れるんだ。だから共犯者みたいな共同意識みたない気持ちが生まれてるんだなって思うしね。自分がされない、自分は大丈夫なんて事はないからね(実際今してる二人が一緒になったとしても)」
夫「・・・」
私「・・・いや私本当に夫君がこんな事出来る人間だとは思ってなかった」
私「もし彼女を守りたいんだったら方法は一つしかないんだよ。まぁ分からないだろうけど・・・・。彼女に対して何をどうするかを決めるのは私だから。それは私の権利だから。」
↑本当にこれです。決定権はサレた私にあるのにどうして相手を庇う事が相手への攻撃力が増すだけ、という事が分からないのか・・・・。これはつまりですね。相手を守ってる様で自分を守ってるからなんですよね。相手の事を考えて守りたいならば、土下座でも何でもして誠心誠意謝罪してご機嫌でもとれって話なんですよ。そんなんじゃ機嫌はとれませんけど、庇われるより数十億倍マシです。
休憩前より驚愕な事実を知った分少し語気も強めでしたし、冷静にはなりきれてませんがここまで本当に自分頑張ったなぁと言う想いしか沸いてきません・・・(;^_^A
ちょっと長くなってきたのでココで一旦切らせていただきます。
さて今回もココまで謝罪なしです。嘘の様な本当な話。