見出し画像

離婚宣告をされた時にとるべき行動

後輩は普通に会社に勤めていたためホテルに泊まっている間ホテルから出社してホテル帰って来る日々を送ってくれた。私は当時飲食店に勤めていて元々週5日勤務の社会保険に加入して働いていたもののコロナ禍が始まり2020年11月にはシフトイン出来る日数も激減した為社会保険を抜けて夫の扶養に入ったばかりでした。

扶養に入り妊活にもう一度力を入れて向き合っていこうとしていた矢先の出来事だったのもあり離婚宣告は余計に最悪にタイミングで精神をえぐりました。離婚宣告を受けてから最初の一週間は仕事に出てましたが、自分がホテルに移動してからは働けるメンタルではなくなったので自ら休業を申し出てその直後会社都合での休業となりました。

なのでホテル滞在時は仕事に行かずホテルで過ごしてました。

まずホテルに行ったその日後輩が仕事を早退して一緒に無料弁護士相談に行きました。まず現在の状況が法的に見てどうなのか、どう動いた方が良いのかを探る為です。実際この後も何度も色んな弁護士に無料相談しましたが、まず最初に離婚宣告をされた場合は無料相談の弁護士を訪ねるのはベストだと今になって思います。

しかしあくまで弁護士は弁護士。法律上の為になる話は沢山聞けましたが、今度自分がどうして行って良いのかは正直わかりませんでした。しかし最初に行った弁護士さんに「ホテルに滞在する事は勝手に出て行った等言われる可能性があるから本当は出ていかない方が良い。でも精神面が一番大事ですからホテルに避難するのは良いと思います。ただホテル滞在時も出来るだけ家に寄った方が良いと思います」と言われました。

自分がこれからどうなっていくかわからない中であらゆる可能性を考えたら弁護士さんの言う通りだと思いました。

都合良く「私が」出て行った、と言われるのは嫌だったので・・・

アドバイス通りホテル滞在時2,3日は自宅に帰り頼まれてもない夕飯を作って帰ったり夫の顔を見て帰ったりしました。

手紙も書きました。

ホテルに移ってから私の考え方にも少し変化が出てきたのです。彼は離婚理由を色々と並べていたけれど本質的に共通するのは何なのかを考えた時に

「俺の意見が通らない」「俺の気持ちに寄り添ってくれない」「俺の目線になってくれない」等が一番なのかなって思いました。

私は彼に強く何かを言ったつもりは今までなかったけれど、彼は「威圧的だった」とも言っていたので、私にそんなつもりがなくとも相手がそう思うのだからそうなのだろう、位にしか考えられなかったのですがホテルに移ってからは

彼は伝えるのが下手で私には伝わってこなかったのは事実だけど、私は私で彼の声をちゃんと聴く姿勢がなかった

そう心から思えて反省しました。ここで私は初めて自分の主観を捨てて物事の捉え方を変えたのです。するとそれまでは「そうだったんだろう」という何処か他人事の様な感じにしか思えなかった反省点がキチンと自分の事の様に考え心から反省し彼の気持ちを理解する事が出来たのです。

後輩には「たった1.2日でそこまで思考を変換できるのは凄い」と言われましたが主観を捨て捉え方を変えた時に見えるものは今までと違ったのでこれが出来たのは良かったと思いました。

実際難しいと思います。人間は主観の生き物ですから自分の感情や思考があって成り立つ生き物です。「相手の立場になって考えろ」と言いますが、実際その立場に立つその人の気持ちのすべてを考えるのは難しい。でも人間は想像力のある生き物ですから、そう考えれば相手の気持ちを察して汲む事は出来ます。でも完全に主観を捨てるのは自分が絡んだ事だと難しい。難しいが故にそれが出来ると相手の本質的な事が見えてくる気がします。

最初に自宅に帰った時に真っ先にやった事は「離婚不受理届」です。

最初の一週間にやればよかったんですが、心の何処かで夫はそこまでしないからそんな事しなくても大丈夫って思ってました。でも一週間経って話しても話しても平行線で予想以上に頑なな夫を見て不安になったので提出しました。

「離婚不受理届」は相手が勝手に離婚届けを出しても受理されない為のシステムです。離婚届にサインしてなければ勝手に出されたとしても「有印私文書偽造罪」になります。それでも勝手に出されとして受理されてしまうと撤回するのがとても手間と時間がかかるらしいのです。絶対あり得ない!と思っていても離婚する意思がない方は絶対に出した方が良いです。

仮に調停や裁判で離婚の方に答えが出た場合はその効力は失いますが、基本的に不受理届を撤回出来るの不受理届を出した本人だけです。

あとはホテルにいる間は仕事探しなどしてました。どちらに転んでも仕事は変えなくてはいけないと思っていたので。でも正直こんな状況での仕事探しは無理でした。ただ何もせずに過ごす時間は辛かったので探し続けて応募してみたりしてましたが、やっぱり無理でした。

本来なら精神を落ち着かせて安定させてから→就活の手段を踏まないとうまくなんて行きません。でもあの時の私には精神を落ち着かせる術はなかったので・・・

家を出てから食欲不振と睡眠障害の症状が大きく出始めました。後輩が心配して野菜ジュースとかゼリーとか買ってきてくれて有難かったですね・・・ほとんど口には出来ませんでしたが・・・この頃の私の主食はたばこでした(;^_^A

時間だけが膨大にある中私は仕事を探しながらネットで沢山の記事を読み漁りました。本当にここからどうして良いのかわからなくて「正解」が知りたかったんです。でも今になって思う事は「正解」はこの世界の何処にもありません。「正解」は自分達夫婦の中にしかないのです。

それでも答えがなくても出来るだけ正解に近い行動をしていきたい。それがこういう事態に陥った時に誰しもが思う事です。だからネットで皆さん検索したりするのでしょう。私も色んな検索をしました。その中で今まで知らなかった業種の存在を知りました。

それは「離婚カウンセラー」と「夫婦カウンセラー」

こんなのがあるのか!!と知った私は「離婚カウンセラー」とコンタクトを取って話を聞いてもらう事にしました。

率直に言いますが精神的支柱がない中で藻搔きながら頼った所でしたが個人的に無料離婚カウンセラーは意味ないと思いました。あくまで個人的にですが本当に「無料離婚カウンセラー」はお勧めしませんね(;^_^A

一先ずもし突然離婚を宣告されたのならばこの三つは絶対にやった方が良いです。

①冷静になる(無理ならば離れる)                             ②無料弁護士に相談して現状を法的に判断して貰いどの行動が自分に不利にならないかを知る                            ③離婚不受理届を提出する

次回は私が実際受けた「無料離婚カウンセラー」についてお話したいと思います。



いいなと思ったら応援しよう!