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別居する条件

前回話した感じだと夫は別居を強行しようとしてるのが見え見えでした。私が合意してないのに不動産屋を巡り物件を見て女の家に近くに住もうとしてる浅はかさ、それが丸見えだったので。

臨床心理士さんには夫の不貞発覚後初めてお話を聞いて貰ったのですが、やはり話した印象からそこを察する事が出来なかったので大変驚いてました。また自分が夫へアドバイスした事が引き金となり別居を強行しようという形になって申し訳ないと。

でもそれは正直臨床心理士さんの責任ではありません。臨床心理士さんが言いたかった事を素直に受け取らず自分の都合の良い様に受け取り変換出来る夫の頭がおかしいだけなのです。

とりあえず現状として夫は今にも別居を強行してしまいそうでしたので、「強行」を避ける為に色々と策を講じました。

私のこの時点での第一の目的は証拠を押さえる事。

それを完遂する為には別居はなるべく避けた方がいい。でもこのままだと強行して出て行ってしまう可能性も高い。それならばあえて別居を許す方向にシフトして期限をつけてそこで勝負しようと思いました。

夜、夫と話し合いをしました。

夫は憮然とした態度でいつも通り強気な感じ。でも私はこの日だけは強く出なくてはいけないと思っていたし実際理論戦になれば私が負ける要素はない。あくまで冷静に。事実は隠したまま。

私は夫にこう言いました

「私は変わらず別居もするつもりもないし、したくもない。でもこのままの環境が二人にとって良い状態だとは思えない。だから冷却期間という意味でなら別居も仕方ないかと考えている。でもそれには条件がある。」

夫は憮然とした態度で聞いてました。きっとここまでの私を見ていてここで強く押し通せば自分は勝てると思っていたのでしょう(甘いな)

私はあくまで冷静に淡々と別居への条件を言いました

「まずは婚姻費用。今貰ってる7万3千円では私は生活できない。仕事もない。精神状態も良くないからすぐには働けない。私は別居したくなくて夫君が出ていきたいと言ってるのだから私の生活を最低限補償して。ざっと計算して家賃8万5千円で、生活費合わせて14万。それを毎月払ってくれるなら冷却期間という意味で別居しましょう」

この時の夫の反応はポカーンとしたような顔でした。「え?何言ってるの?」って感じの理解してない顔。

「そんな金額払えないよ、俺にも生活があるんだから」と言う夫

「別居をする、というのはそういう覚悟が必要だと思うよ。」と返すと

「そこまで払う義務は俺にはない。だって婚姻費用は適正で払うんだから問題ないでしょ?」と

「私が求めてるのは義務じゃない。大人としての責任を果たせと言ってるの。こんな事は言いたくはないけど、この家の契約者は誰?貴方でしょ?変な話誰がここに住もうとここのお金は貴方に払う義務があるの。その責任も全て投げ出して私がこんな状況なのも投げ出して大人としての義務を何一つ果たそうとしないで自分の都合だけ押し通そうとしたってそうはいかないでしょ」

というと夫は・・・

まさかの頭を抱えてうなり声を上げ始めました。(正直ちょっと笑った心の中で)

「・・・俺は別居出来ないの・・・?」

と体を震わせながら声を絞り上げる夫。

その夫の姿はお菓子売り場で「お菓子買ってー!!」「何で買ってくれないのー!!」と駄々をこねる子供と同じ。

正直ちょっと呆れる位の態度でしたね。この姿浮気相手の女にも見せてあげたい位・・・(苦笑)こんな男ですが大丈夫ですか?と聞きたいレベル

「だって夫君、もう大人だよね?子供じゃないよね?もうすぐ30歳になるんだよね?だったらちゃんと大人として対応して責任果たしなよ」というと

「大人の責任って何!!!!???わかんないよ!!!」

と声を荒げて目の前にあったプラスチックのコップを叩き落としました。

出た物への八つ当たり・・・(;^_^A

「そういうのやめて」と冷静に言うと「・・・ごめん」て落ちたコップを拾い濡れた床を拭く夫

「私は今こういう状態で仕事も出来ないしそれをこの家賃8万5千円の家に一人で住んでね、家賃にも満たない7万3千円で生活できると思う?出来ないでしょ?貯金は何があるか分からない今の状態では手をつけたくない。だから毎月14万私に支払えないなら別居は出来ない」と再度通告

「大人の責任て何だよ。分からないよ。婚姻費用で良いでしょ?」と頭悪い発言を繰り返す夫

本当不倫脳ってサイコパス

困った夫は「じゃあ調停で話し合おうよ!!どっちが正しいかはっきりさせよう!!」と謎な事を言ってきました。

私「調停なんかしても意味ないよ。法律上は婚姻費用払えば問題はないもの。でもそれは義務の話。私は責任の話をしてるの。子供扱いされるのが嫌だとかいって大人の責任果たせないっておかしいでしょ」

夫「だから大人の責任ってなんなんだよ。抽象的過ぎて分からない」

私「それはさっきも言った通り家の事もそうだし、社会的に言えば社会人としての責任はあるわけでしょ?それと一緒。」

夫「じゃあそれを言ったらこの家は俺が契約してるんだからいつ契約切っても俺の勝手って事だよね」

私「それは悪意の遺棄に該当すると思うからやめた方が良いんじゃない」

夫「誰がそういったの?本当にそうか弁護士に聞くよ」

私「聞きたいなら聞いたら?私はそう思うってだけで誰に聞いた訳ではないよ。ただ仕事もない状態の私から居住地を奪う行為は夫としての責任を果たさずに遺棄する事だから悪意の遺棄になると思うよ」

夫「・・・・」

夫は弁護士にそれなりに相談してたでしょうから、少し法的な事をかじり強くなった気がしてたのでしょう。法的な話は大事です。でもそれ以前に人として話し合いをしなければいけない。だから私は義務の話ではなく責任の話をしてたわけで・・・

多分夫は最後まで理解できてませんでしたけどね。

結局その後は夫は14万払うとヤケ気味に言いました。正直そこで払うっていうのはちょっと意外でしたけど。でも今になって思えば女にもう別居するから、家をも見て来たんだ、と言ってしまった手前引けなくなってたのでしょうね。

そこまで別居したいなら払うともいうかな、という想定はしてたので特に問題はないのですが、それ以外にも別居には条件を付けました。

①月々14万支払う事

②引っ越しは6月末、それまでは共同生活をする事

③引っ越し先の住所は開示する事

④別居後も一週間に一度会って話し合いをする事

⑤別居はあくまで冷却期間、夫婦仲が破綻した訳ではない

意外とお金の事以外はすんなり了承しました。何なら家とか絶対言わないかなって思ってたので本当に意外。でも多分これもポーズなんですよね。自分悪い事してません、やましい事してません、だから住所言う位平気です、みたいな。良く言うよ。

話し合いの末この条件で合意したので別居までのカウントダウンが始まります。残り一か月。夫はさぞかしこの時ウキウキしてたでしょう。

ウキウキしすぎて気づかなかったでしょう

私が張った罠

この一か月ウキウキして隙を見せだすハズ

この一か月が勝負だという事に

































































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