過去・現在・未来
こんにちは!ichikoです!
気が付けば、最後の更新から一年程経っていた様で驚きです(;^_^A
前回お話した電子書籍、少なからず見て下さった方がいらっしゃる事にまず感謝申し上げます。ブログでは書けなかった事や生々しい写真など掲載してるので、興味がある方は是非!!
2023年も早くも5月に入り、あっという間に不倫発覚から2年が経とうとしています。7月から再構築なので、再構築は1年と10か月。現在のichiko夫婦は今までにない位に仲が良いです。
ここまでくると再構築成功!?と思わなくはないですが、やっぱり死ぬその時にお互い「良い人生だった」と言えるまでは分かりません。これから先、夫が悪さしない保証もありませんし。ただ現時点では成功してる部類に入るのではないでしょうか。
突然離婚宣告され、不倫が発覚し、再構築を試み1年余りは私の精神面の損傷も激しく、夫もまた不倫以外の悪さを繰り返していたので、不倫相手と切れて再構築になっても1年は確実に辛かったです。自分ではどうしよもないフラッシュバックにも苦しみましたし。
それがここ1年で驚く程回復したように思えます。
キッカケの1つとして、昨年の4月から夫の勤務先(会社は一緒)が変わり、通勤時間が大幅に増え、自身が望んでた事ではない業務につかなければならなくなりました。それ故か、4月頃からの一ヶ月間は最悪な態度を取られ続けました。喧嘩も何度となくして、話し合いもして、それでも中々夫の態度は改善しなくてつらかったですね。
シタ側あるあるですが、突然の被害者ぶりが暴走し始めてて
携帯を管理されている事、GPSで行動範囲が決められている事、俺には自由がない!!と喚いていました。シタ側が何言ってるんだ?と思いますが、これは再構築においてシタ側あるあるだと私は思っています。
今まで、何度なくシタ側のくせに酷い事、酷い態度を取る事があり、その度に「不倫したくせに」という言葉が出かかりました。でも再構築をする上で私が絶対に決めていた事は「加害者と被害者にならない」でした。「不倫したくせに」と言ってしまうと、事実であれ加害者と被害者になってしまうと思ったので、それは言いませんでした。
けれど何度も「自業自得だ」「自分で蒔いた種だ」「今の自分の現状を招いているのは過去の自分だ」とは言ってました。不倫したくせに、ではなく自身の行いの結果である事は伝えないとなんでも人の所為にしますから。
事あるごとにそう伝えて、彼を納得させて終わらせていたのですが、昨年の4月頃はこれが通じなくて、荒れて荒れて大変でした。
そこで私は言葉を変える事にしました。
彼が今辛いと思っている事は、全て自業自得なのですが、あえてそれを言わず「共感」を続けました。肯定はしませんが、共感をとにかくしました。彼が辛いと思っている事に対し「夫君はそれが辛いんだね」といった風にさも肯定するかの様に。
すると段々、夫の態度は軟化していきました。
夫は全て自分の所為で、自業自得なのは分かっているのです。自分で分かっている事を私に言われ続けるのが辛かったのだろうと憶測します(だったら改めろやって突っ込みはさておき)
この頃私は既にフラッシュバックもせず、精神的には大分安定してきていたのもあり、この時唯一の妥協として携帯にパスコードをかける事を許可しました。実際この頃にはあまり携帯を見る事もなくなっていたので、それで彼の精神が少しでも良い方向に向けば、私も辛くないかなと思ったからです。
そこから本当にみるみる態度が良くなりましたw(ナンダコイツ)
よっぽど携帯を見られていると言うのがストレスだったのかも知れませんね。見てなかったけど。
そこから1年経ちますが、本当にそこから驚く程彼の態度が変わり、私に対しても今までで1番優しいと思います。
再構築時に、色々と制約を彼との間に設けましたが、現在ではGPSしか残っていません。携帯の中身は正直、見ようと思えば実はいつでも見れるのですが、たまーに覗くと洗剤のCMばりに驚く程の白さです。これも現在の夫に多少の自由を与えても不安にならない理由とも言えます。
夫はよく「不倫前に戻りたい」と口走る事がありました。
それは「不倫前のように自由になりたい」という意味なのですが、私は生涯「不倫される前の自分」には戻れません。ふとした事で不安になるし、人を信じる事も怖いですし、嫌な思い出はついて回ってきます。
シタ側は呑気に自分は戻れるので、良い気なものですよね。でもシタ側ってそうなんですよね。勝手に「許された」と思って、「もとに戻れた」って思うんですよ。身勝手な生き物。だからこそ不倫なんて出来るのでしょうが。
まぁ色々思う事や色んな事があった2年だったので、過去を振り返れば嫌な事も沢山出てきますが、現在を見ると私は大分幸せに落ち着いていられてるな、と思います。過去、現在と来れば未来に繋がる訳ですが、未来もこんな感じで平穏に生きていれたら良いな。
未来と言えば、私達夫婦には子供がいません。
離婚したいと言っていた頃の夫は「子供がいない人生は考えられない」と言っていました。夫はそこまで元々子供好きでもなく、結婚前から子供はいたらいたで、というスタンスだったのですが、離婚したかった口実の台詞だったのだろうといまは思います。
しかし、子供が欲しいと思う気持ちに嘘はなかったのだと思います。ただそれはあくまで親になりたい、子供の顔が見たい、とか、親に孫の顔を見せたい、とかではなく「父親」というステータスが欲しかっただけなのです。想像力が豊かではない夫ですので、親になるという事を何処か軽く考え、自分のために欲しかった、というだけです。実際、彼自身も「人生の生きがいの様なモノが欲しい」と言っていたので、子供が出来る事により、父親のステータスを得て自分が生きる意味が欲しかっただけなのでしょう。
それが良いか悪いか、は別の話ですが、「子供が欲しい」と言う想いには私なりには応えてあげたかったです。彼を父親にできるのは私しかいませんから。
しかし離婚宣告前から続けてきた不妊治療ですが、3回移植して結果は着床しませんでした。本当は4回目の移植を予定してたのですが、PGT検査を行い良質とは言えない卵だったので、なしになりました。
そこで夫が言ったのは
「俺は子供がいなくても大丈夫。ichikoと2人で生きていくから」
私は心のどこかで、子供がいなければ夫はまた不倫してしまうのではないか?と恐れていました。子供が出来ない引け目は確かにあって(私が悪いわけではないですが)離婚したいと言われた時、口実とはいえ子供がいない事を出された事が相当しんどかったのでしょう。
私も元々子供が絶対欲しいタイプではなかったので、お互い同じ温度で結婚生活を送ってきてるつもりで、それが違うんだって、出来ない自分が悪いんだって責められた様に感じました。
だから夫から「2人で生きていく覚悟が出来てる」という言葉は、少なくとも私の未来への不安は和らげてくれました。
性格的に幼く、自分本位が強い夫なので、子供がいない方が彼には合ってると最初から分かってたんですけどね(苦笑)それでも最後PGT検査で移植が出来なったので、もう1回採卵はしたいかなって思っています。
ここからの未来、どうなるかは分かりませんし、心配や不安が0になった訳でもないですが、再構築から約2年、ここまで歩んできた時間を信じてこれからも夫と日々を過ごせていけたらと思います。
長くなりましたが、ichikoは現在夫とそれなりに幸せな日常を送っております。時折こちらのブログで記事を購入して下さる方も未だにいます。こんなブログが誰かを救わなくても良い世の中になれば良いと思いますが、中々そうはいかないみたいです。なので、同じ立場の誰かの少しでも役に立てたらと今後も思っております。
また気が向いた時に更新します!拝読ありがとうございました!!
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