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くだらない自分語り 〜休学カブ日本一周0日目〜


ごあいさつ

お世話になっております。いちきたこと申します。タイトルの通り学校を一年間休学し、日本一周をすることにしました。これまでの4か月半はバイトやらバイクの準備やら負債になっていた学校での活動の後始末をしていたのですが、ようやく旅に出ることになったのでその記録をnoteに認めて投稿していきたいと思います。
方々から「お前まだ旅出てなかったのかよ」という声が聞こえるのですが、そしてそれは本当にその通りなのですが、内耳に傷がつくと運転に支障が出るので聞こえないふりをします。聞こえない聞こえない。

では、よろしくお願いします。

日本一周をする理由

これなんですが、非常にいろんな意味で書きづらいところなのです。長い長いしかも冗長で恥ずかしい自分語りになってしまったので、「旅」というトピックに興味がある人は「旅中にやること」の項目まで読み飛ばしてください。読むだけ時間の無駄です。

「自分探しをします!」とか、「たくさんの地方に暮らす人々に出会いたいです!」とか「日本全国で自分の好きな○○を見たい・やりたいです!」とかそういうことを言うことが出来れば非常にわかりやすい=共感できる・自己投影できる=応援されるものになると思うんですが、私の場合あまりそういうんでもないなあと思っています。

僕が旅をする理由は、一言、
「大人になることから逃げるため」
です。

僕はいままで、常に目の前のものごとから逃げて・逃げようとしてきました。たとえばそれは家族とのコミュニケーションであったり、夏休みの作文であったり。
昔、家族が喧嘩していたり、イライラしていると、僕にできることはリビングから離れて部屋に閉じこもることだけでした。部屋の中で自分だけの友達を作り、家族を見下しました。本当はただ、何の雑念もなく、抱きしめてほしかっただけなのだろうと思います。そういう見下す態度を家族に押し付け、嫌な思いをさせてしまったこともあります。ともかく、僕は自分から手を差し伸べることをせず、対象と距離を置き、隔離された場所で自分は特別だと願い続けることしかできませんでした。

高校では勉強や部活に対して同じ態度をとりました。半不登校、みたいな時期もありました。自分の目の前にやらなければならないがめんどくさいこと、やっても何になるのかよくわからないことが立ちふさがったときに、僕は真っ先に逃げの一手を打つようになってしまった、と思います。

大学3年生にもなると、それまではもやもやと周りを漂っていた「卒論」「就活」「進路」の靄が、突然輪郭と重みを持って自分の身体にのしかかる感覚がありました。就活や進路、とカテゴライズされるとそれはもうくだらない話なのですが、要するにそれは何をやってもいいこの世界でどう生きるのか、という、自由と責任、そして実存に関わる問題です。
僕は結局大学に入ってからも、周りにいるキラキラした友達や先輩の、出来損ないの猿真似しかしてこなかった。だから卒論で何を書くとか進路をどうするとか、興味がどうとか、全部、確信を持って語れるものが何もないことに気が付きました。これが自分と向き合うことから逃げてきた結果なのだと思いました。そんな状況で僕が選んだ選択肢は、そんな状況から逃げることでした。だから一年間休学して、旅に出たいと口から出まかせを言って、ここまできてしまいました。

「じゃあやめれば?」

と、自分に何度も問いました。でも、逃げたい気持ち、全てを手放したい気持ち、世の中と交わりたくない気持ちが勝ってしまいました。というか、一年休学するという選択を今ここでしておかなければ、僕は一生逃げる先を探すことを止められないと思いました。だからこの旅は、僕にとって断髪式みたいなものです。とはいえ、駄々をこねているだけなんだと思います。実現にあたって親に少なからずお金も借りました。こんなくだらない我儘を、周りの人間に嘘をついてまで(さらに、それを見抜かれ、忠告されてまで)実現してしまった自分は、本当にくだらなくて、どうしようもなくて、しょうもない人間だと思います。僕みたいな人間が世の中を悪くしているんだと、本気で思う時間もあります。そんなことを考えていても何も生まれないのは分かっているのですが。

とにかく、僕の口からはでまかせばかりが発せられていて、それを後押ししてくれる人々がいて、僕のアパートの駐車場には新車のカブと日本一周の装備が整ってしまっていて、ぼくはもう旅に出るしかないし、自分はそうでもしないと諦めがつけられないのだ、と思っています。まあ、本当にわずかなかすかな希望でしかないのですが、嘘から誠が出ることもあるかもしれませんので。

しょうもない話でした。すみません。

旅中にやること

旅中はなるべく記録を付けたいので、1000文字程度のnoteを毎日投稿しようと思います。ただ、自分には気安く看過できないほどの逃げ癖があるので、わかりません。なるべく継続できるような仕組みを作ろうと思います。
それから、絵を描くことが好きみたいなので、毎日一枚は何かしらスケッチしたいと思います。これに関しては何を目指しているとか特にないです。絵を描いている時間は頭を空っぽにしていられます。何かになるかもしれないし、ならないかもしれません。
そして、些細なことかもしれませんが、とても大事な人からもらったコーヒーセットがあるので、それで毎日コーヒーを淹れたいです。

荷物と旅程

持っていく荷物リストは以下の通りです。なにぶんこういう旅は初めてなので大いに無駄もあるかもしれませんが…
そのあたり、旅をしていく中で最適化していければなと。

・服 (Tシャツ、下着,ズボン,靴、サンダル、ジャケット、ウルトラライトダウン、レインウェア、グローブ、タイツ、インナーシャツ、)
・アメニティ (ハンカチ、タオル、髭剃り、身体ふきシート、ティッシュ、絆創膏)
・キャンプ用品 (テント、寝袋、マット、ランタン、椅子、コンロ、コーヒーセット、メスティン)
・工具(六角レンチ、ナット外し、ドライバー)
・お金とか(現金、クレカ、キャッシュカード)
・免許とか(免許、保険証、JAF、学生証)
・日用品(はさみ、ファイル、針と糸、虫よけ、虫刺され藥、ビニール袋、エコバッグ、日傘、カラビナ、ビニールひも、ガムテープ)
・その他(カメラ、パステル、御朱印調、日本一周中パネル、マルチビタミン剤、バファリン、睡眠薬)

旅程ですが、ざっくり以下のように進んでいこうと思います。それより先のことはまだ考えられていないのですが、とにかく9月3日に青森発函館行きのフェリーを取ったので、それまでに青森港着を目指します。

8月21日 つくば→日光
22日 日光→那須→猪苗代湖
23日 猪苗代湖→会津
24日 休息日 散策や旅のまとめ
25日 会津→磐梯吾妻→福島
26日 福島→仙台
27日 仙台→松島→牡鹿半島→南三陸
28日 南三陸→気仙沼→陸前高田
29日 陸前高田→遠野→浄土ヶ浜
30日 浄土ヶ浜→久慈→洋野町
31日 洋野町→八戸→恐山→むつ市
9月1日 むつ市→大間町→青森市
2日 予備日
3日 青森→函館(フェリー)

青森港までのルート

さいごに

文章全体の七割が自分語りになってしまったことを反省します。あんな風に書きましたが、楽しい旅にしたい気持ちも、色々な場所を見たい気持ちも、あながちウソではありません。そういうプラスの感情をこそ大事にしていきたいものです。今後はもう少し、だれかに読みたいと思ってもらえるものを書こうと思います。お付き合いのほどよろしくお願いいたします。

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