初めての結婚と教訓 (1)
長いことサラリーマン生活をしていないので、日にちや曜日、何年目とかいう感覚が非常に乏しい。故に、ざっくりとした時系列感を頼りに、引き続き振り返っていきたい。
THE 短絡
わたしが初めて結婚するに至ったのは、確か、25か26の時でした。
当時のわたしは、「お付き合いする男性=好きな人」とは絶対結婚したいと思う人間、夢見る夢子ちゃんでした。
彼とは友達の紹介で知り合ったのですが、わたしが今まで体験してきたカルチャーとは異次元にいた人。
コンクリートジャングルで育ってきたわたしにとって、彼の培ってきた『地元指向の文化』は完全に未知でした。
今でいう『マイルドヤンキー』をさらにマイルドにしたような感じでしょうか。
ほうれん草のフィットチーネを「平たい茶そば」と言い放った彼の世界感に、どっぷりハマることになったのです。
考えるより先に動いてしまう
小さい頃から好奇心旺盛で、未知なるものにとても惹かれてしまう傾向があります。
安定した既知の世界も嫌いじゃないけど、「もっと知りたい・ワクワクしたい」が強かったのだと思います。
思ったら即行動してしまうわたし。お付き合いして1年経った頃(だったかな)、わたしからプロボーズしました。
何と言ったかは忘れちゃいましたが、たぶん「結婚しよう!」とストレートに言ったんだと思います。
人生の一大イベントに対してうろ覚えが過ぎますが、まぁ、そんな感じだったと思います。
ラブストーリーは突然に
そんなこんなで(端折った!)、彼の友だち、わたしの友だち、彼の家族、わたしの家族、いろーんな人たちとたーくさん仲良くなって、みんなから祝福されての結婚。
白無垢・ウエディングドレス・カラードレスまで着て、大満足の夢子ちゃんなのでした。
そして、楽しくて、幸せな、若い二人の結婚生活が始まったのです。
振り返ってみて
結婚披露宴はぶちかましたなーと思います。わたしより、母や彼がノリノリだったのが嬉しかったですし、印象に残っています。
彼の上司(だったかな)が余興で弾き語ってくれた、小田和正の曲は思い出せません。あの日あの時あの場所で確かに感動したのですが、薄情ですね。
結婚まではトントン拍子、順風満帆な滑り出しにみえます。だがしかし、実は。結婚披露宴が終わったその日の夜、盛大に喧嘩しました。
幸せの陰に隠されてしまいましたが、暗雲立ち込めるスタートだったなと、今は思います。
つづく