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セクハラ(盗撮)体験記♪④

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ツメアマ上司はもちろん、この一件を知っていたのは少数だった。

それでもチームの雰囲気がどんどん悪くなっていたのである。

信用がない人に親しくしようとできないのが人間の性なのか。。空気には出てしまう。


それを専務は気付いていた。そして決着の日は突然訪れた。


ある日、展示会で営業部のメンバーがほとんどオフィスにいない日があった。ツメアマ上司は管理職ということもあり、運営としてその展示会には来ていなかった。一日会わなくて済むなくらいに思っていた。

その日はみんな現場から直帰した。(直帰大好き)


そして、その夜人事から一本の電話があった。

内容は、人数の少ないオフィスで専務自身が怪しい動きを目撃をした。そして決行することになり、本人を呼び、自白させたということだった。

後から聞いた話だが、専務も確証は持てなかったが、チームの雰囲気を見ていてもこれ以上待てないと判断して行ったことだった。(さすがに専務が見ているなんて想像もしなかっただろうに)


その後、私は先輩に電話した。

「終わったな。」

「そうですね。」

私は不思議な達成感を感じていた。とても不思議な気持ちだった。

そして今までの笑い話などをして電話を切った。

先輩は直属の部下ということもあり、元々ツメアマ上司と親しく、信頼関係にあった。先輩が言った一言から始まったことではあるが、一番複雑な気持ちだったのは先輩だったのかもしれない。

私も新卒で入社し、ずっとこのグループでお世話になっていたが、これはこれだなと思った。愛妻家で知られていたのに理解できなかった。

今回は全て私目線の主観で書かせてもらっている。是非盗撮者側の気持ちを綴ったコラムがあったら読んでみたいものだ。


後日また例の4人で最後の集会が行われた。

そこで当日の様子や本人の言い分などを聞いた。(言い訳がほんとーにーしょうもなかった。できる営業マンならもう少しましな回答を期待したかった)

相当準備してむかえた割にはあっさり認めたそうだ。専務の気迫に負けたのだろうと想像した。

そして懲戒解雇となると聞いた。みんなの会社がどうかわからないけど、通常は退職理由まで掲載される会社だった(よりによって)

とはいっても「自己都合」「定年退職」レベルである。ただ今回懲戒解雇とするわけにはいかないのでただの「退職」で掲載することとなった。

私は、会社がきちんと対処したことなのだからせっかくなら公表して、さらには再発防止になってほしいと思った。ただ、それを見て自分も被害者だったかもしれないと知り不快になる人をつくりたくないという人事の意向に従った。(でも謎の「退職」の表記は結局社内を騒がせることとなったのは言うまでもない)


そして突然人が辞めるとどうなるのか・・・

⑤につづく♪