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普通のおじさんが税理士目指して25年もかかっちゃった件#48
前回11月3日に開催された入間航空祭に行ってきましたと報告しましたが、その後ネットにもあがっていたとおり、来場者数が25万人!!!確かに当日は凄い人でしたが、あらためてビックリです。最後もう少しゆっくり見てから帰りたかったのですが電車のこと考えてブルーインパルスの展示飛行が終了してすぐに駅に向かいました。それでも電車に乗るのに1時間近くかかったかな?車窓から見える帰りの人ごみに電車内からどよめきが起こりました。関東では12月初旬に茨城県の百里基地で飛ぶようですので興味持たれた方は行ってみてください(「わたし」は百里基地の航空祭には行ったことがなくて行ってみたいですね)。
社、社保恐るべし・・・
自民党が大負けして178万円の壁なる新しい話題が大きく報道されています。個人的にはもう小手先の変更はやめて根本から見直す時期に来ているのではないかなと感じています。
例えば医療費控除。病院に通って税金減るってどうなんですかね。医療費の負担軽減については高額医療費(一定の金額以上は支払わなくてよい、という制度)がありますし、医療費負担の補助は健康保険で行うべきで税金計算に影響させる必要はないと思っています。
実際、確定申告ではインプラントを入れたので100万円以上支払いましたと喜んで領収書を渡されますが、お金のない人は保険内の治療で済ませます。むしろ、「医療費使わなかった控除」があるべきでは?健康に留意して病院に通わず、医療費抑制に貢献しているんですから。
税金の計算はもっとシンプルにして困っている人にはきちんと給付する、といった制度の方がわかり易いと思います。
さて、社保恐るべしとしたのは、今の「わたし」の実感です。
令和5年分の源泉徴収票の社会保険料額が844,292円でした(高ッ!!)。令和5年分のデータを基に令和6年に支払う国民健康保険料が決定されますので、市から来た決定通知の額は445,100円です。比較しやすいように国民年金の年額(16,920円×12月)203,040円を足すと648,140円です。令和5年の給与収入が550万円位でしたから社保に加入するより国民健康保険・国民年金の方が負担は少ないですね(社保と国保、計算方法が全く異なるのでこうなります)。ただし、将来貰える年金金額に大きな差が出ますが。
サラリーマン時代の年収より大きく下げた今の「わたし」にとって、この国保の負担が非常に重くて重くて、ボディーブローの様に効いています。年金はあと数年の辛抱です。65歳までの負担に改正されませんように。
国保だって負けてません
国民健康保険が安いかというと全然そんなことありません!今年送られてきた住民税の決定通知額は202,300円です。国保の半分以下です。率でいうと国保が10.83%、住民税が10%。それぞれ世帯割やら人数割、均等割等がありますので正確な%ではありません(ちなみに国への負担は「税(所得税・法人税)」、地方への負担は「割(所得割・均等割)」、どちらへの負担かが分かるように言い方が違います)。
ほぼ同じ10%なのになぜこうも違うか。それは所得控除がほぼほぼ加味されれないからです。
住民税は国税と同じように社会保険料控除や生命保険料控除、扶養控除や医療費控除など様々な所得控除を経て10%が課されます。
かたや国保。控除項目は皆無で唯一基礎控除のみ加味されてからの10.83%です。因みに社保は給料額をランク付けして月額の社保の金額が決定しますが、以前も書いたとおり、通勤手当すらも加算して計算します!!おかしいでしょ!!手元に残らないのに!!
国民健康保険の場合、市区町村によって違いますがこれを6月から3月までの10か月間で納付したりします。月額45,000円!!!昔国保への加入の時期が長くて、この徴収されない月がホント待ち遠しかったです。
一方、病院にどれだけかかるかというと、「わたし」脳梗塞をしましたので薬をもらいに通院してます。およそ2か月に1回、薬と合わせて3,000円弱の支払です。3割負担だから全額自費で支払ったとして10,000円、年間約60,000円です。
もしチョコザップが年会費を450,000円支払うと月1回の利用料が3,000円!!今すぐ入会!!って書いてあっても誰も入らないですよね。これくらい社会保険料の割が悪いんです。
助け合い制度
そうはいっても健康保険は助け合いの制度です。「わたし」の様に脳梗塞を発症して入院しました、医療費が全額自費負担で100万円ですと言われれば治療が受けられません。とても有難い制度です。アメリカは近年まで国民皆保険制度が普及していなかったのでちょっとした治療でも治療費が高額となるため民間の保険に加入しているようです。結果、お金持ちのみ安心できるということです(自分の身は自分で守る、という国民の考え方の違いも影響しているようです)。日本は有難いんです。
そうはいってもこれだけ高齢化が進んで、医療技術の発展により治療費自体も高額になっている現代で旧然とした制度で良いんでしょうかね。
「わたし」は仮に通院時5,000円掛かる代わりに年間の保険料が200,000円だったら制度の趣旨をきちんと説明してくれれば「仕方ないかな」と納得せざる得ないかな。450,000円は高すぎる。高額な治療が必要な人には健康保険で手当てしてあげて、1回の病院での支払いが増える代わりに国保が安いほうが納得できるかな。
命の選別
現代において命の選別は既に始まっていますよね。がん治療で最先端医療だと自費治療だったりします。1回の治療が300万円みたいな治療もあるようです。この金額が支払える人、支払えない人。備えるために民間の保険に加入している人、していない人。
「わたし」、30代は本当にお金がなくて保険料すら払えいないので民間の保健には入っていませんでした。健康保険が最後の砦です。既に助かる命と助からない命は資力で決まってしまいます。
今現在病気で苦しんでいる人や後遺症に悩んでいる人、日々の生活が苦しくて国民健康保険料が払えない人など、それぞれの立場で意見が異なり、賛否両論あると思います。サラリーマンだと源泉徴収されているので気づきませんが実際払ってみるとものすごい負担感です。
実際、15年位前までは法人でも社保加入していない法人が結構ありました。社員はみんな国保です。若い人だと歯医者位しか行かないので国保も払っていない、とうい強者もいました。今はいろんな業種の免許更新で社保加入が義務付けられているのでこういったケースはほぼなくなりましたけどね。
いずれにしても、もっと大胆に国民皆保険や年金についてどうすれば納得できる制度になるのかきちんと議論してここまで放置してしまった人がきちんと責任取ってくれれば「わたし」は少々割食ってでも良しとするかな~。このまま小手先でだましだましやってても限界だと思います。
あとがき
個人的にはサラリーマン時代は終焉してフリーランスの人が増えていって相手と対等な関係で仕事する方向に向かうべきで少しずつそうなるかな?と期待しています。会社員の人と個人事業主の人の税金や国保への負担感は決定的に違うと感じています。源泉徴収される人と自身で納付する人の違いです。
「わたし」は恵まれた状態でスタート切れましたので何とかなっていますがこれから脱サラして頑張る!!と計画立てている方はこの部分、非常に効いていますので支払予定額は計画の倍くらい見積もっておいてようやくトントン、位に思っておいた方が良いですよ。
いつの間にやらフォローしていただいた方が60名を超えました。スキをいただいた回数も450回以上です。変なおじさんのつぶやきにお付き合いいだきありがとうございます。
いろんな投稿見ていると、「わたし」は大分不優秀です。税理士になるのに25年もかかってるのですから。4年で突破!とか3年で4科目合格!!みたいな投稿を見るとつくづく「わたし馬鹿よね~、お馬鹿さんよね~。」と沈みます。こんな「わたし」の投稿に意味があるのか考えずにはいられません。
でも、うまくいっていない人、現状に悶々としている人のちょっとでも息抜きになっていたり、一歩踏み出そうとしている人の一助になれれば幸いです。今回は賛否ある内容に最後までお付き合いいただきありがとうございました。