見出し画像

普通のおじさんが税理士目指して25年もかかっちゃった件#50

記念すべき?50回です。投稿としてはもっとしてきましたがカウント回数としては50回です。
いよいよですね!皆さんに良い結果が届きますよう、今回は写真を替えてみました。前にも貼ってみた天童市のふるさと納税アンケートのお礼品です。「祝合格」を送ってもらった年に合格でした!来週の土曜日に頑張っている皆さんがおいしいビールが飲めますように!


ファイヤ~!!

巷で話題の「FIRE」、ファイヤーです。Financial Independence, Retire Earlyの頭文字でファイヤー。要は資産1,000万円を早く積み上げればその後の人生はジョグで良くね?ということ。YouTubeなんかでいっぱいあがってますよね。非常に羨ましい。
「わたし」、最初は「缶コーヒー?」的な感覚でさっぱりわからずでした。年金ゴールが近づいてきた「わたし」からすると最早Earlyではなく、遅ればせながら老後2,000万円問題を意識してiDeCoやNISAを始めてみてます。お客さんにも聞かれますし手続きがどれくらい面倒か等、知っておかなきゃいけないですしね。
だから毎日現在価値を確認して一喜一憂は全然してません。むしろ、ちょっと下がった時は多く口数を買えるので今のうちに下がって引き出す時に上昇しているとラッキー!こんなスタンスで始めるのが良いと思いますよ。

ファイヤー?

「資産総額が3,000万円を超えました!」等々羨ましい限りです。「わたし」も以前、節約オタクふゆこさんの動画をお薦めしています。
ですが、「わたし」がふゆこさんの動画をお薦めしている理由はファイヤーが凄いのではなくて、ご自身の(生活)環境が苦しい中、それを改善するために努力してご自身が進むべき道を見つけ出せた!という成功体験が素晴らしいと感じているからです。おそらく今のふゆこさんは情報発信し続けることが楽しいし、それが収益につながっていてFIREは最早情報発信のネタの一つ、ということではないでしょうか。
資産総額が3,000万円って、「資産」が3,000万円、というのがミソ。誰も「現預金」が、とは言ってない。つまり、生活必要現金まで切り詰めて投資にお金をまわして、含み益を考慮して3,000万円を突破しても生活は全然楽ではない、ということです。
「オレ、今1,000万円も持っているぜ!!」という心の安定にはなりますが、ドラゴンクエストでのGが10,000,000Gあっても実生活では何の役にも立たない。分っているようでお金の運用に心躍らされてしまう、そんな錯覚に陥りがちかなと。
読んでないので無責任なことは書けませんが「億り人」って流行りましたよね。正直、「すげ~ッ?!どうやるんだろう?」って検索してみましたが1億円の投資用不動産を1億円の借金をして購入すれば「資産」だけ見れば1億円!!(負債も1億円)イエ~ィ!億り人!!ってな感じです。実際には運用益や売却した時の売却益等、うまく廻り始めれば良いのでしょうかヨチヨチ初心者がその気になるのは危険かな、と。
ことのつまり、先ずは実生活の地固めをすることが非常に大切で、そこから運用に回せるお金を少しでも生み出して運用する。少しずつだから若いうちに始めた方が長期運用することで複利でより大きくなるし、失敗しても若ければ十分取り戻すことができる、ッつうことですよ。
「わたし」のように歳いっちゃった人やぎりぎりの生活をしている人は記事に踊らされて投資に走るのは慎重に。「わたし」もギャンブル性の高い銘柄には手を出していないし、あくまで手元現預金をどれだけ確保するか、が今の最大ミッションです。

ではどうするか?

余剰資金、つまり商売で言えば利益を残すためには方法は二つ。売上を伸ばすか経費を削るか。
サラリーマンで言えば給料を増やす。このためにはどうしたら良いか?転職するのもありでしょう。資格を取って資格手当をもらうのもあり。税理士事務所では科目合格すると資格手当が出る事務所が多いと思います。「わたし」も1科目あたり5,000円(少な!)でてました。4科目だから20,000円です。因みに資格を取ると税理士手当が30,000円だったかな?資格手当がなくなるはずなので5科目で25,000円を考慮すると5,000円しかあがらない?
仕事をたくさんこなして成果をあげて評価してもらうことを考えるかもしれません。「わたし」の当時の同期や知り合いも今オリエンタルランドで執行役員になっている人もいます(凄!)。ただ、これって運なんですよね。評価してもらえる仕事につけた、評価してくれる上司に恵まれた、とか。「わたし」は人徳がないので「辞める!」と言った時に本気で引き止めてくれる人はいませんでした。出社拒否みたいになった時に上司が連日来て励ましてくれて復帰できた人を知っていますが、やはり人徳ですよね。先輩に向かって「皆と楽しくおかしく仕事しようとなんか、これっぽっちも思っていないんです!!」なんて口答えするヤツに味方はいません(今でも仲良しは一杯いますよ!!言い訳ですが)。
ベストは携わっている仕事の延長で資格を取って、その資格を武器にすることができれば良いですよね。たしかオリエンタルランドの加賀見社長(今はもっと偉い人だけど面倒くさいので「社長」)も入社当時経理部でそこから税理士資格取得してたと会社紹介か何かに書いてあったと思います。総務部なので法務の勉強ができる環境だったり、経理部で税理士、人事部で社労士。その会社が嫌になったら最悪独立!と割り切って仕事できれば気も楽です。
今、「静かな退職」ってのが流行っているそうで、社内で最低限の事をして後は目立たぬようブラブラして給料ゲットしている人の事をそう呼ぶそうです。「わたし」も当時、追い出し部屋なるセクションがあると聞いたことがあります。会社からブラブラしてろ!と言われているならそこに甘んじているのも良いかもしれませんが、これは「わたし」の性に合わない。給料泥棒にはなりたくないので、その仕事にやりがいを感じなくなった段階でスパッと辞めて生きてきました。

減らせない支払

「わたし」、昔は本当に苦しかったので今では無駄遣いをあまりしなくなりました(奥さんには「嘘~ッ!!」と言われそう)。スマホもずっと中古ですし。
ただ、税金滞納だけはしたことがありません。万が一合格して税理士登録する際に過去の未納情報が出てきて問題になると困るから。社保も頑張って納付してきました。実際、登録に際し納税証明書は必要でしたね(過去の滞納は問われない?)。
先日のネット記事で食費削っての生活なのに滞納処分が来て酷い!という記事がありました。国税徴収法を勉強された方はわかると思いますが督促状が届くと一定期間後(13日経過後、だったかな?)は差押えや換価ができます。行政が滞納処分に動いてからは同情の余地がありません。そうなる前にきちんと行政と相談をして計画を立てることが必要です。
ネットの情報って一事が万事みたいになりがちで1件でもそういったことがあると全件同じ対応がされていると感じがちです。お客様でも「督促状とか届いてないですか?」と聞くと、大半の方が「なんか来てたけど開封すらしてないよ」と。開けてみると呼び出し状だったり督促状だったり・・・。相手からすればこれだけ連絡しても無反応なら「やらせてもらいます」ってことです。ホントに酷いケースもあるようですけど。
今、生活がきつく、仕事がきつく、転職を考えている方。税金や社保の滞納はタブーです。ちょっとくらい支払いが遅れても大丈夫、と考えるのはダメですよ。納税は憲法に明記された国民の義務なので様々文句はあろうかと思いますが逃れることはできず、考えている以上に重罪だったりします。また、社保も以前と比べものにならないほど差押えがなされます。今、自分に何の支払が重要か、優先順位の付け間違いがないように気を付けてください。

あとがき

何かつまらないこと書いてきましたが、要は自分が満足できる仕事、環境を見つけてください。ということです。年金の支払い義務は20歳から60歳まで、その間は働いているということです。人生の半分、いやむしろそれ以上を労働に費やしていますのでその間の人生を充実させないと何のために生きているのかわかりません。
「わたし」はオリエンタルランド入社から5年位は良き先輩・仲間に恵まれ、本当に仕事が楽しかった。仕事後も連日食事や遊び、休みの日まで会ってました。充実してましたが出向してからは転げ落ちるように仕事が嫌いになりました。何とかしなくちゃという使命感だけでしたね。ちょっとしたことで会社での立ち位置が変わります。本当にリスクです。あの時、ちょっと道が違っていればそのまま働いていたと思います。
ファイヤーのことから飛躍してしまいましたが自分にとって居心地の良い仕事・環境を手に入れてください。ベストマッチであれば会社への労働力の提供に何の躊躇もないはずで、そのバランスが崩れているから搾取感が生まれるのだと思います。
いま税理士として仕事していますが自分がこの後どこに向かって歩いていくのか模索の毎日です。皆さんにも良き道が照らされますよう、先ずは来週の発表が皆さんに良い結果でありますように!!

いいなと思ったら応援しよう!