普通のおじさんが税理士目指して25年もかかっちゃった件#40
なんだかんだと40回です。マイナス0.5とか追伸的発信もしたので正確には40回以上投稿してますが取り敢えず40回です。
楽しみにしていた「虎に翼」が最終回を迎えました。尊属殺人の違憲判決は有名な判例で「わたし」も大学の頃からは知っていました。ただ、知識として知っていただけですので、ドラマがどこまで史実に忠実なのかウラは取っていませんが背景が正しいとしたら勉強になりました。
自民党総裁選挙では夫婦別姓が論点に上がりましたが、両方とも「家族観」が根底にあって、これって時代や背景によって考え方も変わってくると思うんです。一部のおじさんやおばさんの勝手な「思い込み」で変わらない、変えられないのは問題で、国民の皆で決めることじゃないでしょうかね。
別として、岡田将生さんって本当カッコいい(伊藤沙莉さんも激カワイイ!)ですよね。ドラマでの役柄のせいもありますが、優しそうで穏やかそうですし、岡田将生さん、年取らない(若い!)ですね。奥さんに「岡田将生みたいになりたい」って言ったら、「そりゃ無理だね。宝くじ当たんないのおんなじ。当たりゃしないけど、まぁ、買わないと始まらない。「夢」だね。」そりゃわかってますよ。でも言ってみたくなるときありますよね。そんなに現実を突きつけなくても・・・。聞き流してくれれば良いのに・・・。そんなに・・・。
健康が大事
独立後のお金の話をしてきましたが、お金と同じくらい健康が大事です。
「わたし」、前にも書きましたが脳梗塞を起こしたことがありまして、仕事中に倒れました。めまいで立っていられなくなったんです。特に手術にはなりませんでしたが、明らかに頭の血管の一部が串団子の様にボコボコしてます。これは治らないそうで、テレビで脳梗塞はそこが原因で再度血管がつまり易く、再発する可能性が高い病気と言ってました。お医者さんに聞いたら、どこからくる自信かは判りませんが「「わたし」さんは大丈夫だと思いますよ。」って、おいおいホント?
日常生活に今のところ支障はなく、周囲に人には「後遺症なくて良かったね。」とは言われますが、本当に後遺症がないのかは自分でも判りません。疲れてくるとちょっとフラ~ッとする感じがあったり。お医者さんには「あまり気にし過ぎないように」とは言われますけどね。
さて、退院してから恐る恐る自転車に乗ってみましたが大丈夫でした。梗塞が起こった場所柄、バランスを取ることが少々難しくなるかも、と言われていたのでホッとしました。それから車の運転ってして良いのかな?と思いまして、公安委員会に電話して聞いてみたところ自己申告が必要なようです。いくつか質問されて電話口の方から「電話の受け答えも大丈夫ですし、お電話での質問から身体的にも問題がないようですのでこのお電話にて確認した、ということで車の運転はしてもらって構いません。症状に変化があったときにはあらためてご連絡ください。」とのことで、どうやら脳梗塞を起こしたことがある、という記録は残るようです。
さらにその後、大変困ったことが起きました。「わたし」の事情で急遽、家を買うことになったのです。それまでは実家のアパートに住んでいたのですが50半ばにして家を購入することになるとは思っていなくて頭金もないし、当時の資力で購入できるギリギリの物件探しです。当然ローンで購入するのですが脳梗塞起こしていると団信に加入できないんです。予防のために薬を飲まされているので余計に寛解扱いにならないようです。よって民間の住宅ローンは全滅、金融公庫のフラット35(だったかな?)一択です。中古戸建てでの適用要件が結構厳しくてこの時は現職種に感謝です。仕事柄、要件を調べることに抵抗がなかったので公庫の基準をクリアできる物件を見つけることができました。融資を受けた金融機関の担当の方から「中古戸建てで基準クリアできる方は本当に少なくて、今年に入って中古戸建てでクリアできたのは「わたし」さんが初めてです。」その時既に11月、健康を害してしまうと家を買うことが現実的に難しくなります。
また、前事務所は福利厚生で死亡保険に加入していたのですが「わたし」は既往歴があるので入れない、とのことでした。そんなの後遺症ないから告知しなきゃ良いじゃん、って人もいますが何かあった時にトラブルになりたくなし、こういう事、きちんとしておきたいんですよね。
脳梗塞を起こした職場から転職する際、いざ面接に挑んでみるとドキドキです。「脳梗塞を起こしたっことがあります」って言ったら採用されないかも知れません。でも申告しないで入社した場合にトラブルになる可能性が高いので言いましたよ、ちゃんと。案の定、「えっ!?」って感じなりましたが後遺症が感じられないのと科目合格4科目だったので無事に採用してもらえました。でも、健康面で不安のある人を雇うのは雇用側からするとやっぱりリスクがあると思います。
今は独立したので全て自己責任です。無理せずに働けますが何かあったときには何の保証もありません。奥さんにも「健康にだけは気をつけてね。」と言われております。お金も大事ですが健康もそれ以上に大事です。
「わたし」の投稿を読んでいただいている方の中には今は健康状態が良くない方もいらっしゃるようです。まずは健康を害さないことが大切ですが、いま調子が良くない方はちゃんと一休みして今後に備えてください。健康を害した原因が仕事にある場合に結局困るのは自分で、誰も面倒は見てくれません。仕事が原因で体調崩しそうならさっさとその場から離れるべきで、30代半ばなら十分引き返せると思っています。なので決断は早い方が良いと思います。
脳梗塞で入院中、経営者から「仕事はサポートしているから心配せずゆっくり安んで。」と言われましたが、いざ出勤してみると何も手がつけられておらず苦労しました。この他にも納得できないことが多々あり、結局体調不良を理由に辞めました(そこから前段の就活に繋がります)。
因みになぜ賃貸ではなくて購入したか?ですか。それは猫さんですね。ペット不可だったり、敷金割増だったり、比較してみると中古戸建てのローン返済とそんなに変わらない。健康不安もあるし年取ってから住む場所がないのは困る。子供も一人しかいないから物件が要らなければ売っちゃえば良いし。築25年位にもかかわらず、安くてきれいな物件が見つかったので購入することに決めました。
特徴と言われましても・・・
よく自分(事務所)の特徴を出して営業活動、とは言われますがそんなに言う程特徴のある事務所なんてないし、嘘は書きたくないんです。
前の事務所のホームページも内容てんこ盛りで医療系にも特化、みたいな事書いてましたが顧問先で医療系なんて数件でしたよ。どこのホームページも「起業支援・医療系に特化・節税対策コンサル・相続も強い・税務調査も安心」ってキーワードばかりで、もはや特徴にもなってない。
YouTube見てても営業活動の一環だと思うのですが「食事代は全部経費でOK」みたいな過激なこと書いている人いますがこんなの嘘ですよ(実際見てみると色々言ってる)。会社たくさん作って利益分散もよ~く挙がってますが、どうしてそうなっているのか理由がないと難しいでしょう。まぁ、それぞれの税理士の考え方次第ですが「わたし」は正直どうかな?と思ってしまいます。
それと相続。個人的には経験が豊富な事務所にお願いするのが良いと思っています。「わたし」が在籍していた事務所も相続に力を入れ始めて、相続税を勉強していた「わたし」が担当することになりました(そんな状況なのにホームページには相続が得意なんて書いてある)。が、経営者との反りが合わなかったので早々に担当外されました。後任には年間の目標金額を達成できるように営業しろ!とはっぱかけてましたが、それって人の死を期待しているってこと?って考えちゃうんです。
相続税の申告をする、ということは亡くなった方の一生を精算するということと、残された人がそれをどう引き継いでいくかを決めることと思っているので作業していて嬉しいことではないですね。
税理士向けの講習では相続税はコスパが良い税目で事務所の利益に貢献する、みたいな話をしている講師がいますが、正直「わたし」はこういう方には相続をお願いしたくはないかな。残された人に「良い相続でした。」と言ってもらえるような、そんな申告にしたいです。
相続税の申告が終わった後にお礼状を頂いたことがあって、これは大事に保管してあります。相続の申告をするときにはこのお礼状を心の拠り所にしてます。でもできれば相続税申告はやりたくないですね。
あとがき
3,500文字を超えてきましたのそろそろ終わりです。
前職もそうですがサービス業や飲食業は突然の閉店等での減給・解雇があったり不安定で大変だと思います。ホテル業やタクシー業でコロナ禍後に人材不足って、そりゃあ都合よく首切りしておいて回復したからまた働いてって言われてもねぇ。コロナ禍中は面接していて会計事務所は安定していそうなので、っておっしゃる方結構いましたよ。個人的にはその理由だけでこの業界への転職は正直きついんですけどね。
営業の方もノルマがあったり大変だと思います。ブラックな職種や職場にいる方、頑張りすぎないでくださいね。「わたし」は血管のせいですが、もっと超残業している人とかいっぱいいるのにこれくらいで体調悪くなる?ってマイナスに考えた時期もありました。でもストレスや限界って人それぞれなんです。やばかったら逃げる、で良いじゃないですか。仕事で体悪くしても良いことなんて一つもありません。
読み返してみるとダラダラとつまらない内容ですね。反省です。40回も投稿していると同じこと書いているかと思います。ごめんなさい。
10月はまた作業が遅れている申告が控えているので購買癖が高まりそうで不安です。それでは、さよーならまたいつか!