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千葉県議会議員選挙候補者への公開質問状

23年4月9日投開票の千葉県議会議員選挙の予定候補の皆さんへ、公開質問状を実施しました。

ご回答いただいたのは(到着順に)浅野ふみ子さん、プリティ長嶋さん、守屋貴子さん、水野文也さんです。

なお田中幸太郎さんは「今回は返答を控えさせていただく」とのお返事でした。
鈴木衛さん、赤間正明さん、坂下茂樹さんは期日までにご回答がありませんでした。吉住威典さんはアンケート実施までに立候補表明が間に合いませんでした。

1.「非核平和千葉宣言」の内容に賛同されますか。

浅野:する
プリティ:する
守屋:する
水野:しない


2.日本政府は核兵器禁止条約に署名・批准しない態度をとっています。政府の態度をどう思われますか。

浅野:おかしい、参加すべき
プリティ:おかしい、参加すべき
守屋:おかしい、参加すべき
水野:もっともだ


3.「日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」は130万人の賛同を超えています。署名にご賛同いただけますか。

浅野:する
プリティ:しました
守屋:する
水野:しない


4.千葉県は、防衛装備品(武器)の見本市に幕張メッセを会場として貸与しました(3月に4回目を実施)。非核平和千葉宣言を踏まえ、その姿勢についてどう思われますか。

浅野:おかしい、貸すべきではない
プリティ:議論の論点が異なるのでノーコメント
守屋:おかしい、貸すべきではない
水野:どちらとも言えない


5.陸上自衛隊木更津駐屯地へのオスプレイ配備受け入れは木更津市の判断ですが、すでに市川市上空を飛行するなど、県民の命に関わる事項です。オスプレイ配備に関し、防衛省へ県として何を求めるべきだと考えますか。

浅野 木更津駐屯地への陸自オスプレイ配備を撤回させること。また、米軍オスプレイ定期整備拠点化撤回を強く要求すること。

プリティ 県民の命を守るためには必要となるケースも考えられる。

守屋 市民県民の命・生活を守るためには、その声に寄り添うことは大切である。千葉県においても、議論を集め、近隣自治体とも連携しながら、市民県民の理解を国に求めていく。

水野 これは危険性(飛行物体としての)で考えるか、平和的視点・防衛的視点で考えるかでオスプレイ配備についての思考は変わると思う。御質問にある「県民の命に関わる」という視点が、航空機としての安全性の問題と考えれば、安全性を強く訴えるべき問題であると思う。安全性が担保されなければ受け入れ困難とすべき。一方国防の観点からすれば、反対すべきものではない。私は、木更津市の渡辺市長とは旧知だが、市民に選ばれた渡辺氏の判断を尊重する。


6.平和問題で重視したい政策をお書きください。

浅野 ①幕張メッセなど県有施設で「武器見本市」など違憲の催しを開催させないこと。
②米原子力空母の横須賀母港撤回を求めること。
③日本が犯した過去の侵略戦争の歴史や被爆の実相を後世に伝える活動を奨励すること。
④県内の「戦争遺跡」の調査、資料化、保全を県として行うこと。
⑤習志野基地のパトリオットミサイル(PAC3)撤去と、同演習場での第一空挺団のパラシュート降下訓練の中止を国に求め、降下始めでの日米共同訓練に反対すること。
⑥下総基地や木更津基地など自衛隊機による騒音被害の解消の対策を講じること。
⑦日本周辺での有事を想定した国民保護訓練は、災害時の避難とは異質である。戦前の「国家総動員」を想起させるような訓練をやめること。
⑧法定受託事務である「自衛官募集」に関する県の業務は最小限に留めるとともに、小・中学生などの職場体験から自衛隊を除くこと。
⑨被爆者と被爆二世、三世の健康を守るために、県独自の支援策を拡充すること。

プリティ 矛と盾から「矛盾」が生じた。両方必要と思いますが、核兵器は禁止すべき。

守屋 人権や法の支配といった普遍的価値を重視し、SDGsの達成、気候変動、貧困、海洋汚染などの課題に取り組みつつマイノリティにかかわらない機会均等、文化・経済教育などの国際協力体制と交流を自治体レベルで積極的に取り組んでいく。

水野 侵略されるリスクを考え、核攻撃とまでいかないまでも、空襲のリスクは十分あると思われるため、防空施設(防空壕)を設定できる等、有事に対する条例が速やかに施行できる態勢を整える。


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