fhána Cipherツアー東京公演感想~新たな強かさ、変わらぬ頼もしさ~

新アルバム『Cipher』を引っ提げての今回のfhánaツアー初日は、僕にとっては2019年の舞浜公演以来、2年半ぶりの現地参戦でした。

楽しみであったのと同時に、「けど僕は思いっきり楽しめるだろうか……」という感覚があったのも正直なところです。

コロナ禍で現地参戦への心理的ハードルが上がってからというのも、僕の脳内では「行きたくはあるけど」「心配しながら現地行くくらいなら留守番でいい」「そもそもチケ代以上に交通費かかるからさあ(地方並感)」という思考回路も根を張っていました。その中でも行ったり、やっぱり見送ったりの2年半。
加えて、fhána出演ライブへの参戦は、ワンマン・フェスも含めて10回を越えており、その中で「これはfhána自身も越えられない完成度では??」「この会場でこのセトリ、もう再現不可能なミラクル」と思える公演も経験しているので、相対的な新鮮味が薄れて「こんなもんだよね」となるのが怖い……という感覚も抱えていました。

しかし、そうした不安が嘘のように。
素直に、純粋に、とても楽しいライブでした。
やっぱり、生でしか味わえないfhána体験が最高に好きなんだ、その実感がずっと続く3時間でした。

以降は中野サンプラザでの公演について、セトリと共に感想を記していきます。ネタバレNGな方はご注意ください!

開演前

まずは開演前BGMの話から。

佐藤さん作曲・林さん作詞、内田真礼さんの『聴こえる?』が流れた瞬間、間違いなく一部観客がザワついたんですよ。fhánaの開演前BGM、アニソンアーティストの曲はあまり流れない印象があったので、いきなり嬉しい展開でした。
席は1桁台の列、思いっきり上手側。ここまで和賀さんに近いのは久しぶりです。

そしてほぼ開演予定通りに、客電が落ち。

①Cipher.

イントロをアレンジしたループに乗せ、メンバーが登場。アルバムジャケットとも共通する、モノトーンの衣装と照明です。
踊るのに適したBPMでもあるこの曲ですが、今回は荘厳なムードでした。僕も含めて座っていた人が大半だった記憶。

久しく生音を聴いておらず、スピーカー近めの席だったこともあり、「ライブだとこんなにうるさいんだよな(褒めてる)」をひしひしと感じていました。音源の『Cipher.』で好きだったうねるベースラインは勿論、中~高音域の迫力が凄い。音源で味わった魅力を確かめつつ、音源で出来ていた印象が覆されていく、ライブならではの体験を久しぶりに堪能していました。

アルバム感想でも書いた通り、新バージョンでの最後の歌詞が大好きで。towanaさんのボーカルにシンクロするように、「fhána現場に還ってきたぞ……!」という気分が猛烈に高まっておりました。そして和賀さん×ケビンくんのアイコンタクトが激アツ。

②Hello, My World!!

「よっしゃキタ!!」です。ここで一気にみんな立った。
3rdアルバム以降の、序盤加速ナンバーといえばハロマイ。声でのコーレスは封じられたものの、クラップや縦キメの気持ちよさは健在、むしろ増幅されておりました。体が覚えていた、求めていた!
やはり加速力・爆発力が絶大なんですよ。バトル系アニソンの醍醐味をぎっしり盛りつつ、fhánaらしい急展開とtowanaさんのハイトーンが輝く、やはりライブで聴きたい・踊りたいナンバーです。

③nameless color

さらにギアを上げていきます。
有観客ライブが難しい時期に発表され、配信ライブでの披露も眩しかったのですが、「これ絶対に生で聴きたいんだよ」と思い続けておりました。やっぱりめちゃくちゃ楽しかった。この曲の歌詞は、『World Atlas』までのフレーズを受け継ぎつつ、さらにポジティブに振り切っていく熱いモノになっています。閉塞や絶望を吹き飛ばしていく力強さ、鮮やかな感情が広がる幸福感、fhánaライブのきらめきとも重なります。
そしてこの難曲を歌いこなしていたtowanaさんの貫禄。

④世界を変える夢を見て

ここから和賀さん曲コンボです。
気持ちよく踊らせてくれる爽やかチューン、切なさを滲ませつつも伸びやかなtowanaさんボーカルが沁みるな~と思っていたら。

間奏後半で和賀さんが大暴れしておりました。
原曲だとコーラスのバックに入っているギターパートを、思いっきり歪ませて轟かせて、長い足でストンプしまくって。席の僕も「やってますねえ和賀の兄貴!!」と笑いっぱなしでした、ライブで聴きたいのはこういうアレンジです。

⑤真っ白

2019年の舞浜公演で「めちゃくちゃライブで化ける曲」と発覚した王道バンド曲、今回も熱かったですね……バキバキの照明も相まって、存分に世界を染めてくれました。
僕の席からは反対側でしたが、貴重な佐藤さんギターも堪能できましたね……ところで、そろそろ『Critique & Curation』をまた披露してくださってもいいんですよ?(佐藤さん、メインボーカルは避けたそうですけど)(聴きたい人は多いはず)

⑥Unplugged

躍進めざましいMCケビンのデビュー曲でもあります。スローなテンポが心地いい……
『World Atlas』で掲げた「外の世界へ出よう」を引き継ぎ、「バーチャル空間を離れて生の体験をしよう」と歌う曲なのですが。発表後にはコロナ禍でますますIT化が推奨されるという、やや皮肉な立ち位置になってしまった節もあります。

……そんなことはいいんだ!
ツインボーカルをじっくり楽しめました、照明もいい雰囲気を出していましたね。

目の前の街と光景が今
どうしようもなく愛おしい!

このフレーズでのケビンくんの、観客席をぐるっと示すような振りがすごく好きでした。

⑦星をあつめて

短いMCでクリエイターが作品に託す想いについて語られ、そこからこの曲。
2019年の舞浜公演では、ピアノ伴奏で1番のみ……という特別バージョンで披露されました。リリースはコロナ禍直前、生演奏の機会がなかなかやってこなかった曲でもあります。

喪失を経たfhánaからの、あらゆるクリエイターへの敬意であり、fhána自身の決意の歌でもあります。その完成版を2年越しに聴けたの、「どんな世界でも音楽を届けるんだ」という宣言のようにも響いて、非常にグッと来ました。

⑧Logos


配信ライブでの朗読を経て、晴れてトラック化。今回も生朗読が聴けて良かったです。
正確には分からないのですが、音源通りに尺を合わせ朗読ではなかったような気がします。towanaさんは少し間を長く取って、マニピュレーターの沢田さんがオケの尺を調整したのかなと予想。

前の曲が終わったところでtowanaさんだけがステージに残って朗読、テキストの終盤になってメンバー再登場……というフォーメーションも好きでした。コロナ禍での孤独な心境と、また一緒に集まれる喜び、その対比が視覚的にも表れているようでした。

そして〈悲しくない話をしよう〉の言い方がやっぱり大好き。

⑨Pathos

fhánaにとって、そしてふぁなみりーにとっても「コロナ禍での音楽」の旗揚げのような曲です。fhánaの初期、打ち込み中心の制作スタイルのリバイバルでもあるので、『Cipher.』と同じく原点回帰を感じる曲でもあります。

『Logos』でも林さんが引用していた〈やけに濃くなる夕日〉を思わせるオレンジの照明がとても綺麗でした。そして演奏する姿を見ながら、「fhánaっぽい光景だなあ……」と繰り返し思っていました。伝われこの感じ。

⑩願い事

ライブだと迫力が強調されるな……と驚いておりました。towanaさんの詞と声にこもる想いが、音源とは別の方向からガンガン響いてきました。

しかし歌詞が本当に良いなと、生で聴いて改めて感動。上述の記事で詳しく書いているので読んでね。

⑪where you are

今回、一番心が動かされた曲の一つです。
以下、上述のナカゲノ記事のセルフ引用。

「ここで一緒に居たい」と思えるような大切な人が離れるときに、
「居たいと思える場所に居られますように」と祈る、あるいは
「居場所を疑っていないだろうか」と愁う、そんな歌に思えました。

触れ合える場所で出会ったあなたが。
手の届かない遠くにいるとき、泣いていないだろうか、空は色づいて見えるだろうか、雨に打たれていないだろうか。
見えない心の色を知りたい、痛いならば寄り添いたい。

悲しいことが多かった2019年、その悲しみと向き合うようにtowanaさんが紡いだ歌詞なのですが。
あのとき以上に、人との距離を、触れ合えない寂しさを、感じ続けてきた2年半でした。towanaさんは特にその孤独に敏感であっただろうことも、折に触れて僕らは感じてきました。
fhánaらしからぬエモーショナルで切実なボーカル、今回は殊更に胸に響きました。

⑫GIVE ME LOVE (fhána Rainy Flow ver.)


バラードが続いてからのアッパーゾーン。
こちらもライブで化けた曲ですね、ツインMCがとても楽しかったです。以前RHYMESTERのライブで感じたような、脚韻に合わせて体が動くようなグルーブが最高。towanaさんは元からフロウ巧みでしたし、ケビンくんもライブでのキレがグングン上がっていたように思います。
しかしこういうの聴いちゃうと、やっぱり声出したくなりますよね……

⑬愛のシュプリーム!


最近のfhánaにとっては最大のヒットソング。最後まで取っておくかと思ったらここで決行です。

この曲を今出せたことがfhánaの真価だ……とリリース時も思っていたのですが、今回も楽しさとパワフルさに溢れていました。
生では初めて聴くのにノリ方が自然に分かる、全然上手くはないけど一緒に踊る、素直な喜びを存分に感じさせてくれる時間でした。特に後半はライブを意識した歌詞も多いので、生で聴けたことで初めて曲の真髄に触れられた感もあります。
隣のケビンくんがキレッキレすぎて歌いながら笑ってしまうtowanaさん、何度観ても大好きです。

⑭Air

今年の『Love Supreme! Tour』で久しぶりに感じた生ライブの空気、それを膨らませて作られたという曲。次のライブで聴けたの、フィードバックが早くて良いですね。

この曲はMVもとても好きです。fhána流の「格好いいステージ」の集大成と思えますし、その印象をライブでも見せてくれたのが最高でした。
そしてクラップですよ! この曲に関してはガチめに「ライブで観客のクラップが加わって完成」を推していきたいです、愛にあふれた音色だったはず……

⑮Relief


今回最大の「よっしゃキタ!!」です。
やっぱりね、fhánaライブといえば『Relief』なんですよ、fhánaライブの味が一番濃いのは『Relief』。これまでの楽しかった記憶が、さらに猛然と戻ってきました。
歌パートが終わり、サウンドプロデューサー3名が暴れ出すアウトロ延長戦、激しすぎて笑ってしまうこの快感、これですよこれ……

そして、fhánaがライブで受け取った愛情を歌う『Air』の後に、fhánaのライブの魅力が濃縮された『Relief』が来るという順番も激アツでした。曲調が合っていただけかもしれませんが、オタクは勝手に文脈を見出すので……

⑯Choir Caravan with fhánamily

以前の配信ライブでこの音源が流れたとき、towanaさんが画面の向こう側へとマイクを向けていたのに凄い感動したんですよ。やっと生で向き合えて、感慨も一入でした。もちろん、僕の声も入れてもらっています。

⑰Ethos

時代の激動に向き合いながら音楽を届けるんだ、というfhánaの姿勢が凝縮された曲です。
コロナ禍以降、選択の正しさを巡る軸が増えたと僕は感じます。
ライブ一つ取っても、「行きたい」「けどいま遠出して、対策しつつとはいえ人混みに行って良い?」「一人はともかく親も同居しているし」「けどライブ産業こそ厳しそうだし、応援も兼ねて行くのも」……みたいな脳内会議が繰り広げられる。

そうした迷いや戸惑いを率直に描きつつ、それでも人と人との間に生まれる温もりを信じる……という歌詞も。そのエネルギーを感じさせるメロディーも大好きです。聴きながら、直面してきた色んな悩みを思い出し、それでも「今日ここで聴けて本当に良かった」に収束しました。

⑱僕を見つけて


fhánaで一番に思い入れのある曲、かもしれません。

人生で避けられない「大切に想った相手との別れ」にfhánaがフォーカスしてくれたことに、何度も支えられてきました。きっとこの先も何度も、この曲を支えに悲しみから立ち直ろうとするのでしょう。
ずっとずっと遠い未来であってほしい、けどいつかは来てしまうfhánaとの別れのことを考えたりもしながら、towanaさんの歌声に聴き入っていました。

急展開のアウトロ。直立不動で歌うtowanaさんと、激しく揺れながらギターを轟かせる和賀さん……というギャップが印象的でした。

⑲Zero

4thアルバムの要とも言える、しかし厳しい現実を思い出させもするこの曲をどこに置くのか……というのは、今回のセトリでの重要な争点だったのではと思います。
本編を楽しく終わるなら、『Zero』はラスト手前に持ってきて『愛のシュプリーム!』で〆る……という流れになったかもしれません。
しかし今回のfhánaはアルバム通りに、『Zero』を本編ラストに配置しました。この不安で不穏な現代社会を映すかのような、格好いいだけではない曲です。
あえて本編では大団円を放棄した選択、とてもfhánaらしい真面目さだな……と思いました。そして曲の最後の瞬間、towanaさんのブレスがホールいっぱいに響いた後、時間が止まったかのような静寂が空間を支配していました。
数秒間、誰もが拍手を躊躇った、あるいは静寂を一緒に創った。

fhánaライブ(特にワンマン)で好きなところの一つに、静寂が創られるべき瞬間を観客が理解している点があります。この『Zero』ラストで、またそれを実感しました。

EN① Outside of Melancholy~憂鬱の向こう側~


MCに続いての歌い出し。浮かんだ言葉は「ただいま」で「おかえり」でした。
やっぱりfhánaといえば、fhánaライブといえばOoMなんですよ……聴くほどに好きになっていくメロディーに聴き入り、サビで存分に跳ぶ。後で筋肉痛になると知って跳ぶ。「ここが憂鬱の向こう側なんだ」と叫ぶような高揚、もう実家のような安心感です。

EN② 青空のラプソディ

リリース以降のfhánaライブで、必ずといえるほど披露されているド定番曲。
毎回「やるんだろう」とは思っているのです、なんなら「やらないパターンも経験してみたい」と思いもするのです、けどあのイントロが聞こえた瞬間「やったーー!!!」となるのです。

衝撃のMV解禁から5年以上。たくさんのふぁなみりーと聴いて踊った思い出の詰まった曲です。何度目でも楽しくて、幸せでいっぱい。

ここでグッズ紹介があって、漫画マフラータオルの紹介から「踊れない佐藤さんVS踊れる三人」に別れて、それがRPG感ある~という話になったのですが。

ボスSATO、踊り子ジョブの特殊コマンド「ダンスバトル」で倒せそう。

こちらはハロマイの頃の妄言。ファナイナルファンタジーを待ちながら。

EN③ World Atlas

〆がこの曲だと分かった瞬間、完璧なエンディングを確信しました。
3rdアルバムで打ち立てた「新しい地図で旅に出よう、みんなで合流しよう」という理想に、思いもよらないハードルが突きつけられた現在です。あの頃の理想とは逆側へと突き進んでいく世情です。
だからこそ、アンコールの最後に『World Atlas』です。それでも、あの頃に信じたモノを追い続けるんだ、旅を続けるんだと歌うのです。合流した皆で旗を振るのです。

本編ラストの『Zero』が真摯であるからこそ、アンコール最後の『World Atlas』が頼もしく響く。ライブにおける本編/アンコールという構造を活かしたストーリー性、最高のセットリストでした。

これで、心おきなく、次の合流を信じて家路につける……と思っていたの、ですが!

Extra EN 星屑のインターリュード

僕にとってはfhánaライブ初の「やっぱりもう一曲やろう」発動でした、笑っちゃった……会場の都合とギリギリの相談だったのかな、嬉しいおかわりでした。

最高にライブ映えする曲なのは勿論。「いつか終わってしまうから」「今を精一杯に分かち合おう」という感情の籠った曲でもあると思います。それがライブの終わりに来るのも泣ける……
(このオタク、何が〆になっても感動してない?)(実際fhánaはフィナーレ映えする曲が多いので)

アンコール込みで22曲、盛りだくさんの一夜でした。メンバーはじめ関係者の皆さん、本当にありがとうございました。

終わりに~色あせないfhánaの頼もしさ、そしてtowanaソロが切り拓く新境地~

アルバムと合わせて、fhánaの強かさ・頼もしさを随所に感じたライブでした。
ライブ観覧にも規制が多くなり、現実での心配事が増え、前みたいに楽しめないのではと心配もしていました。確かに、気をつけるべきことは増えたかもしれない。やっぱり声は出したい、マスクも外したい、仲良しだったら隣のオタクと肩組んだりしたい。

とはいえ、「かつての楽しさが失われた」とは全然思いませんでした。この時代なりに、全力で真摯に音楽を届けようとするfhánaの姿勢に、強く心を掴まれていました。
そして、やっぱり、たくさんのふぁなみりーと一緒に楽しめるこの場所が好きです。配信ライブには配信ライブの良さや利点があったけど、やっぱり、集まって生で聴けるこの場所が大事です。

2019年以降の世情を反映させた曲たちの力を、生で聴いてさらに鮮明に感じることができました。
そして。何度も聴いてきた曲たちの力を再確認できる場でもありました。確かに定番で、聴いた回数は増えてきた。けどやっぱり何度目でも楽しいし、そう感じる人が多いからこそ定番として育っただろう……と納得できるのです。

とはいえマイナー曲もやってほしいですからね!!
1回しか聴いてないけど最高だった『Antivirus』『Critique & Curation』も、まだ聴けてない『cymballs will ring』『innocent field』も、アルバム『ソナタとインターリュード』収録曲も!! 諦めてない!!

そして今回、towanaさんのソロデビューも発表されました。
公式で大きく告知されるのはタイアップ発表のタイミングかな、早ければ夏アニメの頃でしょうか。

fhánaボーカルとしてのtowanaさんが大好きだ、という前提で。
ソロアーティストとしてのtowanaさんには、とても大きな期待を抱いています。それこそ以前から、towanaさんはソロ活動も充実していてほしいと思っていたもので。
グループを離れたソロだからこそ挑戦できる表現、共演できるクリエイター、注目してくれるリスナー……新たなtowana像との出会いが、たくさん待っているはずです。そこでの多くの出会いは、きっとfhánaの充実にもつながると思うのです。

fhánaの旅路が、眩しく長く続くためにも。ときにはそれぞれが離れて活躍し、技を磨きファンを連れてくる機会が重要だと、僕は考えています。それが実現しそうで、とてもワクワクしています。

これからのfhánaも、僕らのふぁなみりーとしての体験も、まだまだどんどん、色鮮やかな実りでいっぱいになる。
〈何度でも闇に火を灯す〉という誓いを、真摯に果たしてくれる。

そう思えた一夜でした。
今年のfhánaも、めちゃくちゃ楽しみです。

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