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その他(童話アレンジ小説)

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童話をアレンジして書いた小説(短編)をまとめています。
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「イメージしてスイスイ読めました」【ご感想】

こんにちは、未来ストーリー作家・Webライターの蒼樹唯恭です。 短編小説『かぐや姫の憂うつ』にご感想をいただいたので、ご紹介します! 『かぐや姫の憂うつ』をまだ読んでいない方は、この週末に覗いてみてください^^ ↓ 私は私で生きていこう。 +‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+ ご感想はLINE公式または、画面下部の「クリエイターへのお問い合わせ」からお待ちしております。

かぐや姫の憂うつ(短編小説)

1:地球へピピッ、ピ…ピピ…ピ…ッ…ブーブーブー。 ジ、ジジ、ジジジッ…ジジッ…ジジ…。 『▶‘$))~!』 『=|%&””・>>』 目の前の画面に次々と記号が表示される。 『%・>*+」「α』 通信時間は限られている。本部への報告は簡潔、かつ的確にしなければならない。 「目的地に到着。地球、海に囲まれた島国。固有植物である『タケ(竹)』が密集する地域。現在、タケの中で待機中」 「この後『ニンゲン(人間)』と接触し、任務に移る。任務遂行後、月に帰還。任務の期間(予定)は○○」

玉手箱の秘密(本文)

シーン1:浜辺むかしむかし、あるところに浦島太郎という若者がいました。 太郎は女性が大好き。毎日、浜辺をぶらぶら歩いては海女さん達にちょっかいを出していました。 ある日、太郎がいつものように浜辺を歩いていると、カメをいじめている子どもたちに出会いました。 太郎「こらこら、そんなことをするのは止めなさい」 太郎は子どもたちとカメの仲裁に入りました。 子どもA「あ、太郎の兄ちゃん。また浜辺でナンパしてたんでしょ」 子どもB「女の人にいいところ見せたいだけでしょ」 太